スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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大学入試合格状況
25日付のHelsingin Sanomat紙に、各大学の出願・合格者状況が出ていた。大学への出願は夏の初めに行い8月1日までに合格者が確定するので、まだ正確な数値ではないがほぼそれに近いと考えられる。

それによると、出願者・合格者とも前年よりわずかに減っている。出願者合計は約69000人、合格者は22500人で、平均約3倍の競争率ということになる。

最も人数が多いのはヘルシンキ大学で合格者は5千人近い。倍率が高いのはやはり芸術系で、美術大学は7%、演劇大学は4%しか合格していない。これらの大学は生徒数も少ないのだ。音楽で有名なシベリウスアカデミーは22%でヘルシンキ大学と同じくらいである。

一方23日付のAamulehti紙には、高等教育修了後に、専門でない分野に就職せざるをえない人材の問題が載っていた。これによると、10人にひとりの経営学士は経営学を生かせない分野に就職しているとのことだ。これは若年の失業率16.7%と高い(全世代の失業率は6.8%)ことが作用している。芸術分野でも副業をしながら仕事を探す若者が多いという。

しかし日本では大学で勉強した分野と別の職種に就職するのはまったく珍しいことではないので、これがニュースになるのかとむしろ驚くくらいである。フィンランドは全体に職業の専門意識が強く、自分の分野でない仕事は同じ職場内でもしようとしなかったり、違う職種しかないので失業の道を選ぶという傾向が強い。これは失業しても福祉が行き届いているせいもあると思う。

記事では、分野によって卒業者数が多すぎるということも指摘されていた。いずれにせよ若年層の失業率が高く、卒業したけれど職がないという状況の若者が多くなるのは心配だ。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント
どこも若年層の失業率高いのは問題ですね
日本など一部を除く国では9月が新学期なので、今が一番大切な季節ですね。今の社会は、少数精鋭で仕事を進めるシステムになりすぎと同時に、新人をゆっくり育てる時間もなくなり、若い人たちには厳しすぎる社会になりすぎましたね。もう少しゆとりの持てる社会になって欲しいですね。
【2008/07/28 15:15】 URL | europe-trip #wXD4ws9. [ 編集]

europe-tripさん
そうですね、即戦力が求められる傾向が強くなり、日本もフィンランドもですが
正社員の雇用を控えてアウトソーシングや派遣などで労働力をまかなうように
なってきているようです。若年層の希望がそがれないといいのですが…。

【2008/07/28 22:07】 URL | Sommoro #- [ 編集]


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