スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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大量移民の必要性
いくつかの新聞に出ていたが,ペレルヴォ経済研究所(PTT)の発表によれば,フィンランドは現在の年金水準を保つためには毎年1万人の移民を受け入れていく必要があるという。

フィンランドでは近い将来,労働力が不足することが懸念されていて,そのために移住をしやすくする方策が検討されていることは以前も書いたが(→08年11月26日),具体的に1万人と言われると相当な数だと思う。

何しろこの国の人口は530万人しかなく,定住外国人の割合はこのところ増加したとはいえ日本と同程度の2%ほどである。年間1万人の移民が10年間続いたら,外国人が2倍に増えることになる。20年なら3倍だ。

それに労働力をあてにして移民を受け入れるとなると若い人たちが対象だから,その子供の教育も問題になる。フィンランドは外国人といえども母語教育がかなり尊重され,移住者子女の母語教育,フィンランド語教育が手厚い。また落ちこぼれを出さないという方針から支援教育や特別教育で予算や教員の不足が問題になっている自治体もあるのに,移住者人口が何倍かになったらどうなるのだろうか。

労働力不足とはいってもこの不況下,失業率は急上昇している。その中で外国からの移住者で労働力をまかなうのはおかしいのではという声もある。失業者が新しい職能を得られる教育も多くなっているが,それでも不足ということか。

まあフィンランドはヨーロッパの中ではまだまだ外国人や移民の少ない国だから,増える方向性は避けられないものかもしれないけれど。

そうならないなら年金の支給金額抑制か支払額上昇か。どちらにしても難しい時代に入っていきそうな感じだ。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

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