スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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いじめの調停役
27日付のAamulehti紙に、小学校でのいじめの調停に関する取り組みが紹介されていた。

タンペレ市にあるこの学校では、いじめなど対人関係で困ったことのある児童が、相談内容を書いて厚紙で作った黄色のポストに入れられるようになっている。この投書を見た調停役の児童が、両者を呼んで話し合って解決するか、それが難しい場合は先生に助けを求めるということになっているのだそうだ。

調停役はMLL(マンネルヘイム児童保護連盟)で研修を受けたのだそうだ。MMLではタンペレで2004年から調停役になるための児童生徒への研修を行っている。

いじめられている子は教師に助けを求めるより生徒同士の方が話しやすいであろうと思う。統計でも、先生にはいじめから助けてもらえないと思っている子が多数だ。

こんなふうに生徒どうしの問題を生徒に解決させるのはいいことだと思うが、それを可能にしている下地というのもあると思う。フィンランドの子供たちを見ていると、自分より小さい子と遊んでやったり面倒を見てやるという場面を多く目にする。それも言われてやっているのでなく、楽しんでいるように見える。同世代の子供どうしの交流、子供と大人との関係の他に、年代の違う子どうしの関係がうまく組み合わさっているようで、いじめ解決の調停を生徒ができるのもそういった下地があってこそかもしれない。


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日本語の勉強は評価されるか
息子は週に1回、国語(日本語)の勉強のため日本人の先生のところに通っている。教材は日本の国語の教科書と海外子女教育振興財団の通信教育、そして宿題も1週間分出るのでほぼ毎日国語の勉強をしている。

他の日本の教科も同じ通信教育で勉強してはいるのだが、少なくともこの国語の勉強が現在の中学校での評価につながらないものだろうかと思っていた。もう少し大きい市で、日本語を学習する生徒が4人以上いれば日本語の授業を市に設置してもらい、成績が付くのである。

成績は、フィンランドの場合は高校入学試験がない分、中学の成績で進学先が決まるので、結構切実な問題なのだ。

先日、学校の保護者会で担任の先生に聞いてみたのだが、そのときは答えが得られず今週になって電子連絡帳(⇒8月20日の記事)で回答があった。

それによると、残念ながら自治体の設置した授業でないと学校としての成績にはならないということであった。しかし、国語の勉強についての証明書は成績添付書類にすることはできるそうだ。添付文書でも進学などで有利に働くことがあるかもしれないので、ぜひそうしてもらいたいものだと思う。

以前は、非フィンランド人であるし日本語の勉強をしていることで、スウェーデン語の授業を免除してもらうことも考えていた。が、息子がスウェーデン語を教科として気に入っているので(少なくとも現在は)、そういう方向もなくなった。日本の教科との並行学習も大変だろうけれど、まあなんとか続けて欲しい。


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「募金労働の日」
先日、息子が学校から「募金労働の日(Taksvärkki )」というお知らせをもらってきた。

「募金労働の日」というのは小学校の時はなかったし、何のことか分からなかったのだが、どうやら学校の授業の代わりに生徒が1日労働し、その賃金を募金に使うということらしい。昨年10月12日に書いた、修学旅行の資金集めのための家庭労働とちょっと似ている。

息子の中学校では今年の「募金労働の日」の募金を、国内の森林保護とWWFの熱帯雨林保護活動に使うということだ。

ただしこれに参加せずに学校に行って通常の授業を受けてもいい。どちらにするかを記入して提出することになっていた。

息子は勉強嫌いだから当然、労働の方を選ぶという。なのでそのように記入して出した。クラスでも授業の方を選んだのはごくわずかの生徒だけらしい。しかし問題はその労働をどうするかだ。説明によれば家庭で行ってもいいし、他で見つけてもいいというが、わが家では代金を払ってまでやってもらう仕事はないので、とりあえず探してみろと言い、現在調査中だ。

学校でこういうイベントをやってくれるのはいいが、働き口とか、もうちょっとフォローしてくれてもいいのではないかという気がする。先生方はその日どうしているのだろう。

息子は近所で聞いたり友達のお父さんがどこかのスーパーの店長だから聞いてみるというようなことも言っていた。しかし中学生に仕事を与えてくれる人などあるだろうか。他人に迷惑がかかるようなことにならなければいいのだが…。


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補助員の減少
このところなぜか新聞記事ネタばかりだが、22日付のAamulehti紙に、ここ2、3年で学校補助員が大幅に減り担任の先生が授業の教材の用意などで手が足りなくなって困っているという話がに載っていた。

