スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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単位制高校
28日付Aamulehti紙の記事から。

フィンランドの高校(lukio)は単位制でクラスがないのだが、これは94年に始まり、法律で義務付けられているわけではないがほぼ例外なく行われているそうだ。生徒はコースに沿って教科を履修し、選択科目の幅も広い。

最近、この単位制に異を唱える動きが目立っている。クラスがないのは個人主義に偏りすぎ、他の生徒や教師とのつながりが薄くなるという。同じクラスメートと勉強し、クラスでの行事を通じて社会性を身につけることもできる。また学校でのクラブや趣味の活動を復活させるべきだという。

ところが当の生徒たちは、こういう復古的な案にあまり賛成でないようだ。教科を自由に選べることで他の生徒と知り合える機会が増えるなど、現行制度をポジティブにとらえているらしい。

今どきの若者にとっては、高校はクラスがない方が普通ということか。


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地方議会選の結果
今日のニュースは昨日投票日だった地方議会選挙(→10月13日)の結果でにぎわっていた。

私は政治についてはよく知らないのだが、ニュースで聞くところによれば3大政党のうち中道右派の中央党(Keskusta)と社会民主党(SDP)は3%近く議席を落とした。中央党はヴァンハネン首相の属する政党であり、国政にも影響があるかもしれない。

3大政党のもうひとつ、保守の国民連合党(Kokoomus)は微増、一方緑の党(Vihreä liitto)もかなり議席を増やして第4位となった。

大躍進をとげたのは根源フィンランド人党(Perussuomalaiset)で、この党は比較的新しく小さい党だが反EUの国民主義的右翼として知られている政党である。フィンランドもナショナリズムが台頭しつつあるのかとちょっと気になるのだが…。

投票率は平均61.3%で大統領選挙、国会選挙より低いとはいえかなり国民の関心は高かったと思う。

私も雨の中投票に行ったのだが、投票した候補は当選していた。


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ゼロ・トレランスで対処
23日付のAamulehti紙他によると、サルコマー(Sari Sarkomaa)教育相は学校でのいじめや脅迫にゼロ・トレランス方式で対応するよう指示したそうだ。

ゼロ・トレランス方式とは特に安全をおびやかすような生徒の行動に対し、あらかじめ決めた規則にしたがって一切寛容なく対処する教育方針だ(と私は理解しているのだが)。教育相がこれほど強いメッセージを発するのは、先日の校内乱射事件のあと学校を脅迫する事例が126にものぼり、500人日の警察官の労力が空費されたためと思われる。

フィンランドでゼロ・トレランスはあまり聞いたことがなかったと思うのだが、それほど深刻な状況になってきているということか。

家庭に対しても責任をもった家庭教育を呼びかけている。それはもっともなことだと思う。

一方、教育庁としては小中学校、高校、職業学校の教員に対し、セキュリティ研修を現在よりさらに拡充するそうだ。

こういったことで、いじめや脅迫といった問題がなくなるといいのだが…。


秋学期後期開始
秋休みが終わり、秋学期後半の授業が始まった。

時間割も以下のように変わった。

lukuj-2008-2.gif

グリーンの部分、選択科目は秋学期前半と変わらない。今期間大変なのはスウェーデン語、地理、そしてフィンランド語(国語の授業)あたりだ。英語は今期もあるので、フィンランド語、英語、スウェーデン語と3言語勉強する日が週に3日もある。

さらに月曜日は、学校ではないが日本語の授業(日本の国語の勉強)に通うと4言語勉強することになる。ちと気の毒とも思うがしかたない。

スウェーデン語は7年生の春学期後半以来4か月半ぶりで、息子はほとんど忘れているようだ。クラスメートも似たかよったかで、先生には現在のスタート時点では何も憶えていなくてもいいと言われたそうだ。では去年の苦労って一体~(笑)。

それにしても、中学も半ばだというのに週に3回は午後2時に学校が終わる。こんなものでいいのだろうか…。


木の葉は落ち

200810puut.jpg

鮮やかだった木の葉もすっかり落ちて枯れ枝ばかりの景色になってきた。

針葉樹はずっと青々としているが、広葉樹はこれから5月の芽吹きまで葉をつけないのだから1年の半分以上葉をまとっていないわけで、よく育つものだと思う。

10月半ばともなると、年によっては雪が降ったり最高気温もマイナスのことがあるが、今年はわりと暖かで日中の気温も10℃くらいまで上がっている。雨がちで天気は悪いけれど。


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3学期制の試行
14日付のAamulehti紙によると、タンペレ市の北西にあるYlöjärvi市で学期の編成を試験的に変えようとしているそうだ。

現在のフィンランドの学校は、8月に秋学期が始まり2週間のクリスマス休みをはさんで1月から5月末までが春学期という2学期制だ。

今回提案されている試行では1年を3学期制とし、第1学期は8月末からクリスマス前まで、クリスマス休みは今と同じで第2学期は新年から3月半ばまで、それから2週間の春休みをはさんで第3学期が4月初めから6月半ばまでとなる。現在1週間かそれより少し短い秋休みとスキー休みはなくなる。

夏休みを現在より後にずらすという話は前からあるのだが、その方向に一歩近づいたのかもしれない。

しかし現在も週あたり0.5時間という教科があったりして、それはどちらか一方の学期に週1時間か、学期の前半とか後半に週2時間という形で行われているのだが、3学期制となるとこのあたりが難しくなるのではと思う。

生徒たちはほとんどがこの変更に反対のようだ。6月といえばフィンランドの最もよい季節が始まるときで、そのころには人々はもう夏休みに向けて浮き足立っている時期なのに、延々と学校で勉強するなど考えられないのだろう。

