スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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国語力調査報告書
教育庁が2007年に全国130校6000人の7年生に対して行った、国語(生徒の母語であるフィンランド語またはスウェーデン語)の学力調査の結果が金曜日に教育大臣に提出され、教育庁のWebページに掲載された(http://www.oph.fi/page.asp?path=1,434,88016)。

それによると、読解や文学については比較的よく達成されており、また地域差や学校間格差は少なかったが、特に作文力については男女の差が大きく、「満足できる」達成度と判断されたのは女子で60%だが男子では28%しかなかったという。

さらに、男子と女子では評価に差があった。国語力が劣る男子には成績のつけ方が甘くなり、同じ国語力でも男子なら4~10の評価で8、女子なら7の成績になるという現象が起こっているそうだ。

国語に対する感じ方や興味も違うようで、国語を好んで勉強する生徒は女子で64%、男子で36%という開きがあったことなどが報告されている。

この男女差については以前から何度も論じられている(→07年12月5日06年11月28日など)。また、成績のつけ方の不平等についても知られていたはずだが(→06年12月6日)、なかなか是正されないということだろうか。


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国籍取得条件の緩和
26日付けのAamulehti紙によれば、フィンランド国籍取得条件の緩和が内務省で検討されているそうだ。

現在のフィンランド居住6年以上という条件が、5年またはフィンランドの大学での学位取得者については4年に、またフィンランド語、スウェーデン語、手話のいずれかがある程度できるという現在の条件も緩和される方向らしい。

この法律は順調にいくと2010年には施行されることになりそうだ。フィンランドは重国籍を許容しているので、元の国籍を失わずにフィンランド国籍を得ることができる(元の国が許容していれば)。

この改正の主な目的は、フィンランドの大学を卒業した外国人留学生の引き留めにある。フィンランドでは次第に労働力が不足してくると以前から言われていて、これを少しでもくいとめるためだ。

実際のところ、フィンランドの国籍取得申請は年々増えている。しかし、EUに属するフィンランドの国籍を持っていると他のEU各国への居住や就業が容易なので、フィンランド国籍を取って他のEUの国に移住する通過点になってしまうという懸念はないのだろうか。フィンランド国籍を希望する、開発途上国から来た若い人にはさらに条件のよい国を目指す傾向が強いように思えるのだが。


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今日の湖

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まだ氷点下の気温が続いている。木にうっすらつもった雪がきれいだったので1枚。


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雪がつもった

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昨日から少し雪がつもった。気温もマイナスになっている。雪がふると明るくなるし、ぐずつく雨から開放されて気持ちがいい。

愛犬はもちろん大喜びで雪の中をはしゃぎまわる。泥だらけにならないので、散歩のあと洗わなくてすむのもありがたい。いいことずくめだ。

天気予報によれば、しばらくマイナスの気温が続くようだ。このまますっきり冬になってくれるといいのだけれど。


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犬連れで列車に
週末に家族でヘルシンキの友人宅を訪問したのだが、今回は列車で行ってみた。しかも犬を連れてという大胆な行動(笑)。

乗った列車はインターシティという特急で、片道1時間半ほどかかる。犬を連れて乗れる車両は一番前方の、席が12個ある一区画だけだった。以前はもっとあったと思ったのだが。

うちの犬は近郊列車に1駅だけ乗ったことはあったが、長距離列車はこれが初めてだったので乗るのをいやがり、席についてからも落ち着かずに動き回るやら、くうくう鼻を鳴らすやらで大変だった。

200811juna.jpg

さらに途中からチワワを連れた人が乗ってきて、どんな小さい犬でも恐がるうちの犬は再び落ち着かなくなってしまった。

ヘルシンキの駅に着いてからは地下鉄まで移動。一部、エスカレーターしかない通路があって、進もうとしなかったので抱き上げて乗せることに。しかししっぽの毛が巻き込まれそうな気がして冷や冷やした。次回はもう少し考えよう。

地下鉄にも他の犬がいたりしたがトラブルはなかった。だいたい、よくしつけられている犬が多いと思う。

帰りもインターシティに乗り、他にも犬(連れの乗客)が乗り込んできて一時はさして広くない区画に4匹が同居することになった。うちの家族もだが、連れてくるだけあってみな犬好きらしくなごやかな雰囲気だった。うちの犬も慣れたのか、落ち着いて乗っていたのでほっとした。

ちなみに犬の「乗車券」は片道5ユーロ(約600円)だった。


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男女の社会的格差
今年の世界経済フォーラムの男女の社会的格差のランキングで、フィンランドは2番目に格差の少ない国となった。

2年前にもこれについて書いたのだが(→2006年11月28日)、その年は3位だったのでわずかに向上したことになる。今回の1位はノルウェーで、2年前に1位だったスウェーデンは3位に後退した。4位のアイスランドまで北欧で占められている。