人口20万ほどのタンペレ市の場合、2004年には145人いた学校補助員が3分の1以下になっているそうだ。さらに学習補助員も減っているというのである。

「学校補助員」と「学習補助員」? 学校に補助員がいるということは知っていたが、こういう区別があるとは知らなかった。この2つは私が今考えた訳で、フィンランド語では kouluavustaja と koulunkäyntiavustaja である。Koulu は学校、koulunkäynti は学校に行くこと、学校で授業を受けることであるが、どうもちょうどいい訳が思いつかない。どこかに定訳があるのかもしれないが…。

この2つはどう違うかの説明も載っていた。「学校補助員」は失業者や教員を目指す大学生を国の補助で雇用して学校で教員の補助をする人で、資格は特に必要ない。「学習補助員」の方はその専門の課程を終えた人や保健師などの資格のある人で、授業や補習授業の補助も行う。

といっても学校での活動が両者で大きく違うというわけではなさそうだ。息子のクラスでも、中学校になった今は補助員はいないようだが小学校や、特に最初に入った移住者クラスではお世話になったようである。

学校補助員の減少の一因は、以前教職課程でこの活動によって点数が加算されていたのが現在はなくなり、教員志望学生にとってのメリットが減ったということもあるようだ。

2月15日の記事でフィンランドの教師が日本と比べていかに余裕があるか書いたが、そういえば学校補助員と学習補助員がいることも余裕につながっているのだった。

それが減少するということで、子供へのしわ寄せが懸念されているようだ。


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学校の自販機
19日付のAamulehti紙によれば、小中学校にある清涼飲料やお菓子の自動販売機を、ライ麦パンなどの販売機に取り替えるという取り組みが行われているそうだ。

目的は子供にもっと健康的な食品を食べさせることだ。たしかに、こちらの子供を見ているとコーラをとめどなく飲んだり甘いキャンディーの食べすぎで大丈夫かと思うことがある。日本でも同じかも知れないが…。

息子の中学校ではまだ清涼飲料の自販機が置いてある。パンを売っている売店もあるはずだが、息子は買ったことがないそうだ。

自販機を健康的な食品のものに置き換えるのはまあいいことだと思うが、その場合学校では月当たり140~200ユーロの出費となるという。清涼飲料水やお菓子の自販機の場合は無料だが、ライ麦パンとなると平均単価1ユーロ、上限2ユーロでコストを価格に転嫁できないというのだ。

う~む、学校がこれほど出費してまで学校にライ麦パンの自販機を置く必要があるのだろうか。ライ麦パンなんてちょっとバッグに入れて登校すればいいのだし、年間30万円あったら、もっと有意義なことに使えそうな気がするのだが。

試験的に実施された2校ではまずまずの売れ行きで、なぜか食堂でのライ麦パンの販売も増加したらしい。

学校に限らず、フィンランドでは健康的な食品への関心が高まっているように思う。ただ、その方向性にちょっと首をかしげることも多い。これについてはまたいずれ書いてみたい。


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自治体による教科書代の違い
小中学校で教科書や教材に使われる予算に、自治体によって大きな差があるという記事が、18日付のAamulehti紙に載っていた。

春に行われた調査では、生徒1人あたりの予算は最も多いカウスティネンで255ユーロ(約40000円)、最も少ないトゥルクで68ユーロ(約11000円)だったそうだ。

Aamulehti紙がタンペレ周辺で行った調査では、教科書代が最も多い自治体で98ユーロ、最も少ない自治体で小学校20ユーロ、中学校24ユーロという差があったという。

フィンランドの義務教育の教科書は原則として貸与なので、同じ教科書が繰り返し使われれば1人あたりの教科書代は結果として安くなる。8月27日にもクラスが違うだけで教科書の古さが大違いというケースを書いたが、教科書の選択や授業でどのくらい教科書や他の教材を使うかは担当教師によっても違うので、一概に教科書代が少ないことが悪いとはいえないかもしれない。

記事の中で、最も教科書代が少なかった自治体の担当者のインタビューがあったが、それを読んでも予算不足で教科書代が捻出できないというわけではなく、必要な支出の結果としてその金額になっているようだ。

しかし、実態としてはいまだにソ連やマルカ(ユーロ統合前のフィンランドの通貨)の表記のままの教科書が使われていたり、1人1冊の使いきりのワークブックを用意できない場合もあり、子供の学習意欲をそぐことが懸念されている。

このような差が起こる理由として、どの程度の教科書・教材費が適正なのかが示せないということがあるようだ。フィンランドでは教科書はもとより教材や教え方も教師が決める場合が多く、これは良い面もあるが意外な問題に結びついているようだ。

