スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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えいご漬け
息子はこのところ、任天堂DSの『えいご漬け』にはまっている。

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わが家のDSと『えいご漬け』のパッケージ

DS自体は11月25日に書いたように辞書としても使っているのだが、日本で買ってきたもうひとつのソフトがこの『えいご漬け』で、息子はゲーム感覚でやっている。

特に各練習をクリアすると追加される(らしい)ゲームやスタンプが楽しいらしく、それをゲットするために、何のゲームで何点取るとどういうスタンプが手に入るとかの情報もインターネットで集めては挑戦している。

レベルチェックで、上下しながらもレベルが向上するというのも励みになっているらしい。

フィンランドでもDS用ソフトが販売されていて、ニンテンドッグズなどは人気があるようだが、こういった語学学習ソフトはないように思う。フィンランド人は語学好きが多いから受けそうなのに。

息子が勧めるので妻もやり始めたが、こちらもはまってしまっている。さすがに息子よりはレベルが上なので、息子としては面白くないながらも競争心を燃やしているようで面白い。

私はといえば最初にちょっとやってみたのだが、クリアすると何か出てくるということが分かる前にやめてしまったので、そんなに奥が深いとは知らなかった。2人が飽きたらまたやってみようかな。


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テーマ: 英語・英会話学習 - ジャンル:学校・教育

学校に警備員を?
前回の記事を書くにあたり、報道された発言内容がフィンランド教育庁のホームページにないかと思って調べたところ見当たらなかったのだが、かわりに長官の別の発言で「学校に警備員を導入すべきでない」というものがあった。

これはOpettaja紙(Opettajaは「教師」という意味)で主筆の Hannu Laaksola氏が、増加している教師への暴力から教師を守り、校内の安全を確保するために警備員を置くべきだとアメリカ、エストニア、リトアニアなどの例を引いて書いたのに対するものだ。

1月8日の記事に書いたように、校内暴力に対する教師の研修が行われるくらいだから暴力が増加しているのは確かなようだし、それは長官も認めている。しかし警備員で解決するのではなく、予防措置によって健全で安全な学校環境を守るべきだと長官は言う。

校内の安全は外注でではなく、学校の暴力予防プログラムと迅速な対応によって確保すべきだというのだ。

長官はまた、警備員が校内にいるようになることが生徒にどういうメッセージを与えるかを考えるべきだという。より不安と恐れをいだくのではないか。そして警備員だけで済むのか。次のステップは校門への金属探知機の設置ではないかと。

実際、金属探知機を設置している学校がどこかの国であるのではなかっただろうか。こうして警備と暴力のいたちごっこがエスカレートしていったら、そもそも学校の目的は何なのだろうということになってしまうと思う。


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教育庁長官の提言
1月24日付のAamulehti紙によればフィンランド教育庁のキルシ・リンドルース(Kirsi Lindroos)長官は、学校教育について以下のような提言をしたそうだ。

まず、現在自治体まかせで生徒数が多くなりがちな学級定員を法律で例えば1~2学年では20人とし、必要に応じて教員等人員を増加できるようにする。

フィンランドで学級定員が自治体次第とは知らなかった。息子の学級は28人だが、例えばタンペレ市では1~2学年では1クラス23人、3~9学年では32人が上限となっている。しかし自治体によってはクラスの人数が35とか40を超える例も出てきているそうだ。

長官は、このような人数では法律どおりに教師が職務を遂行するのは不可能だという。

ただ、現状でも実際には体育、外国語、技術では少人数での教育が行われていて、息子のクラスでも英語の時間はクラスを3分割してもう1クラスと共同で授業するため、実質的に通常のクラスの 2/3となり20人弱になる。

補習授業が現実には充分行われていないということは12月9日の記事にも書いたが、補習授業への対応を可能な限り早くするため、1か月以内といったように対応期限を法制化するという。また各生徒への補習の必要性を学校に入る前の5才から検討し始める。

他の学校関係の改善、苦情処理の迅速化なども盛り込まれている。

また世界情勢の変化に対応できるよう、教師の再教育の権利と義務を法制化することをめざすそうだ。

このように学校の教育環境を変え、将来の学校教育は生徒自身による情報検索、調査、経験による学習に基づくべきで、教科書を読んで学習するだけでなく、情報をいろいろな情報源から、またいろいろな方法で自分で探すことが中心になり、家へは全部の教科書を持ち帰らなくてもいいようになるということだ。

この提言がどう取り扱われるのか、どう実現するのか分からないがかなり画期的な内容だと思う。今後の動向にも注意して見ていきたい。


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中学入学への準備
息子は8月の新学期から中学に進学することになるが、進学にむけた準備がもう始まった。

