スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

EU各国の外国語習得
9月26日はEuropean Day of Languagesだったそうだが,これに関連してEurostatにEU各国の外国語の習得に関する2007年の調査結果が発表されていた。

これは高校レベルで学習する外国語の数と,自己評価で大人になってから使える言語の数についての統計だ。

これによると高校レベルでは,フィンランドの他チェコ,ルクセンブルク,オランダで全生徒が2つ以上の外国語を学習するそうだ。北欧,東欧はそういう国が多い。一方イギリスは半分以上が外国語をひとつも学習しない。いくら英語が世界を席巻しているからって…。ギリシャは学習する外国語がほとんど英語のみ,と日本と似た様相である。

大人になってから2言語以上使える人の率が高いのはノルウェー,スロヴェニア,スロヴァキアに続きフィンランドが68%で,EU平均の60%よりかなり高い。たしかにいくつも外国語を操れるフィンランド人は多いし,大人になってからの外国語学習も盛んだと思う。

1つでも外国語を使える人の率ではリトアニア,ノルウェー,スウェーデンが高く,フィンランドは9位で84%。スウェーデン,ノルウェーは実際のところ英語を不自由なく使いこなす人が多いし,この統計ではデータがないがデンマーク,オランダもそうだと思う。

逆に外国語ができない率が高い方の国ではハンガリー75%に続きポルトガル,スペイン,ブルガリア,ギリシャ,フランス,イタリアなど。ハンガリーは意外だったが,南欧は実際に旅行してもそう感じる。イギリスは35%でほぼEU平均と同じだが,イギリス人の知り合いを思い浮かべても,そんなに外国語ができる人が多いようには思えない…。半分以上が高校で外国語を学習していないのだし。

まあそれは自己評価だからということかもしれないが,なかなか興味深い統計だった。リンクは→http://epp.eurostat.ec.europa.eu/cache/ITY_PUBLIC/3-24092009-AP/EN/3-24092009-AP-EN.PDF


スポンサーサイト

テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

学生ローン急増
25日付のAamulehti紙によると,学生ローンの貸し出しが急増しているそうだ。

大手銀行のNordeaでは,貸付額で1年前より40%増だという。通常は夏休みシーズンに学生が企業でアルバイトをすることが多いのだが,不況で仕事先がなかったなどで収入が少なかったことが主な原因らしい。最近,利率が下がってローンを組みやすくなっていることも一因のようだ。

フィンランドではそもそも学費が無料だし,住居も格安で借りられる上,学生には生活補助がある(参考:3月27日の記事)。学生向けローンは利率としても有利で,保証人には国がなってくれる。

こういった点は学生として生活しやすいが,一方日本と違って親からの援助はほとんどないのが普通だ。ローンを利用する学生は4割ほどで,卒業時に平均で約6500ユーロ(87万円)のローン残高になるそうだ。

夏期アルバイトもなくなり,仕事が見つからないので学生になる人が増え,卒業しても失業状態が多いという,学生にとっても大変な状況を不況は作り出している。YLE放送のラジオで先ごろ聞いた話では,大学卒業後外国に就職する人が増えているのだそうだ。行き先で多いのはスウェーデン,英国,ドイツなど。EUでは資格が共通のこともあり,以前から他国で仕事をしたり他国からフィンランドに来たりという人は珍しくなかったが,国内で仕事がないことで若者の流出が増加するのはちょっと心配だ。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

消費税減税
フィンランドの消費税は基本的に22%だが,食品は17%,書籍や交通機関のキップ,医療品等8%のものもある。

このうち食品の消費税が10月1日から12%に下げられる。それまであと1週間だが,今日新聞に入ってきたチラシを見たらLidlというスーパーのチェーンで,すでに24日から新消費税を適用した値段にすると書いてあった。

Lidlについては2007年11月18日に書いたように,とにかく安売りを目玉にしているドイツのチェーンストアである。そうでなくても安いものが多いが,一足先に値下げすることでビジネスチャンスを狙っているということか。ちょっと驚いた。

ニュースで聞くところでは,最近の物価は食料品も含めやや下がり気味だそうだ。去年の物価上昇と比べるとずいぶんな違いである。これで消費税が下がると家計の食費も減るかな。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

きのこ
この土日はきのこ狩りにいそしんだ。

今年はめったにないほど,きのこの豊作の年である。妻の友人もしばらく前に大量のきのこを採り,その場所を教えてくれたので土曜日に妻と2人で出かけていった。

うちから直線距離はたいしたことないが湖をいくつも迂回していくので約60kmの道のり,しかも初めての場所である。地図を見つつ,小旅行のような気分で現地に到着すると,車が何台も置いてあるしバケツを持って森を歩いている人もいる。やはりきのこが多く出るのであろう。

ところが,我々にはきのこはなかなか見つからないのである。1時間ほど歩き回ったころ,やっとかたまって生えているのが見つかり,収穫は半リットルほどだった。ちょっと拍子抜けである。マツタケも,もしかしたらあるのではないかと気をつけていたが,それらしきものはなかった。

日曜日は,あまり期待もせず犬の散歩も兼ねてうちから10kmほどの森に家族3人で行った。

ところが,これが大当たりで次から次へと見つかる。

200909sienimetsa.jpg

1時間ちょっとで,5リットルかそれ以上になった。採れたきのこはアンズタケ(kantarelli)と,下の写真の suppilovahvero というきのこ。たぶん日本にはないと思うが,フィンランドでは親しまれているものだ。

200909suppilovahvero.jpg

これからしばらくきのこ料理が楽しみだ。一度にこれほどの量が採れたのも初めてだし,今年のように何回も採れたこともない。やはり特別な年か。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