金額はともかく、子供のためには内容や練習に問題のない教科書やワークブックを使ってもらいたいものだと思う。


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絶対値の記号
7年生(中学1年)の数学は正負の数とその計算から始まった。

これは日本の中学校の数学でもそうだった。息子の場合、たまに符号を付け忘れたりするのを除けば、正負の数の操作は慣れていると思う。この概念をちゃんと理解していないとそれ以降の等式の取り扱いもできないのだから。

息子は通信教育で日本の数学の2年生半ばまで行っているので、まあフィンランドのこの時点での数学は問題ないと思っていた。

先日、数学のテストがあって、全般的にはそう悪くなかったのだが、意外なところで間違えていた。

  |-3| □ 3
  |+5| □ |-9|

の □ の中に >, = , < のどれかを入れよという問題である。

なぜそんな簡単な問題を間違ったのか聞いてみたら、絶対値の符号 | | が何か分からなかったという。

それは日本の数学でも正負の数のところで出てきただろ、と言ったのだが、なんだか納得できない様子。後で息子が持ってきた数学の教科書を見たら、絶対値の定義や絶対値の計算のしかたは出ていたが、なんと絶対値記号は使われていないので驚いた。日本の数学の教科書は2つの出版社のものがあるので、念のため両方見てみたのだが。日本の中学校数学では絶対値記号を使わないのだろうか。

もちろんフィンランドの数学の教科書では絶対値記号を使っていて、それを覚えていなかった息子が悪いのであるが、数学は日本よりやさしいと油断してよく復習しなかったのが失敗だったようだ。


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調理実習のスープ
息子は金曜日の家庭科の時間でソーセージスープ(Nakkikeitto)を作ったそうだ。ソーセージスープはフィンランドではとてもポピュラーな料理で、それほど凝ったものではないが、作り方を知っていると便利かもしれない。

どんなスープかイメージがつかめない場合はこちらへ。

ソーセージのほか野菜はじゃがいも、人参、ポロねぎ、スウェーデンかぶなど。他の生徒があまり食べたがらないので息子はおかわりしたそうだ。息子にも他の生徒にもスウェーデンかぶが不評らしい。私も、日本のかぶならいいがスウェーデンかぶがスープに角切りで入っているのは苦手だ。

ところで息子が家庭科の先生に聞いたところでは、調理実習の1回の費用は50センティ(約80円)で、ただし毎回同じでなくて余剰分を次回以降に持ち越してもいいそうだ。前回は紅茶と簡単なお茶菓子だったので、今回は少し多かったのかもしれない。

息子に「日本の調理実習は1回いくら?」と聞かれたが、それはとても答えられない。いくらぐらいかかるのだろう。それに、費用は生徒の家庭の負担なのだろうか? フィンランドでは、以前書いた工作もそうだが費用はかからない。

給食費も払わなくていいのだが、そういえば給食は1回あたり50センティと聞いたか新聞で読んで、安さに驚いたことがある。フィンランドは食品の基本的な素材は安いが、それほどとは思わなかった。まあ自治体によっても違うだろう。それに、給食の内容は日本より質素だし、昨年12月2日の記事に書いたように、途中で足りなくなることさえある。


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ミステリーなレンタカー
フィンランド生活が通算十数年ともなると、こちらのやり方には相当慣れてきたつもりであるが、それでもときおり驚くようなことが起こる。

発端は昨日、妻がリースの車を修理に出したことだ。修理工場には先月から予約を入れ、日本と違って修理の間代車を出してくれたりはしないのでレンタカーも予約してあった。修理箇所を見せるまでは修理に何日かかるか分からないということだったので、ハーツレンタカーにとりあえず3日間の予約をし、状況によって期間は調整することになっていた。これは修理工場にも知らせてあった。

妻は修理工場に車を預けにいき、レンタカーを借りて帰ってきたのだが、貸し出し手続きはレンタカー会社の人でなく修理担当者がしたと言っていた。

200709auto.jpg

貸し出された車自体には問題なかったのだが…


まあそういうこともあるのだろうと思ったが、今朝私が運転し始めて気づいたのは、車がエイビスレンタカーのものだということだった。近頃はハーツがエイビスにアウトソーシングでもしているのか? いやまさかそんなことはないだろう。

予約時のメールをチェックしたがやはりハーツで間違いない。そこで何かの事情でエイビスに移管したのかとメールで聞いた。が、夕方まで返事がなかったので修理工場に電話してみた。

