スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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共働き率
28日付のAamulehti紙やその他の新聞に、ちょっと驚くような記事があった。

フィンランドでは92%が夫婦ともにフルタイムの仕事をしているが、イギリスではその割合が28%、スウェーデンでは39%だというのだ。

たしかにフィンランドでは共働きが当たり前で、出産後しばらく育児休暇を取って復帰する女性が多い(ちなみに男性でも育児休暇は取れる)。スウェーデンでも事情は似たようなものではないかという気がなんとなくしていたが、こんなに差があるとは。

ユヴァスキュラ大学の Timo Anttila氏によれば、その理由としてはスウェーデンやイギリスでは育児期間中一方の親がパートタイムで働く場合が多いのに対し、フィンランドではパートタイム勤務では不利になるためフルタイムを続ける場合が多いということ、また両親がフルタイムで働くことへの理解が得られ、社会的サポートがしっかりしているということだ。

ふーむ、そうなのか…。しかし他の国の数値も見てみたかった。


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第一外国語の選択肢
25日付のAamulehti紙の記事によると、小中学校での外国語の選択の幅が狭まっていることが懸念されている。

全国で400ほどあるフィンランドの自治体のうち、小学校3年からの第一外国語に英語以外を選択できるのは37しかなくなってしまい、英語、ドイツ語、フランス語、スウェーデン語、ロシア語全部が選択できるのはわずかな大都市部のみである(ちなみに、フィンランドでは人口が20万もあれば立派な大都市である)。

小さな自治体では、予算や教員の都合から、また英語以外の言語の履修者が充分な数に達しないことで英語のみが履修可能という状況になってきているようだ。

フィンランドでは小中学校でもかなり幅の広い科目が選択可能であるが、言語に関していえば必修の第一外国語(A1)は小学校3年から始まり中学卒業までずっと続く。選択科目の第二外国語(A2)は4~5年生から履修できる。中学校でもうひとつの必須外国語(B1)が始まるのだが、これはほとんどのフィンランド語を母語とする生徒にはもうひとつの公用語であるスウェーデン語があてられる。次の学年でまた別に外国語を選択できるので、小中学校の間に少なくとも2つ、多くて4つの外国語を履修することになっている。高校ではさらにまた別の言語を履修できる。

なお、これらには本当は「外国」語ではないスウェーデン語も含まれるので、本当は「非母語」とでもいえばいいのかもしれないが、分かりにくいし生徒にとっては外国の言語とほぼ変わらないので「外国語」とという言葉を使った。

記事の付表を見ると、小中学校では他にスペイン語、イタリア語、ラテン語も自治体によっては履修可能になっていた。フィンランドではもともと外国語教育に対する関心が高く、高校まで合わせてもほとんど英語しか学ばない日本の学校とは意識が違っていて驚くのだが、近年、生徒の側が英語中心になっていく傾向があり、他の言語のクラスが構成できないという悪循環に拍車をかけているようだ(参考:昨年2月4日の「英語一辺倒への危惧」)。


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職業体験
今日は1月14日に書いた職業体験日で、息子はわれわれ夫婦が出勤するときの車に便乗して早めに登校した。

ちょうど昨夜から雪が降ってきてうっすらつもったところだった。夕方、息子に聞いたら作業は一日じゅう雪かきで、同じところを2度3度とやったのだという。積雪は5cmか10cmくらいでたいしたことはなかったのだが、そういえば午前中はずっと雪が降っていた。

同級生の1人と一緒に作業で、9時にはおやつが出たりしたそうだ。校内管理担当者に指示されながらの作業だったらしいが、それほど話をするわけでもなく、聞く限りでは職業体験になっているのかどうかよく判らない状況に思える。

13:00に作業が終わってから、残りの授業も出ようと最初は殊勝に思っていたようだが、雪かきでへとへとになったので一旦帰宅し、ちょうど今日は国語(日本語)の勉強に行く日だったのでまた出かけていったらしい。体力には自信のある息子だが、一日じゅう肉体労働というのはさすがにきつかったか。


