スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中高校生の生活調査
社会・保健調査開発センター(STAKES)が昨年、いくつかの自治体で中学校8~9学年および普通高校1~2年の生徒を対象に行った、生活状況アンケート調査の結果が発表された。

詳しい調査方法と結果は http://info.stakes.fi/kouluterveyskysely/FI/tulokset/taulukot2007/index.htm にあるが、内容が細かすぎるので12日付の Aamulehti紙 に出ていた、タンペレ市とその周辺での統計結果の分析記事をざっと見てみる。

まず「自分が健全に生活している」と考える生徒は42%で、これは意外と多いと生徒たち自身も受け止めているようだ。自分が健康でないと答えたのは16%にとどまっている。

しかし「週末を過ごす場所を両親が知らないことがある」については中学生38%、高校生34%がそうだと答えているそうで、これはかなり心配の種であるようだが、フィンランド人家庭の親の目ってそんなに弱いものだっただろうか。

他にも「月に1度以上泥酔することがある」のは中学生18%、高校生24%。「毎日喫煙する」のは中学生14%、高校生24%となっていて、親のコントロールが効いていない様子がうかがえるのだ。

生徒自身の健康状態の把握としては、女子の4人に1人、男子は10人に1人は2つ以上の身体的不調があり、そのうち最も多いのは毎日の疲労ということだ。

「週に1度以上いじめに遭う」と答えたのは中学生9%、高校生1%。「いじめられたことがある」生徒の割合がずっと高かったことからすると、継続的ないじめはそれほどないということなのだろうか。しかしいじめは2000年代毎年増加しているという。いじめの原因については調査が行われているところで、2月に結果が明らかになるそうだ。


この記事に対するコメント
興味深いフィンランドの本当の姿
初めてお便りします。「スオミの森の陰から」はたいへん興味深い記事が多く、連載中のブログをほとんど全部読ませて頂きました。今回の「生活実態調査」は本当にオドロキでした。その他の日付のものも、「いじめ」「教師への暴力」「抗うつ剤の使用の激増」などなど、非常にショッキングな記事であるとともに、「さもありなん」という気もします。日本では現在マスコミなどで一種の「フィンランド礼賛」が横行していますが、これは、かつてマスコミや評論家が北朝鮮を「地上の楽園」とか「千里馬の国」と礼賛していた頃を思い出させます。日本の教育だって、礼賛する人もいれば「世界最低」みたいに批判する人もいます。いろいろな評価が存在して当然なのに、現在の日本ではフィンランドだけはなぜか礼賛ばかりがオンパレードで異常です。「スオミの森の陰」をもっと多くの人に読んで欲しいと思っています。
【2008/09/20 11:15】 URL | 柴田勝征(sibata katsuyuki) #- [ 編集]

柴田勝征さん
こんにちは。日本ではそんなにフィンランド礼賛ばかりなのでしょうか。フィンランドに限らずどの国でも、良いところもあれば悪いところもあるでしょうね。

フィンランドでショッキングな記事も長い期間をみればいくつかありますが、日本のショッキングなニュースほど頻繁にはない気がします。

【2008/09/20 18:58】 URL | Sommoro #- [ 編集]


早速のご回答、ありがとうございました。私はフィンランドについて批判的に書いているサイトを探して、数日間、毎日数時間かけて検索をしてみましたが、日本国内サイトでは「礼賛」ばかりで、少しでも問題点があるようなことを書いているサイトはついに見つかりませんでした。それで「異常さ」に気が付いたわけです。フィンランドにも問題点がある、という記事があったのは、基本的に「スオミの森...」が唯一と言って良いでしょう。他には、日本・アメリカの大学を経て現在フィンランドの大学で学んでいる日本人学生が、フィンランドの大学生に対するある調査結果を引用して、何らかのストレスを感じている学生が75%にものぼる、と書いていた記事と、「フィンランド、自殺率世界一の汚名を脱却」というAFP電の記事に「しかし、10代の自殺率では依然として世界ワーストワン」というのを見つけたのがすべてです。
【2008/09/21 16:11】 URL | 柴田勝征 #- [ 編集]

柴田勝征さん
そうなんですか。唯一ということならこのブログも存在価値が少しはあったようで、よかったです。

日本ではそれほど持ち上げられているらしいフィンランドの教育ですが、他の国ではフィンランドの問題点も含めて報道しているのでしょうかね。
【2008/09/22 18:42】 URL | Sommoro #- [ 編集]


柴田です。いつも早々のレスをしていただき、ありがとうございます。「このブログも存在価値が少しはあったようで」どころか、非常に希少価値があります。「他の国ではフィンランドの問題点も含めて報道しているのでしょうか」という点については、私はよく知りませんが、フィンランドが各国で高く評価されている理由は2点で、(1)PISA(国際学力比較調査)で3回連続トップだった。(2)OECD国別経済競争力比較調査でトップだった、ということです。2点ともOECD(経済協力開発機構)によるもので、私個人はこれらの比較判定基準に大きな疑問を持っています。先日の「スオミの森...」の記事に「世界の国別の暮らしやすさ」でフィンランドがトップだったけれど、「都市別」の順位ではヘルシンキが東京より1つ下、というのがありましたが、これなども、いったいどういう基準で順位を付けているのか、ちょっと理解に苦しむところです。
【2008/09/23 04:53】 URL | 柴田勝征 #- [ 編集]

柴田勝征さん
「暮らしやすさ」などは特に判定基準の設定で結果は全く変わるでしょうし、実際には住む人の判定基準は千差万別で決めることなどできないでしょうね。学力にしても国際比較というのは難しいでしょうし恣意的になりやすいと思います。単にそういう判定基準の上の結果だと考えればいいのではないでしょうか。
【2008/09/23 22:34】 URL | Sommoro #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://koulu.blog76.fc2.com/tb.php/201-43b593b3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連
PISA 達成度 数学力 国語力
外国語教育
小学校英語 英語一辺倒 瑞語 選択肢 干渉
教科書見比べ
理科 数学 歴史
授業時間・日数
時間割 登校日数 1日多い
学級定員
長官提言 給与増の影響 動向 10年生 統計
校内問題
いじめ 暴力 護身術 警備員
進学問題
評価格差 選考基準 出願 合格点 進路問題
日本との違い
教育費 国旗国歌 採点 人種 解答欄 クラス移動

下のカテゴリー分類もどうぞ↓



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。