まず、クラス分け等の参考資料にする質問票に記入して提出するように言われた。質問は次のようなことだ。

1. 一部の授業を英語で受ける教育を希望するかしないか

2. 技術とテキスタイルのどちらを選択するか

3. 宗教と道徳のどちらを選択するか

息子が今度行く中学校では10年以上、地理、歴史等一部の授業を英語で行うクラスを設けているそうで、それに参加したいかというのが 1. だ。この地域では外国人は少なく、しかも英語を母語とする外国人児童はほとんどいないので、基本的にフィンランド人児童向けの英語授業ということになる。

これに参加するには英語の習熟度を判定するテストを受ける必要があるが、参考としては成績で10または9、つまり最も上位の必要があると書いてあった。息子は元々英語で他科目の授業を受ける気はないし、これほど英語ができるわけではない。ただ、他の生徒とフィンランド語で授業を受けるよりはハンディが少ないのではないかともちょっと思うので迷ったが、やはり希望しないことにした。つまり中学でも今までどおり、基本的にフィンランド語での教育を続ける。

2.と 3. は小学校のときもあった選択で、今までどおり技術と宗教を選択することにした。

2月の初めには、行くことになっている中学校で新入生の保護者の最初の集まりがある。


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やっと本格的な冬に
12月16日にまだ雪が降らないという記事を書いた後も記録的な暖冬が続き、クリスマスから新年にかけてさえ雪がなかったし、それどころか小雨が続くひどい天気でうんざりしていた。しかし最近になってやっと雪も降り、気温も -10℃まで下がって冬らしい冬になってきた。

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凍り始めた湖

この週末には、まだ凍らずにいた大きい湖も凍ってきた。氷は薄いところもまだあるので上を歩く気にはならないのだが、今日はもう穴釣りをする人もちらほら出てきた。

日もまだ短いとはいうものの、日の入り時刻は冬至のころより1時間も遅い午後4時ごろになったし、太陽もいくらか高くなってだいぶ明くなった気がする。

やっと雪もつもってきたので、息子は近くの公園の坂でそりすべりを楽しんでいる。友達の家にこもってゲームに熱中していることもあるので外で遊ぶのはいいことだと思う。が、昨日はすべっていて転んだとかで、右足を引きずりながら帰ってきた。足首を捻挫したらしい。

そのときは相当痛がっていたが、一夜明けたら治ったと言ってまた遊びに出かけた。行きたいので無理しているようにも見えたが、止めても無駄だろうからしかたがない(笑)。

天気予報によれば、今後数日は -10℃から -20℃あたりを上下する天気になりそうだ。


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地理で日本の勉強
「自然科」では環太平洋地域の地理の勉強をしており、オセアニアからヒマラヤ、中国についで日本も教科書に解説されていた。

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教科書の日本についての解説がある部分

日本についての記述は8行ほどで、アジアの東端にあること、「日本」の名は“中国語で”日の昇る国を意味すること、国土は大半が居住に不適な山岳地帯であるため沿岸地域に高い人口密度で住んでいること、日本は重要な工業国のひとつで天然資源やエネルギーは輸入に頼らねばならないが、高い教育と効率のよいチームワークによる生産技術で成功していること、などが書かれている。

授業の時、息子は日本はどんなところかといった質問を受け、答えたそうだ。息子が言ったのは「学校での勉強時間が長い」ことだそうで、たしかにフィンランドの学校と比べると率直な感想だろうと思う。


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親子面談
以前から予定されていたとおり、学校で担任の先生との親子面談があった。

今いる学校では、秋学期は成績表が渡されず、口頭で達成度や評価などをこの面談で知らされる。面談の前日に、息子は下のような自己評価の用紙を受け取り、書き込んで持っていくことになっていた。

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表は教科ごとに、「能力に応じて進んだ」か「自分の能力ではもっと進めたはずだった」かを、またその教科の評価を 良い方から K, T, V, H といった記号で書き込むようになっている。日本でいえば 5, 4, 3, 2… のようなものだ。

裏は学校での生活態度を自己評価する。たとえば「合意した決まりを守り、よい態度でいたか」ついて、挙げられている評価基準に応じて「いつも」「ときどき」「たまに」といった項目に印をつけることになっている。

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これを持って面談に臨むのだ。妻も加えて3人で夕方の学校に向かった。

面談は20分間。担任の先生によれば息子は学校で積極的に授業に参加し、生活・学習態度も問題ないようだった。理解度も本人の評価よりはいいようなのでほっとした。しかしやはり自然科、地理、歴史分野の語彙はまだ難しいところがあるので、移住者児童向けの先生がそういった授業を一部担当して一対一か少人数で分かりやすく教えることを検討しているという話もあった。

しかしどうもこの学校では、計画はりっぱなのに実際には「何々の都合がつかなくて」といった理由で最終的には絵に描いた餅に終わることが多いようで、ちゃんと実現するのかどうか少々心配なのだが…。

諸々の事柄を話し合うには20分は短い。加えて私も妻もフィンランド語が十分にはできないから余計時間がかかる。

面談を終えて外に出たとき息子が言った。

「お父さん、ちょっと緊張してた?」

それはまあ、そうだが、なんで?

