スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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大学生の就職意識
深まる不況でリストラのニュースが多いが,この就職難にもかかわらず,フィンランドの大学生は自分の進路についてはかなり自信があり楽観的なようだ。

これは25日付のAamulehti紙に載っていた,ドイツの Trendence Instituteが22か国の750大学196000人について行った就職意識に関する調査についての記事なのだが,たとえば自分の今後のキャリアについて心配していない学生は,技術系52.1%,商科系52.6%であり,ヨーロッパ平均 39.5%および32.6%と比べてかなり高い。

就職先を見つけるまでの期間の見込みでは,昨年度の調査での技術系4.1か月から今年は3.5か月,商科系3.9か月から3.1か月とむしろ短い期間で見つかると考えている。ヨーロッパの平均はどちらも4.2か月。

就職先が見つかるまでに応募するであろう件数,あるいは今まで応募した数は,技術系で昨年の17件 から16.5件,商科系24件から18件とこれも減っている。ヨーロッパの平均18.5件と24件と比べてもやはり少ない。

1週間に何時間労働するつもりがあるかという問いに対しては,技術系41.9時間,商科系41.4時間であり, ヨーロッパ平均43.6および44.7時間より少ない。ちなみにフィンランドの一般的な労働時間は37.5時間で残業はほとんどないのだが,週4時間くらいは残業してもいいと思っているということか。

初年度年収の見込みとしては,技術系32477ユーロ(431万円) ,商科系29293ユーロ(389万円) だがヨーロッパ平均では26129(347万円)23967(318万円)と比べてかなり高い。日本の相場からしても高めではないかと思うが,フィンランドの場合大学(yliopisto, korkeakoulu)は基本学位が修士で卒業年齢が高い(25~29才の世代で大学生はOECDの平均13.8%に対しフィンランドでは25.6%)ことや,同じ職種だと給料がほとんど上がっていかないこと,交通費が支給されないこと,なにより所得税が大違いということなどがあって簡単には比較できないとは思う。

人気の就職先としては,技術系では携帯電話メーカーのNokiaがダントツで25.3%,スイスの電力重電工業ABB13.3%,これらは以前からだが,今回はGoogleが急進で10.0%だそうだ。商科系では小売系列の Sグループ19.8%,Nordea銀行16.5%,Nokia16.3%と3位までフィンランドの国内企業になっている。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

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