スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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地震
月曜日の夜19:30ごろ,うちからほんの数kmのところを震源地とするごく弱い地震があったと新聞に出ていた。

フィンランドは世界有数の古い地層だそうで,地盤が安定しているため地震はめったに起こらない。一生,弱い地震にさえ遭わないフィンランド人がほとんどだ。エレベーターにも対地震安全装置は付いていない。地震の心配をせずに生活できるのはいいことだと思う。

記事によればこの地震のマグニチュードは1.2,周辺の住民は衝突音だと思ったり花火だと思ったりして外に出てみた人も多かったというが,地震と思った人はほとんどいなかったらしい。

それで思い出したのだが,月曜日の夜,入浴中に家の外から何かぶつかるような音がしたのだ。ちょうどそのころだったはずだ。浴室から妻に「何の音?」と聞いたが妻も判らず,息子は「花火じゃない?」と言っていた。外を見ても特に変わったことはないようなので,事故でなければ除雪車がたてた音か,隣で重い家具でも壁にぶつけたかと思っていた。

だが揺れは感じなかったため,地震とは思いつかなかったのだ。湯船に波さえたたなかったと思う。

フィンランドで地震に遭遇したのは初めてだが,貴重な体験かもしれない。


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LEDろうそく
冷え込みが続いている。今年のクリスマスは前日に新雪もつもってきれいに雪化粧した。

クリスマスイブの夕方,教会の横を通るとミサに参列する人が次々と集まってくるのが見えた。こちらではクリスマスイブは墓参りの日でもある。教会の墓地に人々が参拝し,たくさんのろうそくの灯がともされている。

ちょうどAamulehti紙にLEDろうそくの記事が出ていた。

最近,お墓にそなえるろうそく型のLEDが増えているが,これに間違って火をつけ爆発する事故が発生しているというもの。LEDろうそくというものは知らなかったが,こんな形のものらしく,お年寄りなど普通のろうそくと誤って火をつけることもありそうだと思う。

実際のところ,この秋ごろから朝方でもお墓にろうそくの明かりがずっとついているなあと思うことがあったのだ。LEDろうそくが使われていたというなら納得できる。記事によればLEDろうそくは小さな電池で1か月も点灯し続けるものもあるそうだ。

マッチで火をつけようとする他,火のついたろうそくを近くに置くことでも過熱して暴発する可能性があるので注意が必要とのこと。


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もう歩ける湖
今週はずっと寒い日が続いていて,一番冷えた日で -21℃ほどになった。

その後,少し寒さはやわらいだが今日も -10℃。家の近くの湖は全面凍ったが,今日はその上を歩いている人やスケートリンクを作っている人がいた。

20091219.jpg

もう歩けるほど凍っているとは驚いた。リンクを作っていた親子連れに氷の厚さを聞いたら15cmだそうだ。この湖は流れがあって凍りにくいし,凍っても歩くのは危ないことが多い。暖冬だと冬中歩けないこともある。12月中に歩けるなんて初めてではないかと思う。

天気予報によれば,まだ1週間くらいは真冬日が続く模様。


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ハロ
昨日の晩から急に温度が下がり,朝には -12℃ほどになっていた。

よく晴れたが日が昇っても気温はほとんど変わらず,濃いダイヤモンドダストとハロも見えた。

200912halo.jpg

携帯で撮ったのであまりよく写っていないが,低い太陽から上に光柱が伸び,左の方には虹色の光が見える。

まだ数日は -10℃を下回る気温が続くらしい。


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道路の融雪剤
11日付のAamulehti紙に,道路への融雪剤の散布についての議論が載っていた。

記事によると,フィンランド全体で1年に8万4千トンの融雪剤が,道路全体の1割ほどの箇所に撒かれているそうだ。散布量は道路1メートルあたり1年に7kg。それほどの量が撒かれているとは知らなかった。

融雪剤反対の理由は,融雪剤を使わずに道路を乾いた状態にした方がスリップしにくい,融雪剤で車の部品が傷むことがある,道路の雪が解けていると泥はねがひどくなって車のガラスやヘッドライトを汚し,視界が悪くなる,そして道路際の動植物への影響が心配といったことだ。また,融雪剤を使うより雪かきと交差点付近への砂利の散布をするべきだという。