項目ごとに見ると、経済分野ではフィンランドは19位で2年前の8位からだいぶ後退してしまった。よく言われる男女の収入格差が反映しているのかもしれない。教育では他24か国と同率1位、健康分野では他36か国と同率1位、政治分野でも1位である。

たしかにフィンランドに住んで感じるのは、こちらでは仕事にしても何にしても男女差があまりないことで、女性も男性同様たくましいと思うことが多い。

日本はランキング98位である。健康分野ではまだましな方だがそれでも38位、他は100位あたりだ。さらに06年に80位、07年は91位で今年98位と、年々後退していることが気になる。


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キシリトールおしゃぶり
フィンランドというとキシリトールを連想する人も多いが、9日付のAamulehti紙によると、赤ちゃん用のキシリトールおしゃぶりなるものがトゥルク大学で開発され、来年発売されるそうだ。

このおしゃぶりに専用の錠剤を装着すると、唾液で溶けたキシリトールと善玉細菌が赤ちゃんの口に流れ込むしかけだという。またおしゃぶりの吸い口は従来より平たくなっており、咬合異常を防ぐのに役立つのだそうだ。

息子も小学校では虫歯を防ぐためにキシリトールの錠剤をもらっていたが、赤ちゃんにまでキシリトールを与えるようになるということか。

おしゃぶりは、日本ではあまり好まれていないようだがこちらでは赤ちゃんに使わせることが多いし、息子が生まれたときもおしゃぶりを使うよう指導された。あごの発達をよくするとかの理由があったのだったと思う。しかしおしゃぶりの好みについては個人差があるようで、うちの息子はほとんど使いたがらなかった。十数年前の話であるが…。


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授業時間数の比較
4日付のAamulehti紙に、OECD のEducation at a Glance 2008 から引用した各国の授業時間の比較が載っていた。

7~14才にあたる学年の授業時間を比較したものなのだがフィンランドは合計5750時間で、30か国中2番目に短い。最も短いのはエストニアで5640時間、長いほうはチリ(新聞の図表では「中国」となっていたが誤植と思われる)の8750時間、イタリア8320時間、オランダ8080時間など。

日本は6340時間で短い方から10番目に位置している。日本は長い方かと思ったらそうでもないようだ。日本ではホームルーム、朝礼、掃除などがあって学校にいる時間が長いので、授業時間が長いような気がしていたのかもしれない。

一方、ヨーロッパ各国間でこれほど違いがあるとは驚いた。特に低学年の場合、イタリアではフィンランドの5割増しの授業を受けていることになる。

この授業時間はフィンランドでは、何十年か変わっていないが、それについて政治的議論にはなっていないという。教育の結果から見て増加の必要はないと考えられているそうだが本当に大丈夫なのか…。

引用元の Education at a Glance 2008 を検索してみたら http://www.oecd.org/edu/eag2008 が見つかった。ここには詳しい数値やそれ以外にも興味深い統計が含まれている。


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ボートおさめ
朝、窓から外を見たら、雪が降ったのかと思うくらい霜で庭の芝生が真っ白になっていた。

天気がよかったのでボートでちょっと湖に出てみた。気持ちはいいが風は冷たく、他の船もないし湖畔に釣り人もいない。さすがにもう湖遊びの季節は過ぎたか。

今年の船遊びもこれが最後と、船外機のタンクのガソリンをなるべく使い切った。息子に手伝ってもらい、ボートを岸の方まで引き上げて裏返しにする。

200811vene.jpg

湖が凍るのはまだまだ先だが、氷が解けてボートに乗り始めるのは5月初めごろ。半年はこのままということになる。


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若者に友人が少ない?
29日付のAamulehti紙他に「フィンランドの若者の友達の数は他の国より少ない」というニュースがあった。

18か国の14~24才の18000人を対象にした調査で、フィンランドは最下位で友人の数の平均は32人。最高はブラジルで92人、インド81人、ノルウェー73人、中国72人が多い方の国だ。最下位の30人台はデンマーク、日本、ドイツ。親友の数はフィンランドの4人に対し、多い方ではインド10人、ノルウェーとオーストラリア9人など。

「最下位」と言われてしまうと気になるが、30人以上の友達というのはそう少ないわけでもないと思う。知り合いのどこまでを友達と数えるかという問題もあるのではないだろうか。日本やフィンランドは、自分のことを控えめに言うために現れる数値が低くなっているのかもしれない。

調査によると、フィンランドの若者は友達と直接会う頻度が平均より高い。ネットでのつきあいがやや少なめなのに対し、一緒に映画を見るなどの行動が多い。ネットでも、音楽や映画のダウンロードはするが自分で投稿するのは比較的少ない。またフィンランドの若者は家庭で過ごす時間が長いなど、ここ30年の変化は少ないそうだ。フィンランドでもネット利用が盛んな割には、若者のネット依存度は低いのかもしれない。


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Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
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