スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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技術科での工作
息子が,選択科目の電気系技術科で作った集音器というか盗聴機というかを持ち帰ってきた。

お椀のようなもので集めた音を増幅して聞くもので,これにイヤホンをつけて使う。

200902sahko.jpg

この前はインターホンだったか,まあいろいろな物を作る。

しかし,部品やマイク,電源,スイッチ,音声出力などの接続はするが,なぜそれで働くのかという回路の原理を理解して組み立てているわけではない。これでは電気製品の組立作業になってしまって電気回路の勉強になっていないと思う。

電気・電子工作といったら,もう少し基本的なコイル,コンデンサ,抵抗などの原理や働きを理解しかつ手も動かして体験するのがいいと思うのだが。

機能は単純でも,昔でいうところのゲルマニウムラジオ,つまりダイオード1本とコイル,バリコンで作るAMラジオだったらいろんなことが学べるのに。自分が子供のころ,電源もなくてラジオが聞こえるということに驚愕したものだった。

まあこの国の放送はFMばかりでAM放送がほとんどないので,AMラジオは実用にならないのだけれど。またいろんな電子機器に慣れきった今どきの子供は,単純すぎる電子機器では見向きもしないのかもしれない。


テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

この記事に対するコメント
こんにちは
Sommoroさん,わざわざ御祝いのコメント,ありがとうございました。
今更,若返ろうとか,年老いるのが嫌だとか,
そんな気持ちもなく,フィンランドの「50年の御祝い」をうかがい
なんか,とても嬉しい気持ちになりました。

こちらのログ,Sommoroさんのおっしゃるのと同じ考えです。
組み立て工なら,プラモでも同じですもの。
設計図通りに接続組み立てをしていくのであれば,
縫製作業の大変さを知り,そちらを一生懸命した方が良いかも知れません。
フィンランドだからこそ,単純なラジオ作成をするのかなと思ってました。
私も理科の端くれとして,クラブでは石のラジオを作って回路の学びと
電波キャッチのふしぎを体感させました。
。。あ,でもそちらは,FM放送ばかりなのですね,感度のよい。

エントリ違いのコメントになりますが
「クラスをかわる」というのは,現在の日本の公立校では
多分認められていないと思います。
子どもや保護者の意志を十分に受け止めきれない現状です。

もう一つ,
マイナス14℃の日常の厳しさは想像もつかず,
風景ばかりを嘆美しちゃいますが,
フィンランドのフォトは絵画のようですね。
こちらは,インフルエンザが横行しますが,
きっとウイルスも増殖できない気温でしょうか。
でも,感冒等お気をつけください。
ではまた。
【2009/02/22 04:25】 URL | とし #IY7bLZJE [ 編集]

としさん
こんにちは。クラブで鉱石ラジオですか,いいですね。うちの息子も参加させたい(笑)。
まあ,フィンランドでも先生や学校によってはそういった基本の回路の勉強も
しているのかもしれません。

クラス移動は,やはり日本では簡単にはできないのですね。もっとも,日本では
少しでもよいクラスへという考えが強いでしょうから,生徒や保護者の要望をすべて
聞いていたら大変かもしれませんね。

マイナス十何度でも,実際のところ日常生活はあまり厳しくありません。雪が解けかける
0℃前後に比べると快適で,ことしの冬は適度に寒いので過ごしやすいです。
でもインフルエンザは流行っていますので,気をつけなくてはと思います。
としさんもどうぞお気をつけて。
【2009/02/22 11:13】 URL | Sommoro #- [ 編集]

技術の授業について
はじめまして.こんにちは.

私は今,教員という職場を離れ,大学院で勉強しています.
世界各国の技術教育の取り組みを調べようとしているのですが,フィンランドについての情報になかなか巡り合えず,やっとSommoroさんのHPにたどり着くことができました.
 インターホンに集音機ですか.似たようなものをやたら作りすぎな気もします.まぁ,
選択であれば日本も同じようなものです.日本には技術科の正規の免許を持っている
教師がすべての学校にいるわけではないので,動作原理までしっかりとはやっていないでしょう.
 
