スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

来年度は登校日数が1日多い?
1月2日付のAamulehti紙によると、今年度は短かったタンペレ市の小中学校の秋休みも来年度はまる1週間となるらしい。まる1週間の秋休みというのは生徒や親の希望でもある。というのは前にも書いたが(⇒10月18日の記事)、こちらの旅行や休暇は基本的に1週間単位だからだ。

秋休みが長くなるとその分の登校日数をどう確保するかが問題だが、最も簡単な解決策は新学期の始まりを8月10日の金曜日とすることだ。この方式は他のいくつかの自治体で今年度も行われたのだが、やはり8月の10日からもう新学期というと、ちょっと早いような気がして抵抗がある。

他には土曜授業日を設けるという方法もあるが、その場合は給食の提供に余分なコストがかかることや、地域によっては通学の交通の便の問題があって簡単には決められない。しかし通常の授業日ではなく、行事にあてることも考えられているようである。

こんなふうに1日の登校日の確保で右往左往するのには面白い理由がある。市教育委員会では11月に来年度の授業日数を今年度と同様188日と決定していたのだが、実はもう1日登校日を増やさなくてはならないことが最近明らかになったというのだ。基礎教育法では、小中学校の登校日は190日から平日または土曜日にあたる独立記念日(12月6日)、顕現日(1月6日)、昇天日(移動祝日、復活祭の40日後の木曜日)を減算することとしている。ところが2008年の昇天日はメーデーで元々祝日である5月1日と重なってしまうため、減算できずに189日の登校日を確保しなくてはならないというわけだ。

なぜ法律はこれら3つの祝日だけ特に登校日数の計算に入れるのか、最初から188日とか189日とか決めておけばいいんじゃないかとも思うが、ともかくこの法律にしたがって登校日数は決められるらしく、1日をどう確保するかで関係者は腐心しているようだ。

一方、6月初めから8月半ばまでという夏休みの期間を見直し、6月後半から8月末までにずらそうという議論も根強くあるが、まだ決着はつきそうにはない。特にこの移動には教師の反対が強いらしい。たしかにフィンランドの6月といったら、授業なんてやめて外に飛び出したくなる最高の季節だから無理もないかもしれない。わが家の場合は、日本の夏休みのさなかに新学期が始まってしまうのはやはり少し不便ではある。といっても6月初めから夏休みになるおかげで日本で長く体験入学ができるという利点もあるので、なかなか難しい。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

今晩は。学校の登校日数の問題は日本でもあります。「ゆとり教育」が推進され、週休2日になった今、授業日数が足りないようです。
これは、学ぶ量が変わらないにもかかわらず、学校に通う日数が減少するということは現場の教師にとって非常に大変なことです。
子どもに教えたくても時間がないため教えられないと思います。また、四季折々のイベントなどもあるため、授業がつぶれることもしばしばあります。このような状態では、履修漏れがあっても仕方ないのではとも思ってしまいます。

私の妹が通う高校も、3学期制度から前期・後期制度に変わりました。それは、始業式や終業式の回数を減らすことにより授業時間の確保をするためのようです。このようにして、授業時間を確保しなければならない状態になってきているのでしょう。

また、夏休みに補修があるそうです。去年の夏休みは、結局2週間あまりしか休みがなかったそうです。夏休みのほとんどが補修という形で授業を行っていたようです。

通常の時間だけでは、足りないというのが現状。

一日も早く、子どもにとって勉強の行いやすい時間を確保して欲しいものです。
しかし、何を行うにしてもメリットとデメリットがあるものですね。少しでもメリットが多い仕方はないものでしょうか。
【2007/01/16 18:01】 URL | un #- [ 編集]


日本でも2学期制が進んでいるんですか。授業時間が確保できないのは大変ですね。フィンランドのように始業式や終業式をなくしてしまうといいかも…(終業式に近いものはありますが)。
でもやはり日本は授業時間が多いと思います。
【2007/01/16 23:32】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]


こんにちは。
フィンランドの小学校では始業式や終業式がないのですね。
日本は授業時間が多いのか~!でも、学力が昔より落ちているのはなぜだろう・・・。やっぱり、学校の生活だけではなく家や地域から学び得るものが減ってきたことも原因なんでしょうか・・・。
【2007/01/21 08:38】 URL | un #- [ 編集]


日本は、週休2日になって以前よりは授業時間が減ったのではないでしょうか。実際に学力がどうなのか分からないし、内容が違うので比較は難しいかとも思いますが、足りないようなら授業をしてほしいですよね。
【2007/01/21 16:18】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]


週休2日になったので減ったと思うでしょう!実際、削られている部分もあるようですが、国際化となった今、英語教育やPCについてなど他面の学習を推進しつつしようとしているため、結局は増えていると思います。
それよりなにより、年配の先生方にとっては大ピンチでしょうね…。今は、昔とだいぶん違う教育になってきていますから。しかも、教師に求められることは非常に多いですからね。
【2007/01/25 16:40】 URL | un #- [ 編集]


そうですか、増えているんですか!日本の先生は大変ですよねぇ…なにしろ長時間労働ですしね。
【2007/01/25 23:42】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://koulu.blog76.fc2.com/tb.php/56-0eefa524
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連
PISA 達成度 数学力 国語力
外国語教育
小学校英語 英語一辺倒 瑞語 選択肢 干渉
教科書見比べ
理科 数学 歴史
授業時間・日数
時間割 登校日数 1日多い
学級定員
長官提言 給与増の影響 動向 10年生 統計
校内問題
いじめ 暴力 護身術 警備員
進学問題
評価格差 選考基準 出願 合格点 進路問題
日本との違い
教育費 国旗国歌 採点 人種 解答欄 クラス移動

下のカテゴリー分類もどうぞ↓



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。