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三者面談の予約
今週はずっと出張で他の国に行っていたのだが、帰ってきたらまだプラスの気温で秋のように雨で泥まみれになっていたのでがっかりした。これはやはり異常気象だろうか。フィンランドらしい冬はいつ来るのだろう。

さて、電子連絡帳(⇒07年8月20日)に担任の先生から、成績評価についての三者面談(arviointikeskustelu)をするので時間を予約してくださいというメッセージが送られてきていた。

この電子連絡帳は、そういった予約をする機能も持っている。先生があらかじめ作った時間枠のうち、まだ他の人によって予約されていない時間からひとつを選択すると予約ができる。とても簡単。ひとつの時間枠は20分だ。

小学校のときも三者面談はあり(⇒07年1月18日)、そのときは生徒が自己評価を言って先生からの評価を聞き、さらに話し合うという形だった。今回はすでに秋学期の前半終了時と後半終了時に成績表をもらっている。今度はどういう話し合いになるのだろう。


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職業体験
息子が学校からもらってきたお知らせによると、例年どおり今月から7年生(日本の中学1年)の職業体験活動が始まるそうで、生徒個別の参加日が1月21日と書かれていた。

この職業体験は学校の中で、給食室あるいは校内整備の助手として1日働くということになっているらしい。その日は通常より少し早い7:15に登校して、授業には出ずに13:00まで仕事をすることになっている。

息子が行う校内整備の仕事の内容としては、校内管理担当者のもとで設備の保守点検、修理や調整、清掃、機材運搬、そうじ、雪かき、滑り止めの砂の散布までいろいろ書いてある。フィンランドの学校では、掃除は生徒がせずに業者が行うのだが、ここでいう校内整備も、たぶん日本の学校だったら生徒が行う作業が多いのではないかという気がする。

息子自身は、授業を受けるよりは楽しみなようだ。体験した後、どんなだったかまた聞いてみたい。


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中高校生の生活調査
社会・保健調査開発センター(STAKES)が昨年、いくつかの自治体で中学校8~9学年および普通高校1~2年の生徒を対象に行った、生活状況アンケート調査の結果が発表された。

詳しい調査方法と結果は http://info.stakes.fi/kouluterveyskysely/FI/tulokset/taulukot2007/index.htm にあるが、内容が細かすぎるので12日付の Aamulehti紙 に出ていた、タンペレ市とその周辺での統計結果の分析記事をざっと見てみる。

まず「自分が健全に生活している」と考える生徒は42%で、これは意外と多いと生徒たち自身も受け止めているようだ。自分が健康でないと答えたのは16%にとどまっている。

しかし「週末を過ごす場所を両親が知らないことがある」については中学生38%、高校生34%がそうだと答えているそうで、これはかなり心配の種であるようだが、フィンランド人家庭の親の目ってそんなに弱いものだっただろうか。

他にも「月に1度以上泥酔することがある」のは中学生18%、高校生24%。「毎日喫煙する」のは中学生14%、高校生24%となっていて、親のコントロールが効いていない様子がうかがえるのだ。

生徒自身の健康状態の把握としては、女子の4人に1人、男子は10人に1人は2つ以上の身体的不調があり、そのうち最も多いのは毎日の疲労ということだ。

「週に1度以上いじめに遭う」と答えたのは中学生9%、高校生1%。「いじめられたことがある」生徒の割合がずっと高かったことからすると、継続的ないじめはそれほどないということなのだろうか。しかしいじめは2000年代毎年増加しているという。いじめの原因については調査が行われているところで、2月に結果が明らかになるそうだ。


