スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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高校入学の選考基準が変わる
こちらフィンランド南部ではクリスマス前にまた気温が上がり、珍しく雪のないクリスマスになってしまった。

さて、24日付のAamulehti紙によると、2007年度に中学校を終了する学年から、高校の進学基準が変わるらしい。

フィンランドでは高校の入学試験はない。12月6日の記事にも書いたが、高校入学の合否は中学での成績によって決まる。

生徒は5つの高校へ進学希望を提出することができ、1998年に制定された現在の進学基準では、その高校への進学希望者が定員より多かった場合は、「知識科目」の成績の平均点によって決定され、同点の場合はくじ引きで決められるということになっているそうだ。

今回初めて知ったのだが、学科は知識科目(lukuaine, tietoaine)と芸術科目(taitoaine)に分けられていて、高校進学の基準には芸術科目は入っていなかったのだ。

知識科目とは母語(多くの場合フィンランド語)、文学(文献)、第二母国語(多くの場合スウェーデン語)、外国語、宗教あるいは道徳、歴史、社会科学、数学、物理、化学、生物、健康科学、地理であり、芸術科目には体育、手芸、家庭科、音楽、美術が含まれる。

これらの科目名や分類は、元のフィンランド語を私が訳したものなので、やや不自然な言い方もあるかもしれないがお許しいただきたい。

ともかく、変更点としては知識学科の成績の平均点が同点の生徒がボーダーラインで並んだ場合、芸術科目を含めた全学科の平均点で決められるようになるということだ。

ただし、音楽系・体育系等の特別な高校では、採点基準もある程度高校独自のものが認められているそうだ。

フィンランドは競争や順列がないように言われることもあるが、実際には進学希望生徒の成績から自動的に高校の順位ができてしまい、毎年新聞に各高校への最低合格成績も発表されるのだそうだ。ただ、こういった競争が激しいのは大都市部で、近くに他の高校がない田舎の地域では、ひとつの高校に幅広い成績の生徒が混在するという状況になっている。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

以前にも高校進学のお話しを聞きましたが、本当に特色がでてますよね。田舎の地域は一つの高校に幅広い成績の生徒が混在するということですが、あまりにも差があると勉強を教える方も教わる方も大変でしょうね。

そういえば、Sommoroさんの息子さんは中学3年生でしたっけ?一応、受験生ですかね。
【2006/12/30 07:11】 URL | un #- [ 編集]


学力に差がある場合はどうしているんでしょうね、私もよく分かりません。高校の授業は基本的に単位制らしいのですが。
息子は今、現地の小学校6年生です。中学には受験や選考なしで行けるのでまだ緊張感はありませんが、3年後は大変かもしれません。

【2006/12/30 12:09】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]


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