スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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自治体による教科書代の違い
小中学校で教科書や教材に使われる予算に、自治体によって大きな差があるという記事が、18日付のAamulehti紙に載っていた。

春に行われた調査では、生徒1人あたりの予算は最も多いカウスティネンで255ユーロ(約40000円)、最も少ないトゥルクで68ユーロ(約11000円)だったそうだ。

Aamulehti紙がタンペレ周辺で行った調査では、教科書代が最も多い自治体で98ユーロ、最も少ない自治体で小学校20ユーロ、中学校24ユーロという差があったという。

フィンランドの義務教育の教科書は原則として貸与なので、同じ教科書が繰り返し使われれば1人あたりの教科書代は結果として安くなる。8月27日にもクラスが違うだけで教科書の古さが大違いというケースを書いたが、教科書の選択や授業でどのくらい教科書や他の教材を使うかは担当教師によっても違うので、一概に教科書代が少ないことが悪いとはいえないかもしれない。

記事の中で、最も教科書代が少なかった自治体の担当者のインタビューがあったが、それを読んでも予算不足で教科書代が捻出できないというわけではなく、必要な支出の結果としてその金額になっているようだ。

しかし、実態としてはいまだにソ連やマルカ(ユーロ統合前のフィンランドの通貨)の表記のままの教科書が使われていたり、1人1冊の使いきりのワークブックを用意できない場合もあり、子供の学習意欲をそぐことが懸念されている。

このような差が起こる理由として、どの程度の教科書・教材費が適正なのかが示せないということがあるようだ。フィンランドでは教科書はもとより教材や教え方も教師が決める場合が多く、これは良い面もあるが意外な問題に結びついているようだ。

金額はともかく、子供のためには内容や練習に問題のない教科書やワークブックを使ってもらいたいものだと思う。


テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

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