スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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古典と歴史と
日本の国語は今、「古典に親しむ」という単元で、いろは歌から始まり『竹取物語』に入っている。古文とその現代語訳や解説を勉強する。

  今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を
  取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきのみや
  つことなむいひける。
  その竹の中に、もと光るたけなむ一筋ありける。…
  (光村・中1国語より)

おなじみの冒頭だが、現代文でさえ同学年の日本語を自由に読みこなせるわけではない息子に、これはなかなかきついと思う。幸い通信教育の教材として朗読CDがあって、読み方のお手本にはなるのだが。

運悪く、というべきか日本の社会はいま鎌倉時代だし、現地校の期限授業(「期限授業」については⇒9月13日の記事)は歴史でエジプト時代だ。フィンランドの教科と日本の教科で、互いに役立たないことずくめなのだ。数学や理科、英語はもちろん、社会であっても地図の読み方などは共通性もあるし、以前日本の教科で学んだことがフィンランドの教科で役に立つこともあればその逆もあるのだが、竹取物語、世界史のエジプト、日本史の鎌倉時代となると、当面はそういう要素がまるでない。覚えることばかり多くて気の毒になる。

といって放棄するわけにもいかないから、まあ、長期的に素養として役に立つだろうという希望を持つしかない。本人はそれほど気にしていないようだが。

ところで竹取物語では、かぐや姫が何人もの求婚者にそれぞれ難題を出す。

「これってカレワラと同じだよね」と言ってみる。カレワラというのはフィンランドの民族叙事詩で、フィンランドでは避けて通れないものであるが、長大で難解である。フィンランド語の時間に、部分的に習ってきているが今後も出てくる。

息子はあっさり「カレワラでは難題を出すのは母親じゃん」。

そして「偶然の一致でしょ」とすげない。手元に小泉保著『カレワラ神話と日本神話』というすごく面白そうな本があるのだが、難しくて最初しか読んでない。これを読んでいたら課題婚のことをもう少し深く話せたかもしれなかったのだが。


テーマ:日本語教育/異文化コミュニケーション - ジャンル:学校・教育

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