スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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また乱射事件
フィンランド西部のカウハヨキという町の専門学校で、22才の男子生徒が銃を乱射し犯人を含む11名が死亡、というニュースを聞いた。

まだ詳しいことはよく判らないが、去年も南部の高校で似たような乱射事件があったばかりである(→昨年11月9日)。事前に犯行を匂わせる動画をYouTubeに投稿していた点もそっくりだ。警察は投稿者から事情聴取するなどしていたにもかかわらず、誰かを脅しているわけではないとして銃を持たせたままにしてしまった。あと少しで事件を未然に防げたところだったのに残念としかいいようがない。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

昨日、フィンランドの乱射事件のニュースが流れ驚きました。銃の保有率が高いフィンランドですがこんな事件は起きて欲しくなかったですね。自然豊かな国のイメージを持ち続けて欲しいです。
【2008/09/24 11:05】 URL | europe-trip #wXD4ws9. [ 編集]

europe-tripさん
はい、本当にショッキングな出来事でした。周りではそんなことは起こりそうに見えないのですが、1年たらずで2回目が起こってしまったということだと、このままにしておくわけにもいかないと考えてしまいますね。
【2008/09/24 22:27】 URL | Sommoro #- [ 編集]

フィンランドの生徒達の心のストレス
柴田です。「スオミの森」さん(お名前を存じ上げないので)が「ショッキングなことは日本ほど頻繁ではない」と回答してくださったように、日本ではこの数日の間に、福岡で障害を持つ母親が自分の息子(小学生)を殺す事件、千葉で5歳の少女が殺されて裸で捨てられていた事件などが起きています。日本ではマスコミや評論家が「騒ぎすぎる」感じではありますが、フィンランドでは「騒がな過ぎる」と思っています。私が「スオミの森...」などを読んで感じているのは、フィンランドの生徒達の方が、日本よりストレスが高い、という点です。それが喫煙、泥酔、無断外泊、抑鬱材の使用、さらに極端になれば銃乱射です。スオミの森さんがイベントの「お知らせ」について書いていたように、フィンランド人のコミュニケーション力の不足が、子どもたちが相談相手を得られず、ストレスが蓄積してゆく有力な一因ではないでしょうか?
【2008/09/25 12:19】 URL | 柴田勝征(sibata katsuyuki) #- [ 編集]

柴田勝征さん
名前ですか、プロフィールのところにあるようにSommoroとでも呼んでいただければ。

福岡や千葉の事件もショッキングでしたが、皮肉なことに「日本ほど頻繁にはない気がします」と書いた直後にまさにショッキングな事件が起きてしまいました。こちらのマスコミもやはり騒いでいます。

ストレスについてですが、私にはこちらの子供の方がよほどストレスがなくのびのび生活しているように思えます。子供だけでなく大人も。特に日本では疲労がたまっている人が多いように見受けられます。統計的な材料は持ち合わせていませんが。

「お知らせ」の件とは

http://koulu.blog76.fc2.com/blog-entry-82.html

でしょうか。コミュニケーション力の不足と言われればそうかもしれませんが、あの事例は情報発信者が受信者の立場に立った丁寧な情報発信をしていないということだと思います。日本では情報を発信する際、受信者が読んで必ず解り困ることがないように充分に配慮することが常識だし、発信者はそれを心がけると思いますが、こちらでは解らないことがあるなら聞き返せばいいじゃないか、間違いがあったらそのとき直せばいいじゃないかというのが基本姿勢なのです。そのため結果的に情報の一方的送付でなく、問い合わせるなどのコミュニケーションを余儀なくしている面があると思います。

実際のところ、コミュニケーション力や自己表現力といったものは、個人差は大きいにしてもフィンランド人の方が勝っていると感じることがよくあります。ですからコミュニケーション力不足、またそれによるストレスの蓄積という点については、そういう人もいるでしょうが日本に比べて特に多いとは考えにくいです。
【2008/09/25 21:15】 URL | Sommoro #- [ 編集]


柴田です。Sommoroさん、丁寧に回答して頂き、ありがとうございました。私は20年ほど前にヘルシンキで国際会議があったときに当時住んでいたジュネーブから列車で往復し、ヘルシンキ大学の学生寮で一週間を過ごしたのが唯一のフィンランド体験なので、あとは紙の上とディスプレイの上の知識だけなので、現地に長く住んでおられる方の「生活感」に基づくご教示はたいへん参考になります。で、私が現在住んでいる福岡や実家のある東京では、少なくとも私の周辺では大人も子供も全然疲れているという感じはしませんが、何かショッキングな事件が起きると、「まさか、こんな事が起きるとは思いもよらなかった」と言うことが多いようです。子供を巡るショッキングな事件でも、加害者の子供はおとなしくて親も教師も「よい子」だと思っていた、しかし、実は子供が発していたサインに誰も気づいていなかった、ということがしばしばあります。フィンランドにも、こういう「よい子」が多いのではないでしょうか?
【2008/09/26 04:35】 URL | 柴田勝征(sibata katsuyuki) #- [ 編集]

柴田さん
20年前というと私が最初にフィンランドを訪れたのと同じ頃ですね。

> 少なくとも私の周辺では大人も子供も全然疲れているという感じはしませんが

それは意外でした。日本に一時帰国すると疲れているように見える人が多いので…。ネットで見聞きする範囲でも遅くまで仕事とか、休暇が取りにくいという話をよく聞き、疲れるのも無理はないと思っていました。子供も、授業時間が長く夜まで塾に行っているなど大変そうに思えたのですが。

> フィンランドにも、こういう「よい子」が多いのではないでしょうか?

