スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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休み時間の規定
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このところ寒い話題ばかりで恐縮だが,19日付のAamulehti紙に,学校での屋外活動に関する話が出ていた。

屋外活動とは主に体育の時間と休み時間である。フィンランドでは「休み時間」といったら校舎から外に出る時間のことだからだ。

なぜ外かというと新鮮な空気を吸うためだそうで,これはかなり重視されており,教室には鍵がかけられて居残ることはできなかったりする。しかし気温が -15℃以下のときは免除されると聞いていたのだが,記事によればこの温度は学校によるのであって教育省が決めているのではないそうだ。

例として出ているのだが,ラップランドのイヴァロ(北緯69°,1月の平均気温 -15℃)の小学校では体育は -15℃以下,休み時間は -25℃以下で屋外免除になる。ユヴァスキュラ(北緯62°,1月の平均気温 -10℃)の学校では -18℃,カンガスアラ(北緯61.5°,1月の平均気温 -8℃)の学校では -15℃で免除となり,ヘルシンキ(北緯60.5°,1月の平均気温 -6℃)の学校でははっきりした温度は決まっていないという。これはたまたま調査した学校での話で,学校による違いもあるのだろう。

息子に聞いたところでは,高校では休み時間に外に出されるということはさすがにないそうだ。

そういえば息子が生まれたばかりのころ,保健婦さんに指導されたのは必ず外に出したうば車の中で昼寝させなさいということで,そのときも -15℃以下にならない限り,ということだったと記憶している。ラップランドではこの温度も違うのだろうか。

赤ん坊のときからこの調子だからフィンランド人は寒さに強くなるのか。だが室内が寒いのには,フィンランド人は弱いと思う。日本の冬の室内は寒くてとても過ごせやしないだろう。実は私もそういう体になってしまった。


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舌が凍りついたら
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このところ -20℃程度に冷え込み,昼間晴れると樹氷やダイヤモンドダストがきれいだ。

この寒さに関し,14日付のAamulehti紙に信じられないような話が載っていた。

氷点下で冷えた金属に手がくっついてしまうことはよくあるが,戸外にある物干しなどの金属柱に,子供が自分の舌をくっつけてしまうことがあるというのだ。

手がくっついただけでもちょっと危ないと思うのに,よりによって舌である。冷凍庫内の金属部分をなめるようなものだ。自殺行為ではないか。

そうやってくっついてしまった場合どうすべきかという問いに,救急センターの医師は「思い切って一気にはがすしかない」と答えている。舌というものは回復が早く,重大な後遺症は残らないので医者に行くほどのことではないのだそうだ。少しくらい血が出ても心配ないという。

ちょっとくらいの風邪やけがは自然治癒で治す(だから総合かぜ薬やマキロンに相当するものはない)のがフィンランド流だが,これはちょっと想像するとくらくらした。

幸い,記事によればそういう相談をしてきた患者はいないそうだ。


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列車のキップ
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もう1か月近く真冬日が続いている。今日は -20℃ほどだった。普段は自動車通勤なのだが,今日は遅くなったのでクリスマスイルミネーションの灯る街中から列車に乗って帰宅した。

駅の自動券売機でキップを買おうとしたら機械が変わっていて,操作は似たようなものだったのだが料金の3.90ユーロが表示されてからカードを入れても,暗証番号を聞いてこないでただ「カードを取ってください」という表示が出るだけである。何度か繰り返しても同じなので他のカードを使ってみたがやはりうまくいかない。現金はもともと使えない機械である。キップが出てこないのだから支払いはされていないはずだが…。

発車の時間が迫っていたのでとりあえず列車に乗った。列車にはキップが買える車両があるので,そこで座って車掌さんを待ち,キップを買おうとしたのだがなんと6.90ユーロだという。車内で買うと3ユーロ高いのだそうだ。以前は券売機で0.50ユーロ安かったのだが,いつからこんなに差が大きくなったのだろう。

しかたがないとは思いながらも,駅の券売機でカードが2枚とも使えなかったと言ったら黙って3.90ユーロにしてくれた。

というわけで今回はまあよかったけれど,そういうことなら券売機をちゃんとしておいて欲しいものだ。

皆様もキップを買わずに列車に乗る際はお気をつけください。


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2009年PISAの結果
今日発表された2009年実施のPISAの調査結果では,フィンランドはまだ上位を保ってはいるが2006年の前回からはだいぶ順位を落とした。

Yahoo!ニュースの記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101207-00000071-mai-soci

今回,新しく参加した上海が3部門すべてで1位となり,同シンガポールも上位である。順位もさることながらフィンランドは,読解力で「優秀」だった生徒が2000年の18%から15%まで下がってしまっている。

どの国でも女子の方が男子より高得点だそうだが,フィンランドではこの差が最も大きく,平均して女子は読解力で男子より1年半進んでいるという。このような男女差は以前から指摘されてきたことではあるが,なんらかの方策が必要であろう。

数学ではかなり順位を落としている。PISAの数学の問題は数学力よりは問題文を数学的に読解する能力を問うもののようだが,これまで何度か書いたように数学自体のレベルについてもフィンランドの教育はやや気になる。

今日のニュースなので新聞の速報版でも注目点はやはり順位であるが,もう少しすると内容の分析が載ると思うので注意して見てみたい。

一方,日本は上位に新規参入があってもそれぞれの分野で順位を上げている。学力がついに回復してきたのだろうか。




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Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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