スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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意外と保守的─フィンランドの中学生の価値観
Aamulehti紙の10月4日の記事より。フィンランド青少年財団(Suomen lasten ja nuorten säätiö)の調査によると、フィンランドの中学生にとって重要なのは「信用」「正直さ」と、意外なほど保守的な価値観であり、善悪の区別ができていて、社会全体にとってもほっとする結果だったとしている。

私も、今どきの中学生は世の中に対してもっとシニカルな考え方なのかと思っていたのだが…。


調査によれば、中学生にとって友人として重要なのは信用できて正直なことであり、女子では特にその傾向が高く、自分もそうなろうとしている。また男子は行動力があり面白いことが重要だという。

評価が高いのは面白い人だが、好きなのは真面目な人。楽しむのは大事だが馬鹿騒ぎをしない範囲でと考えている。

他に意外だったこととして、フィンランドの若者にはあまりプレッシャーがなく、親が過剰に期待していると感じてはいないということが挙げられている。

また回答には生徒たちが学校になじんでいることも表れている。

自分の得意なことの男女差として、男子はスポーツ、女子は社会的な能力を挙げている。男女とも絵を描くが文芸は女子だけであり、男子は自転車や原付の修理、自分にパソコンの技能があると言う割合が女子よりも高い。

しかし女子はいい子でいるように期待されるのにはうんざりしているという。

調査はフィンランド各地の12の中学校で行われ、ネットで質問に答えたり他の答えにコメントする形で1011人の中学生が参加した。

ここでちょっと疑問なのだが、ネットでの参加だとサンプリングとして偏らないのだろうか。もちろん中学生全体の傾向をある程度は反映しているだろうけれども、ネットで発言しやすい生徒の傾向がより強く出るのではという懸念がある。しかし調査については財団のサイトを見てもこの調査のことがないようなので、サンプリングについてはよく判らない。

ちなみに、ここで書いた「正直さ」というのは記事では rehellisyys という単語なのだが、日本語に置き換えるのがちょっと難しい。Rehellisyysはフィンランド人の美徳のひとつなのだが、「正直」「誠実」に加え「率直」という意味もあり、例えば自分の反応が相手にとってあまり喜ばしくなくても遠慮せずに言うという意味も含んでいる。

テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

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