スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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人種に対する考え方
フィンランドの教科書や子供向けの絵本を見ると気づくのが、挿絵や写真で出てくる人物が多様な人種だということだ。本来のフィンランド人は多くが金髪碧眼長身の典型的な白人で、古くからフィンランド社会に根付いているロマ人(ジプシー)という小数民族もいるけれども、他人種の人口はヨーロッパの中部の国に比べると非常に少ない。移民も増加しているとはいえ少ないので、田舎で外国人を見る機会はそう多くないのだが、子供向けの本にはその比率にそぐわないほどの多様な人種が出てくる。

これは子供たちが他人種になじみやすくするための配慮か、もしかしたら何か公的な決まりでもあるのかもしれない。

それが奏功したのかどうか分からないが、フィンランドは人種差別がほとんどないように感じる。もちろん皆無というわけではないが、人種が違うことや外国人だからということで不快な目に遭うことはまずない。少なくとも、人種差別は人道に反することだという考えはよく根付いていると思う。

200611textbook.jpg
英語の教科書の表紙

息子の英語の教科書ももちろん多様な人種の登場人物がいて、さらにその名前がそれぞれの言語に基づいている。ちょっと見ただけでも Abdul Khair, Boyd Ansems, Rochelle Vivinenne Plet, Yan-YanChoi, Svetlana Borisova Militsyna など、どう発音したらよいのか分からない名前も多いし、英語的に読むのが正しいのか原語に基づいた発音にすべきかも判らない。英語的な名前はわずかしかなく、フィンランド人の登場人物も見つからない。

国際的に使われる言語としての英語という見方なのかもしれないが、実際問題として音読するときに困る。名前の発音など気にしなくていいのかもしれないが、それにしても読みにくいではないか。日本の英語の教科書は日本人の登場人物以外には英語名だけ、それも辞書に出ているような一般的な名前ばかりだったと思うが、今は日本も違うのだろうか。



テーマ:子供の教育 - ジャンル:学校・教育

この記事に対するコメント

日本の英語の教科書は、日本人の名前と英和辞典に載っている外国人の名前ばかりですよ。おそらくSommoroさんの息子さんの持っている教科書の方が様々な人種の方が載せられていると思います。

私は先日、小学校の英語の授業を見させてもらいました。私が、参観させてもらった学年は1年生でした。How are you?といったあいさつの仕方を歌に合わせて指導されていました。また、色(レッド、イエロー、ブラウン、ブラック、パープル・・・etc)を英語で言う授業もされていました。子どもたちは楽しみながらゲーム感覚で授業に取り組んでいました。また、その先生も外国人で面白い方だったため1年生はとても親しみやすかったのだと思います。

でも、英語教育が導入する背景にはいったい何があるんでしょうかね?小学生の時に勉強することは必要なんでしょうか。もし、将来の受験のためであれば必要ではないと思います。時期がきたら一斉に今までみたいに中学生から勉強することが良いと思います。
小学校で習う英語教育に何を期待しているのかが明確にならなければ、教育者も指導に困ると思います。また、小学校によって指導が異なれば中学校の指導にも影響するでしょう。中学校での英語教育のスタート地点が一緒でないため、教える側も教わる側も勉強のしにくさを感じるのでは・・・?
子どものことをもっと考えて欲しいですね。一番困るのは現場にいる人たちだと思います。
個人的に、英語教育導入化については、非常に興味があるため熱く語ってしまいました(笑)!
【2006/11/26 16:20】 URL | un #- [ 編集]


日本でも小学校から英語を習う学校が多くなってるんですね!英語は小学校から始めるのがいいかどうかは私にはちょっと判断できません。地域により必要性が違うかもしれないし、生徒自身の向き不向きもあるでしょうし…。

スタート地点が違うというのは、子供向けの英会話が一般化している状況では
もうすでに起こっていると思うんです。習得度の違う生徒たちが一緒に学ぶのは難しいですよね。フィンランドでも、そういう状況がありますけど、日本のように緻密に段階を踏むのでない、習得度の違う生徒にも対応できる英語の授業に、ある程度はなっていると思います。この点についてはいずれまた記事で書きたいと思います。
【2006/11/26 17:24】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]

カルチャーショックです
教科書の表紙に、いろいろな国の子どもの顔が出てくるというのは、日本でずっと暮らしている者からすると、ちょっとした驚きです。
現在、副教材となっている「心のノート」には、国際協調が大事ですよ、という項目があって、そこだけは外国人の顔も出てくるのですが、それよりも表紙に自然にいろんな人々があらわれる方が自然ですよね。
この自然さが、日本に無くて、北欧にあるものなのかな、と思いました。
【2006/12/31 12:52】 URL | つくい #gGiHTux6 [ 編集]


日本で英語というと、アメリカ・イギリスの文化も一緒に学ぶみたいなところがあって、あまり多文化的ではなかったような気がします。今もそうかどうかは知りませんけれども。自然に、どんな人種にも抵抗がないように育てられるといいですよね。
【2006/12/31 17:47】 URL | Sommoro #p1QXke2c [ 編集]


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