 日本産業技術教育学会の資料によると,フィンランドの技術教育は「技術社会を生きていくために学習し,技術的な体験を通して,職業を選択するヒントを得る.体験的,創造的,核心的に秩序だてて,安全に作業を行い,特に維持可能な生活スタイルを学ぶ.数学的・科学的な思考と密接に関係している」ということだそうです.実際はどうですか?

お忙しいとは思いますが,差し支えなければ,1年生から9年生までの技術科のカリキュラム(週時数,何を制作したか)を教えていただけたらと思います.よろしくお願いします.
【2009/04/22 10:12】 URL | 技術教師 #QJm/eL3k [ 編集]

技術教師さん
こんにちは。

>日本産業技術教育学会の資料によると,フィンランドの技術教育は
(略)

そういうことが決まっているのですか,知りませんでした。


>実際はどうですか?

私が授業を受けたわけではなく息子から話を聞いているだけなので実際のところはよく判りません。当てはまっているかもしれませんが,日本の技術の授業はどうかと思うとやはり方針としてはだいたい当てはまるような気がするくらいで,つまりこういう方針に基づいていると言われればそうなんだろうなあと思う程度です。

9年間のカリキュラムは手元にありませんし息子から逐一聞いているわけでもないのでお見せできませんが,時間数は http://koulu.blog76.fc2.com/blog-entry-342.html あたりからさかのぼって各学期の時間割を見ていただければ数えられるかと思います。なお薄緑色の欄で「技術(電気)」と書いてあるのは選択科目なので全員が受けるわけではありません。
【2009/04/22 19:25】 URL | Sommoro #- [ 編集]

早速の回答ありがとうございます.
すぐにお返事いただきありがとうございます.
とても参考になりました.
選択で技術を取らないと,学ばないままの子もいるということですね.なるほど.

いろいろ作っていますが,教材費もタダならうらやましいです.
日本ですと,インターホン4000円,集音機2000円ぐらいかかってしまうので,
そんなにお金をかけられません.高校も技術があると聞いていますので,
またお子さんが何か作ってきたらおしえてください.

【2009/04/24 04:23】 URL | 技術教師 #- [ 編集]

技術教師さん
技術は7年生(中学1年)まで必修でしたが,8年生から選択になりました。選択の技術にはたしか電気,木工,金属機械,情報などがあり,その複数を選ぶことはできませんがどれも選ばないのは可能で,そうすると8年生以降は技術を履修しないことになります。

教材費は結構かかるのですね。毎回何千円か払うとしたら大変です。今週はスピーカーを作っていると言っていました。

【2009/04/24 18:17】 URL | Sommoro #- [ 編集]

情報の読み取りって難しいですね.
またまたありがとうございます.
8年生からは選択ということなのですか.


下のリンクにあるパンフレットを見ると,1ページめのフィンランド教育は
誰もが技術教育を学んでいるように見えてしまいますね.選択だとは一切わかりませんでした.

4ページめの上のほうにはカリキュラムが載っています.
http://www.soc.nii.ac.jp/jste/Site/qi_fa_huo_dong_files/sheet2.pdf

教育目的などをお子さんに見せても面白いかもしれませんね.
ではまた.
【2009/04/27 08:48】 URL | 技術教師 #- [ 編集]

技術教師さん
パンフレットの比較グラフは,日本の技術の履修学年が少ないことを妙に強調しているように見えますね。

日本で小学校高学年になる前に「技術」という科目はなくても,図工の工作の部分に技術といってもいい内容は含まれているのではないかと思います。

こちらの小学校でも,4年か5年くらいまでは,「技術」という科目はなくて käsityö,日本語にすれば「手工業」とか「手作業」という,家庭科や工作の要素もあるような科目だったと思います。それを「技術」と数えて日本の図工を数えないのはやや恣意的な感があります。

【2009/04/27 22:07】 URL | Sommoro #- [ 編集]


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