昨日の担当者に状況を話して事情を尋ねると、ハーツが時間になっても来ていなかったのでエイビスを手配したと、事もなげに言う。妻が去った後で来たハーツの担当者には話しておいたから心配いらないと。

というわけで謎は解けたのだが、ハーツもエイビスも修理工場も誰一人として当事者である私に連絡してこなかったし、妻も何も知らされていなかった。

そりゃ、結果的にレンタカーを運転できていてこちらとしても何の問題もないのだけれども。こんなふうにフィンランドでは、最終的につじつまが合えば途中の細かいことはどうでもいいというところがある。そして連絡不足、この点は2月27日の記事に書いた、Kanelさんによればスウェーデンも同様らしい傾向と、根源は同じかもしれない。

日本だったら、少なくともハーツの担当者が遅れたことを電話で知らせてくるのではないだろうか。いやそれ以前に遅れないだろう。いやそれ以前に、リース会社が修理も代車も手配してくれるのではないか。

そんなわけで、実際上何の問題もなかったとはいえ、頭がくらくらするような出来事であった。


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カンガスアラの展望塔で
タンペレの隣にカンガスアラという町がある。この町にある木造の古い展望塔はふたつの湖にはさまれた小高い丘にたち、景色がいいので日本からのお客などがあるとよく連れて行くところだ。

200709kangasala.jpg

展望塔より(以前の写真)


この塔が80周年を迎え、9日の日曜日にちょっとした催しがあるという記事が新聞に出ていた。

そこではヘイッキ・マエンパーが「カンガスアラの夏の日」を歌うというのだ。ヘイッキ・マエンパーは私の好きなミュージシャンで、以前彼のCDにサインをもらったこともある。「カンガスアラの夏の日」はこれもまた私の大好きな曲なので、これは行かなくてはと日曜日の午後、家族ででかけた。

諸事情で時間ぎりぎりに到着したのだが、ぱらぱらといる程度の観客に囲まれたヘイッキ・マエンパー氏のギターと歌を聴くことができた。カンガスアラの、まさに歌詞に歌われた場所を目の前にして聞く曲は格別だ。よく知られている1番、5番、6番では観客も一緒の合唱となった。曲の間には展望塔の歴史や歌にまつわるいろんな話を語ってくれた。この歌が日本語にも訳されていることや、東山魁夷がフィンランドを旅行したおり、観光船で流れていたのを気に入って、船を下りたハメーンリンナの町でそのレコードを買ったことなど。このエピソードは私も東山魁夷の著書で読んだことがある。

演奏の後、マエンパー氏としばらく話をすることができた。実は私の母も日本の東山魁夷館で行われた彼の演奏会に行ったことがあり、それを話して喜んでもらえた。日本にはよく行く機会があるらしい。

なお、「カンガスアラの夏の日」のWebページが http://www.kangasala.fi/laulu/laulu.htm にある。


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日本語ブーム
フィンランドでは各市町村に成人学校というかカルチャーセンターがあって、かなり安く外国語や芸術系、技術系の趣味などいろんなコースを学ぶことができる。多くの授業は夕方以降に行われるので、仕事をしている人でも行きやすくなっている。

9日付のAamulehti紙によれば、その中で最近人気のコースはスペイン語と日本語だということだ。

スペイン語は特に旅行のためで、以前から根強い人気がある。フィンランド人は旅行好きだが、特にスペイン領のカナリア諸島は日本で言えばグァムかハワイにあたるくらい定番のリゾート地だ。スペイン本土や中南米も入れれば、スペイン語地域に旅行することは多いのだろうと思う。

日本語は、マンガやアニメを日本語で理解したいという若者の学習者が多いらしい。テレビでも日本のアニメが放送されているし、日本のマンガも英語、フィンランド語、時にスウェーデン語訳で書店に並んでいる。ゲーム機やゲームソフトも日本製のものが多い。

日本といえば寿司をはじめ日本食も人気が高い。最近はさらに日本生まれのキャラクターや、音楽、ファッションなどもじわりじわりと浸透し、コスプレ大会まで開かれた。スポーツの分野でもスキージャンプは一目置かれているし、先日の大阪での世界陸上も注目されていた。そういえばエアギター大会で日本人が2年連続で優勝したことも新聞に載った。

フィンランドでは学校教育でも多くの外国語があり、また大人になってからも自主的に外国語を学ぶ人が多い。日本語に興味を持つ人も多いのだが、彼らにとって日本語はやはりとても難しい言語らしい。フィンランド人にとって外国語といえばほとんどがヨーロッパ言語で、いくつもの外国語を習得して語学に自信を持っている人も、いやそういう人ほど日本語では勝手が違ってしまう。

