スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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進学説明会
息子の中学校で,父母向けの進学説明会があったので行ってきた。

3つの中学校合同の会で,講堂での説明会に先立ち進学先となるいくつかの学校が教室でそれぞれ展示や説明を行っていた。学校ごとにパンフレットもあるのでもらってきた。

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説明会が行われる階段講堂には100人かそこらの父母が集まっていた。そういえば中学校の入学説明会もここで行われたのであった(→中学校入学準備)。月日の経つのは早いものだ。

校長先生,学習指導担当の先生による進学に関する全体的な説明,進学先の各学校の先生による個別の学校の説明と,内容はとても濃い。

フィンランドでは中学校卒業後の進路は,大きく普通高校(lukio)と専門学校(ammattikoulu)に分かれる。普通高校は高校卒業資格(ylioppilaskirjoitus)を取得し大学進学を目指すためで,約55%が進学する。卒業まで2年半~4年かかる。専門学校は各分野の基礎資格(perustutkinto)を取得して卒業後すぐ就職する生徒が主で約45%が進学する。多くは3年。近年は専門学校志向が次第に高くなっており,それも2つの資格を取ったり高校卒業資格も合わせて取るといった生徒が増えているが,その場合4年くらいはかかるようだ。

共同出願といって普通高校,専門学校を合わせて第5希望まで記入することができるが,記入される希望校は平均3校と意外に少ない。最近はネットでの出願がほとんどだそうだ。合否は中学校の成績を中心としたポイントで決められる。普通高校の場合は教科成績でほとんど決まるが,専門学校の場合はさまざまな評価基準によってポイントが加算される。第一希望ならポイントが加算されるとか,モチベーションや適性により評価される部分が大きい。

個々の生徒の得意な面を見つけて伸ばそうとする教育方針は今までもフィンランドの教育のいいところだと思っていたが,専門学校への進学や教育については,そういう考え方をより強く感じた。

ところで今まで何度も,フィンランドの高校進学では入学試験はないと書いてきたが,これは正しくないことが判った。多くの場合は試験なしだが進学先によっては試験が行われる。特に芸術系,体育系では実技の試験があったり,専門学校の場合は該当分野の学力の他,適性試験が行われることもあるそうだ。しかし全員とも限らず,試験があるかどうかは出願してみるまで判らないことも多いらしい。

また普通高校の場合,入学が決まる前に履修計画を提出することになるらしい。5学期制で,クラスはなく各自が自分の計画に基づいて教科を選ぶ。各学期末に行われる試験に合格すればその教科の単位がもらえる。日本でいえば大学の方式に近いようだ。

共同出願は3月。その後こういった手続きがあり,結果が判明するのは6月半ば。合格であればそれから1週間以内に入学手続きをするのだそうだ。

それまであと半年。無事に進学先が決まればいいが…。


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