むしろ傍若無人な子供が多いように思えますね。こちらでは、子供でも大人でもですが全般に日本ほど他人からどう見られるかを気にしません。また何か不本意なことがあっても個人的に行状を責めたてるということをあまりしません。なので子供も「よい子」に見られようとする必要があまりないのだと思います。

何か事件を起こしたときに、「そんな人には思えなかった」というのはどちらの国でもあることでしょうね。
【2008/09/26 22:39】 URL | Sommoro #- [ 編集]


Sommoroさん、回答、ありがとうございました。

>むしろ傍若無人な子供が多いように思えますね。

うーん、なるほど。言われてみれば、「スオミの森の陰から」を読んでいると、そういう感じもわかるような気がします。しかし、それではなぜ、

「こちらの子供の方がよほどストレスがなくのびのび生活しているように思え」る子どもたちが「月に1度以上泥酔することがある」のは中学生18%、高校生24%。「毎日喫煙する」のは中学生14%、高校生24%となっていて、親のコントロールが効いていない様子がうかがえる」とか「「週末を過ごす場所を両親が知らないことがある」については中学生38%、高校生34%がそうだと答えている」ことになってしまうのでしょうか? これも「傍若無人」のあらわれでしょうか? それから、確か昨年11月の銃乱射事件の折りのSommoroさんのコメントの中に、抑鬱剤の使用者数が何年前と比較していたか忘れましたが、10倍になっている、特に青少年での伸びが著しい、乱射事件の背景には(専門家は否定しているが)抑鬱剤の使用が関係あるのではないかと取りざたされている、というのがありました。「抑鬱剤の使用者数の増加」は「傍若無人」では解釈できません。また、数年前のAFP電で、フィンランドは国を挙げた取り組みで自殺率世界一の汚名を返上したが、10代ではまだ依然としてワーストワンだ、という記事がありました。現在では少し改善されたかもしれませんが、「自殺」も「傍若無人」では片づけられないでしょう。さらに、私が非常に気になったのは、Sommoroさんのお子さんの中学校の英語の教科書に、離婚したママに新しいボーイフレンドができて、その彼とペットの犬の相性が悪いので、彼の方に出ていって欲しい、という教材がありましたが、日本だったら、自分の親が離婚していて同じような境遇にある生徒がそんな教材を学校で学習させられたら、どんなにか激しく心を傷つけられることだろうか、と胸が痛みました。それ以前に、そんな教科書が日本で作られたら、全国からその出版社に抗議メールが殺到して「ウェブ炎上」が必ず起きると思います。フィンランドは離婚率が50パーセントくらいだそうですから、教材に似た家庭の子供たちも多いと思うのですが、フィンランドの子どもたちは心が痛まないサイボーグのような子どもたちばかりなのでしょうか? 「ああ、ぼくの家と同じで面白いなあ、は、は、は」と(心の中で)感じているのでしょうか? それとも、表情に出さないだけで表面だけは無表情(日本ならあり得る)を装っているだけなのでしょうか? それにしても、そういう配慮もしないフィンランドの教科書制作者の大人達の感受性はいったいどうなっているのでしょうか? 私にはまったく想像の範囲を超えています。私の神経が過敏すぎるのでしょうか?
【2008/09/27 08:30】 URL | 柴田勝征(sibata katsuyuki) #- [ 編集]

柴田さん
そのような統計や調査は、多くの人の実感とずれているからこそ記事になるのではないでしょうか。日本でも、統計や調査でこんな驚く結果が出たという記事がときどきあるのでは。

また私のブログはフィンランドの全体像が正確に反映されるように書いているわけではなく、たまたま目に付いた記事を取り上げているだけなのです。どのくらいこのブログに書いたか判りませんが、フィンランドの子供や教育についてポジティブな記事、生活実感を裏打ちする統計結果なども当然あります。柴田さんが参照された記事にも「自分が健全に生活していると考える生徒は42%」という内容が含まれています。日本で「自分は健全に生活している」と答える生徒はこれよりそんなに多いでしょうか。

> 離婚したママに新しいボーイフレンドができて、その彼とペットの犬の相性が悪いので、彼の方に出ていって欲しい、という教材がありましたが、

「出ていって欲しい」ではなく「もしどちらかが出て行くなら彼だろう」という話で、笑いどころとして書かれていると思います。

離婚率50%ですから両親のそろった家庭ばかりを教科書で描いていたら不自然です。また離婚した親に交際相手がいるのはこちらではごく自然なことと受け止められていて実際にそういう家庭が多いです。つまりあたりまえにある状況を描いたのであってネガティブな話ではないのですから、避ける必要もなかったのだと思います。
【2008/09/27 22:48】 URL | Sommoro #- [ 編集]


Sommoroさん、柴田です。
 毎回の私の質問にたいして丁寧に回答して頂き、本当にありがとうございます。私は子供の頃から、自分が良く理解できないことがあると、納得できるまで何度も何度も質問するので、嫌がられたり無視されたりすることがありましたが、Sommoroさんは、私の質問を無視しないで詳しく回答してくださったので、本当に感謝しています。なお、私は「スオミの森の陰から」は全ての記事を読んでおり、決してフィンランドの否定的な記事が書いてある部分だけを拾い読みしているわけではないことを、言わずもがなとは思いますが、強調させて頂きます。納得できるところや「いいなあ」と思うところは、質問する必要がないので投稿していなかっただけですので、ご理解下さい。どうもありがとうございました。
【2008/09/29 04:25】 URL | 柴田勝征(sibata katsuyuki) #- [ 編集]

柴田さん
いくらかでも疑問を晴らすお役に立ったのでしたら幸いです。
全ての記事を読んでいただいたそうで、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
【2008/09/29 22:14】 URL | Sommoro #- [ 編集]


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