発音や文法はフィンランド語話者にとって比較的なじみやすいと思うが、漢字かな混じりという日本の書き方はものすごく難しく感じられるようだ。成人学校でも最初は教室に入りきれなった受講者が回を追うごとにどんどん減っていくそうだし(もっともこれは他の言語でもそうだが)、入門より上のコースは受講者が少ない上、日本に行っていたりしてかなりぺらぺらの生徒と入門コースを終わらせたばかりのほとんどしゃべれない生徒が混在して授業がやりにくいとも聞いた。

なにより、せっかく日本語を学習しても、フィンランドでは生の日本語に触れる機会があまりない。近頃はネットで日本語の素材がいくらでも手に入るし会話さえできるけれども、一般には日本はまだ遠い神秘の国だろうと思う。日本への旅行も、以前はツアーなどあったが円高でほとんどなくなり、近年円安になってからも復活してこない。

いろいろな面で日本や日本語がもっと接しやすくなれば、と思う。個人的に日本や日本語に興味のあるフィンランド人がいれば喜んで話をしているけれども、関心を持ってもらっている間に、日本も国としてもう少し売り込みをしていいような気がする。


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授業時間の増減
しばらく前に、文部科学省が小学校の授業時間数を増やす方針を決めたというニュースがあった。授業数増は30年ぶりだそうだ。

以前も書いたが、フィンランドの学校の授業時間は日本よりずっと少ない。国際的な比較でも最も少ない部類に属していたと思う。

4日付けのAamulehti紙他が伝えたところでは、フィンランドの義務教育の授業時間数は90年代初めに比べてだいぶ少なくなっているという。その減少量は、義務教育全体で半年分にあたるそうだ。1/18 だから5.5%くらいなのだろうが、半年分の授業が減ったと言われると相当な量に思える。

また90年代初めは、当時の法律で最大限の授業時間を確保する自治体が多かったが、現在の法律では最少時間しか規定しておらず、実際にはほとんどこの最少時間が適用されているのだそうで、この経緯や理由は分からないが興味深い話だ。

そういえば90年代初めごろは、夏休みの終わりが今よりだいぶ遅くて8月下旬だったと記憶している。にも関わらず授業時間が多かったということは、他で休みが少なかったか週あたりの授業が多かったのだろうか。

一方、学校教育にかける予算は当時より増加しているのだそうだ。ただ、物価自体が上がっているので、金額での比較かどうかは記事からは判らなかった。


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恥の上塗り
8月20日に書いた電子連絡帳にときどきアクセスしているが、欠席状況のページを見たらある日のスウェーデン語の授業に「!」マークがあり、保護者の確認が必要となっていた。

息子に聞いたところ、欠席してはいないという。実際、その日にスウェーデン語の授業内容を聞いたから欠席しているはずはない。そこで、電子連絡帳の中から送れるメッセージを使い、何かの間違いではないかという内容を書いて送った。

すると翌日には回答があり、「!」マークは欠席ではなく忘れ物だという。確かによく見ると凡例があって「!」マークの意味も書いてある。

しかしページ自体が「欠席状況」(Poissaolot)で、マークがついていたらまず欠席と思ってしまうのではないだろうか。よく見なかった私も悪いが…。

さらに、私はメッセージを職員全員に送ってしまっていた。

というのは、メッセージはタイトル、内容などいくつかの欄に必須項目として赤い星マークが着いており、「グループ」という欄も「職員」というチェック欄にも赤星マークがついていた。

なのでまずチェックを付け、その下のリストを開いて宛先の先生の名を選んだ。そして元に戻るとさっきのチェックが消えている。必須だからチェックするしかないと思ってチェックしたら、宛先選択は無視されて全員宛てとなってしまったらしい。らしい、というのは送るまで分からなかったからだ。ちょっとこれはユーザインタフェースとして問題じゃないだろうか。

…というのが1週間ほど前のこと。そして金曜日に息子が電子連絡帳の紹介と使い方を書いた紙をもらってきた。これを見てから電子連絡帳を使い始めるのであろう。どうやら私はちょっとフライングだったようだ。

そして2枚目に、メッセージの宛先の選択で最後にチェックを付け直すと全職員に送られてしまうから注意、という文と欠席状況の凡例が載っていた。

私のミスで2枚目をつけることになったのか、他にも同じことをした保護者がいたのかは分からないが、まったく恥ずかしいことであった。


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Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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フィンランド三大誤解
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『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
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