春学期前半始まる
息子の中学はクリスマス休みが終わり、春学期前半が始まった。

時間割も変わったが、秋学期後半は週27時限だったのが一気に33時限になり、相当多い感じがする。

200801lukuj.gif


とはいっても日本の中学ならこのくらいで普通だろうとは思う。

今回は移住子女向けフィンランド語はなく、フィンランド語はフィンランド人生徒と同じクラスのみだ。また新しく保健と地理が加わり、歴史もあるので予習復習が大変そうだ。

地理は南アメリカについてだそうだ。南アメリカ…私はほとんど知識がない。この後2年生ではヨーロッパ、3年ではフィンランドという予定だそうだが、遠い方から身近へという順番は意外だ。

歴史はアメリカの独立の辺から始まったようだが、教科書をあまり使わず面白く話してくれる先生だそうで、歴史が苦手な息子でも楽しみな様子だ。


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ネットで囲碁
息子のクリスマス休みもこの週末で終わりだが、この休み中、息子は結構長い間おばあちゃん、つまり私の母と一緒に過ごした。

実は「一緒に」といっても現実に同じ場所にいたわけではない。バーチャルに一緒にいたのだ。

2人の共通の趣味は囲碁である。私は囲碁はまったく解らないのだが母は数年前から、息子もしばらく前に「ヒカルの碁」というマンガに触発されて始めた。息子が日本に一時帰国したり母がこちらに来たときは実際に碁盤をはさんで対局していたが、息子はネットで知らない人とも対局するようになり、今回は母とそれで対局するようになった。

と文字で書くと簡単だが、パソコンに不慣れで、ウィンドウの開け閉めや文字入力も自由にできない年寄りにとっては、そう容易なことではなかった。まずSkype(⇒6月18日の記事)をなんとか操作してもらい、テレビ電話でつながった状態で、囲碁のサイトに入って対局する方法を遠隔で指示していったのだが、お互いなかなか思い通りにならず汗をかいた。

それでもしだいにスムーズになり、休みの後半はほぼ毎日Skypeで話しながら囲碁ということになった。Skypeを併用すると、傍で見ていても碁盤と母の表情とが同時に見えて面白いし臨場感がある。

さらには息子が母に知らない人と対局させ、Skypeで相談しては打つ、なんてことまでやっていた。息子はサイトで第三者として観戦できるのである。相手はフランスだったりロシアだったりしたようだが、その人にとっては対局相手が日本にいるとは判っても、フィンランドの孫と相談しながら打っているとは思わなかっただろう。

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そんなことをやっていると1日2~3時間はすぐ経ってしまうようだった。まあ、休みの間に息子と母でコミュニケーションができてよかった。


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ガソリン値上げと税金
年が明けてからガソリンスタンドのそばを通ったら、ガソリンの値段がずいぶん上がっているので驚いた。

200801bensa.jpg


年末はレギュラー(95E) 1リットルあたり 1.359ユーロだったのが 1.449ユーロに、日本円でいえば 218円とすでに充分高かったのが今や 232円になってしまったのである。

そういえば12月にガソリンの税金がリットルあたり約5セント(ディーゼルは5.5セント)上げられると聞いたのだったが、年明け前に給油するのを忘れていた。しかし税金はともかく、あとの4セントは便乗値上げじゃないのか…。

税金といえば、年明けから自動車の税金体系が変わり、二酸化炭素排出量の少ない車は税金が軽減された。年末ごろには広告に税金改定前と後の両方の値段が出ていたりした。ビール(アルコール中程度)の税金も下がったそうだ。

ところで日本円に換算するためユーロ/円の為替相場を見たら ユーロ=160円と、ずいぶん下がっていたのでまた驚いた。年末に見たときは166円くらいだったと思う。長期的に見るとユーロは上がり調子だったが近ごろユーロ/円はずいぶん乱高下しているようで、今年はどうなるのだろうか。


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模様替え
あけましておめでとうございます。

新年ということで、少々模様替えしてみました。湖畔というイメージで。

今年もよろしくお願いします。




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Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
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