ボート遊び
200909veneily.jpg

天気がよかったので,久々にボートで湖に出てみた。

妻子はあまり興味がないようなので愛犬を連れて行く。ひんやりしているが,風がないのと陽射しのせいで寒くはない。

沖でエンジンを止めて日ごろの運動不足を少しでも解消しようとしばらく漕いでみたりしたがなかなか気持ちがいい。

ところによって水面が鏡のようできれいだった。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

職業実習
9年生では職業実習が1週間ずつ2回ある。

最初は10月下旬で,息子はその実習先を見つけてきた。近所の書店である。8年生の時(→5月4日)に比べると割とすんなり見つかったものだ。

前回は小さなスーパーで,それと同じ実習先や同じ業種ではいけないのだが,書店ということになると販売業という点では同じなので認められるかどうかまだよく分からない。まあ認められなければ学校で斡旋してくれたところに行くことになるだろうと思う。

前回ここで実習した友人は割と暇だったと言っているようだが,さて勤まるかどうか。

200909kirjakauppa.jpg
実習を受け入れてくれる書店のディスプレイ。
こういうショーウィンドウは日本の書店ではあまりないかも。



テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育

クラス規模
6日付のAamulehti紙ピルカンマー地方の小中学校のクラス規模に関する統計が出ていた。

自治体ごとに,最小,最大,平均の人数の表になっている。これによると最大なのはタンペレ市の小学校の4年生の33人という学級。タンペレ市の平均は22.6人ということで,昨年末の平均21.6人より1.0人増えていることになる(→2008年12月10日)。その時点で市は最大32人の学級定員を29人に引き下げるという決定をしていたはずなのだが…。

この33人のクラスは自ら「スーパーメガ学級(Supermegaluokka)」と名乗っているそうで,クラスとしての結びつきはむしろ強くよい雰囲気らしい。

しかし33人でスーパーメガだと,日本の40人を超える学級などどうなるのだろうと思う。

しかも,人数の多いクラスでは教科によって分割して授業をするのが一般的で,このクラスの場合は算数,英語,音楽,手工芸,国語,情報処理のクラスが2分割であり,33人のままで行われる授業は週24時間のうち15時間にすぎない。さらに特別支援教師や助手がいくつかの授業で配置されているという。この辺の手厚さが,さすがフィンランドだと思う。

クラス規模は自治体や学校により差が大きい。最大学級でも21人という自治体が2つ,平均では20人前後が多いようだが13.4人という学校もある。息子のクラスは今年は17人だそうだ。


テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育

電磁調理器
200909induktio.jpg

電磁調理器(インダクション・ヒーター,IHクッカー)を買った。

フィンランドでは調理にガスを使わず基本的に全て電気なので,コンロの火力は弱いし熱するのに時間がかかる。これには長い間うんざりしていた。特に炒め物などは野菜から水が出てきて煮たようになってしまうし,麺類をさっとゆでるにも火力が足りない。

電気コンロに失望したわれわれ夫婦は,プロパンガスのコンロを設置することを考えてみたが,ボンベの置き場や配管など問題が多すぎ,またどうやら屋内に設置するには規制があるらしいということで断念した。

そんな中,日本の実家ではガスコンロだったのがIHに替わっていて,一時帰国したおり使ってみてその反応の速さや火力がガスに劣らないのを知って驚いた。

こちらでは電気コンロとオーブンが一体化しているものが多いのだが,IHのものもあるので買い替えを検討しはじめた。多くが1000ユーロ(約13万円)以上なので結構大きい買い物である。慎重に決めなくてはならない。しかしIH方式となったらなったで4つあるすべてのコンロがIH,そうなるとアルミの鍋などは使えなくなる。日本ではオールメタル対応なんていう便利なIHもあるらしいが,こちらにはない。どうしてせめていくつかIH,いくつか通常のヒーターにしないのだろうと思う。

などと逡巡していたところ,電器店でOBH Nordicaというメーカーの2kwの卓上IHを99ユーロ(約1万3千円)で売っていたので,ちょっと迷ったが最初から総取替えにしてしまうよりまずは試しということで買ってみた。

さっそく試してみると,さすがにフライパンはあっという間に加熱し,熱量もまあ3人分の炒め物をするには充分,なかなかいい。

ところがうちにある鍋の大半は,加熱しようとしてもエラーが出て使えない。アルミ鍋は当然としてもステンレスは使えるはずではなかったのか。寸法のせいか?

ふと思いついてその鍋に磁石を近づけてみたがくっつかない。そういえば磁石の着かないステンレスがあると聞いた記憶もあるが,そういうステンレス鍋はうちにいくつもあるほど一般的なものなのか? ということで調べてみるとステンレスでもSUS430系の18-8や18-10は磁石に着かず,IHも使えないことが多いらしいと判った。発熱効率が悪くなるだけの場合もあるようだが,今回買ったIHは不適と判断して加熱をやめてしまうのである。

既存の鍋が使えないのは残念ではあるが,しかたがないのでIH対応の4リットルの,よく使う大きさの鍋を買った。

夕食の鍋料理も,加熱可能だった平たい鍋にこのヒーターを使ってみたがなかなかうまくいった。具材を追加してもあっという間に再沸騰するし,食卓でできるのが便利だ。

もっといろいろ試すのが楽しみである。


テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報



プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連
PISA 達成度 数学力 国語力
外国語教育
小学校英語 英語一辺倒 瑞語 選択肢 干渉
教科書見比べ
理科 数学 歴史
授業時間・日数
時間割 登校日数 1日多い
学級定員
長官提言 給与増の影響 動向 10年生 統計
校内問題
いじめ 暴力 護身術 警備員
進学問題
評価格差 選考基準 出願 合格点 進路問題
日本との違い
教育費 国旗国歌 採点 人種 解答欄 クラス移動

下のカテゴリー分類もどうぞ↓



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。