試行が実現するとしても教育省の認可があってからだが、なんとなくうまく行かないような気がする。


募金労働~秋休み
息子は募金労働の日(→9月30日の記事)の仕事先を間際になって見つけ、昨日はそこへ働きに行った。

それはクラスメートの父親の勤める工場で、2人まとめて雇ってくれたのである。朝6時半前に家を出て、7時過ぎから6時間ほど接着剤を大きな容器に詰める作業をしたらしい。

もらった金額は10ユーロ(約1400円)だった。時給にすると安いが、どっちにしても寄付に充てられるのだから本人にとっては金額はあまり関係ない。しかし朝食と昼食も出て、最後に作業用手袋とそこで作っている製品のセットをもらってきた。洗剤や接着剤など家ですぐ使えるもので、ちょうどよかった。

慣れない作業のせいかだいぶ疲れたようで、来年は他を探すと言っている(笑)。こういう労働も、また仕事探しをしてあちこちで断られたこともいい経験になっただろうと思う。

そして今日からは秋休みだ。今週いっぱいなので実質3日しかない。去年はまる1週間あったのだが。


地方選挙
もうじき全国一斉に自治体の議会選挙があり、街にはポスターも掲示された。選挙カーで名前を連呼したりはしないので、騒音はない。

200810vaalijulisteet.jpg

先日その投票権の通知が送られてきた。うちはみな日本国籍だが、フィンランドでは永住でなくても何年か住むと外国人でも地方選挙の選挙権がもらえる。

フィンランドは18才で成人で、この選挙の選挙権・被選挙権も18才で得られる。候補者には1990年生まれ、つまり18才の高校生や1989年生まれの「店員」さんもいるので驚いた。

候補者の政見は町のホームページからたどっていけば見られるが、数が多いので読むのは面倒だ。所属政党がキーポイントだとは思うが、候補者ごとの違いはよく分からない。この町ではいま人口増加がかなり急で学校の増設や移転などが論じられているので、その辺もチェックしなくては。

投票日は今月26日だが、事前投票の場合は15~21日、外国にいても(方法は知らないが)投票できるようだ。


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歴史のレポート
9月5日に書いた、歴史の成績を上げるためのレポートを息子が書き上げた。

タイトルは「第二次世界大戦中の日本」で、戦争への経緯、戦争中の日本の状況、祖母(私の母)と祖父(私の妻の父)への電話インタビューで聞いた話のまとめ、そして戦争の結果という章立てで、A4用紙4枚の予定だったが5枚と少しの量になった。

4回の週末でそれぞれの章で書く内容を調査して下書きし、今週末で清書した。中間段階でも歴史の先生に助言してもらった。実際のところかなりの時間を費やしたと思う。本人の力で書き上げるのが条件なので私はほとんど口出ししなかったが、まあよくやったと思う。長い文章を書く練習にもなったし、インタビューの内容や日本語で調べたことをフィンランド語で表現するのに苦心もしただろう。

このレポートの評価がよければテストの結果から1段階成績が上がるということで、そうなればいいのだけれど、成績を別としても本人が得たものは大きいと思う。


海外からの受験
Yle放送のラジオニュースによると、フィンランドの専門学校(ammattikorkeakoulu)への海外からの出願が急増し、今年の春は昨年から倍増して2万件にのぼったという。

出願がネットでどこからでもできるようになったのが原因らしいが、海外からの出願の半分は西アフリカのガーナやナイジェリアからのもので、だめもとで出願しているらしく受験許可が出るのは数千人、合格するのは400人ということだ。

大部分は本当に学びたいわけではなく学生ビザが目的らしい。フィンランドはシェンゲン協定国であり、フィンランドのビザがあればヨーロッパ24か国に自由に行き来できる。実際、フィンランドで就学しても姿を消す学生が多いようだ。

学校は事務手続き等の無駄な増加に困っており、何らかの対応策が求められている。フィンランドでは大学まで教育は無料なのだが、デンマークでは外国人に対し学費を有料にした結果こういった応募が減ったそうだ。フィンランドでも外国人への学費有料化が以前から取りざたされているが、そうすると息子も学費を払わなくてはならないことになり、うちとしては困るのだ。


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今日の湖

200810jarvi.jpg

雨がちの天気が続いているが、湖の対岸にスポットライトのように日の光が当たってきれいだったので1枚。

うーん、でも写真にすると浮かび上がるような色だった美しさが再現できなくて残念。


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学校への脅迫
金曜日は電子連絡帳に、教頭先生と校長先生から計3通もの通知があった。

息子の通う中学校でちょっとした事件が起こっているのだ。

発端は木曜日に男子用トイレの壁に、学校と特定の教員を脅迫すると受け取れる落書きが見つかったことだ。これはすぐ先生に知らされたが、生徒の間でも噂が広がり、それにつれて話が大げさになっていったらしい。先日の乱射事件が心理的に影響しているのは間違いない。

さらに、ネット上で同様の脅迫もあったらしい。私や息子はまったく知らなかったが、これも噂になったのであろう、恐がったり親に登校するなと言われたりで金曜日の授業を休んだ生徒が多く、登校した生徒も先生に言って、あるいは勝手に帰宅した生徒がいて約4分の1の生徒が不在という事態になった。

金曜午後になって全校集会が開かれ、出張中の校長先生に代わって教頭先生が状況を説明したり注意を与えたりしたそうだ。脅迫については警察が捜査をしている。

土曜日の朝刊にも小さい記事として掲載された。ところがこの学校だけでなく前後して近隣の町で似たような、特にネットを介した学校への脅迫や攻撃予告が横行しているらしいことがわかった。

息子の学校では月曜日の朝にまた全校集会を開き、事態の収拾を図るらしいが、まったく困ったことになったものだ。


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Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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