スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小学校での外国語教育
伊吹文科相は小学校の英語必修化について、「必須化する必要は全くない。まず美しい日本語が書けないのに、外国の言葉をやってもダメ」という見解を示したという。

しかし早い時期からいくつもの外国語を習わせるフィンランドはPISA(国際的な学習到達度調査)の読解力でトップレベルなのだが…。

私自身は小学校で英語を必修にした方がいいのかどうか、正直いって判断がつかないが、1週間ほど前の Aamulehti紙 に「外国語の学習は他教科の習得力も向上させる」という記事が出ていた。
フィンランドの3都市での、母語でない言語である英語、フランス語、スウェーデン語(フィンランド語を母語とする児童)、フィンランド語(スウェーデン語を母語とする児童)で教育する学校に通っている児童の、他の科目についての習得度を調査した結果、母語で教育を受けている児童と遜色なく、数学はむしろ習得しやすいという結果が出たのだそうだ。

外国語を習うことで違った視点からものを見たり、問題解決の能力が高まるためだと考えられている。「他言語で教育する学校に行かせると母語の習得が阻害されるという古い考えを覆している」のだそうだ。

フィンランドの学校では、小学校3年ごろから第一外国語(大多数は英語)を習い、5年ごろから選択でもうひとつの外国語の履修が可能であり、遅くとも中学校でもうひとつの公用語であるスウェーデン語を習う。中学~高校でさらに他の外国語を履修することもできる。

フィンランド人の外国語習得に対する関心も概して高い。子供にもよく外国語を習わせているし大人向けのコースも多い。実際に外国語を話せる人の割合も高く、だいたい英語で用が足りるので、何年も住んでいるのにフィンランド語が話せない外国人も多い。

フィンランドの置かれている地理的、文化的状況から、このように外国語を習う機会が多いのは無理もないと思う。そして語学に関心のある家庭は全般的に教育熱心なことが多い。だから、他言語を学ぶ生徒が他の科目も習得しやすいのはそういう環境という要素が強いのではないか。─というのが妻の意見だが、私もそう思う。外国語学習と他教科との相関があるにしても、因果関係があるのかまで調査をしたのかどうかは、記事からは判らなかった。

テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://koulu.blog76.fc2.com/tb.php/12-3a857f68
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連
PISA 達成度 数学力 国語力
外国語教育
小学校英語 英語一辺倒 瑞語 選択肢 干渉
教科書見比べ
理科 数学 歴史
授業時間・日数
時間割 登校日数 1日多い
学級定員
長官提言 給与増の影響 動向 10年生 統計
校内問題
いじめ 暴力 護身術 警備員
進学問題
評価格差 選考基準 出願 合格点 進路問題
日本との違い
教育費 国旗国歌 採点 人種 解答欄 クラス移動

下のカテゴリー分類もどうぞ↓



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。