スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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課題の添削から
息子は日本の教科である国語、数学、理科、社会の海外子女向け通信教育を受けている。この通信教育では日常の課題を終わらせた後、毎月それぞれの教科で問題に解答して提出し、添削してもらうことになっている。

9月分の解答の添削が先日返送されてきた。

いつも丁寧で詳しい添削には感謝しているが、特に今回の国語は印象深かった。

課題は米倉斉加年著の『大人になれなかった弟たちに…』という作品が対象なのだが、これは戦争中に弟を栄養失調で亡くしてしまう著者の話で、弟の遺体を用意されていた棺に入れるときに成長に気づいた母が初めて涙を流すというシーンがある。

このときの母の心情に○×をつける問題があり、設問の中に「ミルクも満足にやれなかったのに成長していたことを知った喜び」と「精一杯ここまで育てられたことに対する満足感」というものがあった。

子を栄養失調で失った母の心情に対して「喜び」と「満足感」であるから、設問を見ただけで×と、まあ大人には判るのだが息子は○をつけていた。私は提出時にそれに気づいてはいたが、どう指導されるのだろうとちょっと興味もあった。

で、添削された回答では、その問題のでの説明に加えて、「先生から」というコメント欄に10行にわたって切々と母親の心情についての説明がされていた。さらに表紙の通信欄の書き込みで、この先生は戦争体験はないけれど子を持つ母で、特にこの心情を解って欲しいと考えているようであった。息子の解答がショックだったかもしれない。すみません、先生。

それを見た息子自身はというと、書いてある内容は理解したようだがそれほどの心情の理解に至ったかどうか。


テーマ:日本語教育/異文化コミュニケーション - ジャンル:学校・教育

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