これに対し,道路管理局では統計的に融雪剤を使った方が事故が少ない,砂利ははねあげられてフロントガラスを傷つけることがある,などと反論している。

以前は冬になると道路の上を風ですーっと流れていく雪を見ることが多かったのだが,近年はマイナスの気温でも道路が濡れている感じがして,融雪剤のせいかとは思っていた。

融雪剤のない状態ではちょうど0℃くらいのときが最もスリップしやすいが,ある程度冷えると融雪剤を含んだ雪がまた凍りかけてしまうので,融雪剤の有無によって滑りやすい温度が変わってしまうというのは不安だ。またあまりに多量の散布はやはり環境への影響が心配だと思う。


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進学説明会
息子の中学校で,父母向けの進学説明会があったので行ってきた。

3つの中学校合同の会で,講堂での説明会に先立ち進学先となるいくつかの学校が教室でそれぞれ展示や説明を行っていた。学校ごとにパンフレットもあるのでもらってきた。

200912infoilta.jpg

説明会が行われる階段講堂には100人かそこらの父母が集まっていた。そういえば中学校の入学説明会もここで行われたのであった(→中学校入学準備)。月日の経つのは早いものだ。

校長先生,学習指導担当の先生による進学に関する全体的な説明,進学先の各学校の先生による個別の学校の説明と,内容はとても濃い。

フィンランドでは中学校卒業後の進路は,大きく普通高校(lukio)と専門学校(ammattikoulu)に分かれる。普通高校は高校卒業資格(ylioppilaskirjoitus)を取得し大学進学を目指すためで,約55%が進学する。卒業まで2年半~4年かかる。専門学校は各分野の基礎資格(perustutkinto)を取得して卒業後すぐ就職する生徒が主で約45%が進学する。多くは3年。近年は専門学校志向が次第に高くなっており,それも2つの資格を取ったり高校卒業資格も合わせて取るといった生徒が増えているが,その場合4年くらいはかかるようだ。

共同出願といって普通高校,専門学校を合わせて第5希望まで記入することができるが,記入される希望校は平均3校と意外に少ない。最近はネットでの出願がほとんどだそうだ。合否は中学校の成績を中心としたポイントで決められる。普通高校の場合は教科成績でほとんど決まるが,専門学校の場合はさまざまな評価基準によってポイントが加算される。第一希望ならポイントが加算されるとか,モチベーションや適性により評価される部分が大きい。

個々の生徒の得意な面を見つけて伸ばそうとする教育方針は今までもフィンランドの教育のいいところだと思っていたが,専門学校への進学や教育については,そういう考え方をより強く感じた。

ところで今まで何度も,フィンランドの高校進学では入学試験はないと書いてきたが,これは正しくないことが判った。多くの場合は試験なしだが進学先によっては試験が行われる。特に芸術系,体育系では実技の試験があったり,専門学校の場合は該当分野の学力の他,適性試験が行われることもあるそうだ。しかし全員とも限らず,試験があるかどうかは出願してみるまで判らないことも多いらしい。

また普通高校の場合,入学が決まる前に履修計画を提出することになるらしい。5学期制で,クラスはなく各自が自分の計画に基づいて教科を選ぶ。各学期末に行われる試験に合格すればその教科の単位がもらえる。日本でいえば大学の方式に近いようだ。

共同出願は3月。その後こういった手続きがあり,結果が判明するのは6月半ば。合格であればそれから1週間以内に入学手続きをするのだそうだ。

それまであと半年。無事に進学先が決まればいいが…。


ハイブリッド教科書
日本でもそうだと思うが,フィンランドの小中学生はほとんど携帯電話を持っていて,家族や友達との連絡に欠かせないものと考えているようだ。しかし学校では,携帯を使ったり着信音を鳴らしたりするのは通常禁止されている。

しかしその逆を行く試みも行われているらしい。

国立技術研究所(VTT)が行ったハイブリッド教科書(hybridioppikirja)という実験で,教科書の補助教材として携帯を使うというものだ。

たとえば英語で,教科書を一通り習った後,生徒は教科書の該当するページを携帯で撮影してネットで送信すると,その内容に合わせた聞き取り練習問題が表示され,イヤホンで問題を聞きながら解いた答えを送ると採点された結果が返ってくる,というものだそうだ。

ハメーンリンナの小学校で6年生を対象に行われた実験では,生徒の評判もよかったらしい。最初は操作にとまどった生徒もいたが,今どきの子供だけあってすぐに慣れ,楽しんで問題を解いたとか。

たしかに語学のような,聞き取り練習を行うにはいいかもしれない。そのうち実際の授業で実現するかどうか。


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フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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