「だって taivutus(フィンランド語の文法的な語尾変化)がときどき間違ってた。」

…お前のようにしゃべるだけで自動的に変化しないんだよぉ!


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デカメートル?デシメートル?
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息子の算数の教科書(6年生)


長さの単位の学習なのだが、metri(メートル)を中心としてキロメートル km、ヘクトメートル hm、デカメートル dam、メートル m、デシメートル dm、センチメートル cm、ミリメートル mm が表で表され、それぞれの単位の変換を習う。

しかしヘクトメートル、デカメートル、デシメートルって…?

太字で表されているキロメートル、メートル、センチメートル、ミリメートルはフィンランドでも日本でもよく使うが、それ以外はまず絶対使わない。

補助単位として100倍のヘクト、10倍のデカ、10分の1のデシをメートルと組み合わせて理解するのはいいにしても、変換の練習までしたって何の役にもたたないだろう。そう思った。

しかし後になって面積で平方キロメートル、平方ヘクトメートル…、さらに体積でも立法メートルから立法デシメートル、立法センチメートル…という単位が紹介されてやっと気づいた。

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この方式だと、長さで1桁違うときに面積で2桁、体積で3桁ずつ変わっていくことがひと目で分かるのだ。

平方メートルと平方キロメートル、立法メートルと立法センチメートルといった単位の変換は大人でも間違いやすいし、こういった次元と桁の関係をよく理解していなくて、「1平方キロメートルは1000平方メートル」と計算してしまう人さえいる。

「長さの倍数は面積では2乗、体積では3乗になる」と抽象的に教えられるよりは、実用でない補助単位を使っても1桁ごとの違いを実感する方が分かりやすいのかもしれない。日本の小学校の算数では、この単位変換は今どのように教えられているのだろうか。

ここからは余談だが、実は私はこの単位の変換について忘れられない小学校のときの出来事がある。


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コインゲーム機と青少年
複数の新聞に書いてあったが、青少年のコインゲーム機の使用がちゃんと監視されていないことが社会福祉・保健省の調査で明らかになったそうだ。

例えばヘルシンギンサノマット紙の記事には機器の写真も出ているので参考まで。

これを「コインゲーム機」といっていいのかどうかよく分からないのだが、これはスーパーの出入り口とかショッピングモールなどにもよく置いてあるゲーム機で、現金のコインを入れてスロットマシンとかポーカーとかのゲームをやって勝つと現金が増えて出てくるという、まあ小額ながらもギャンブルである。一方でパチンコ屋のような場所はないのだが、誰でも出入りできるところに置いてあり、現金そのものが出てくるというところが、日本人の感覚からするとちょっと驚きだ。

実は私はギャンブルに縁のないたちで、こういうゲームをやったこともないのでよく知らないのだが…。

こういったゲームで遊ぶのは15才未満には禁止されているのだが、実はほとんど野放し状態になっているのが現状だ。

記事によると、禁止されているにもかかわらず遊んだ経験のある子供は14才で半分に達し、若者がゲームをしていても注意されたり年齢を聞かれることがほとんどないそうだ。

若いうちにこういったゲームをやっていると依存度が高くなるという危険もある。実際、ゲーム機の置いてあるところで見ていると、ちょっとした合間に小銭を入れて習慣化しているに違いないよどみない動作で数ゲームやっては立ち去る人がたくさんいる。

息子も、友達がこういったゲームをしていると言っていたことがある。13才の息子の友人だから15才未満だろう。このような監視の弱さと敷居の低さはやはり問題だと思う。


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健康推進センターの提案は
1月8日付のAamulehti紙によると、フィンランド健康推進センターのミカ・ピューッコ所長は、現在週2時限以上となっている小中学校の体育の時間の倍増を提案しているそうだ。

高校でも体育の時間を増加するべきであるとのこと。

しかし教育省によれば他の教科の時間とのかねあいもあるので、変更があるとしても2010年以降になりそうだ。

さらに子供の運動の機会を増やすために、公営のプールなど体育施設への入場を、18才以下には無料にすることも提案している。

こういった取り組みによって青少年の運動の機会を増やし、成人になっても運動を続けることで健康の増進を図れるらしい。しかし私などから見ると、フィンランド人の運動好きは、あれでまだ不充分なのだろうかと疑問に思うほどであるが…。ただ肥満体型は、特に中高年では、多い。

所長はまた、小中学校で無料の朝食または間食を提供することを提案している。

スウェーデンではすでに3分の1の学校で30~300円で朝食が提供されているそうだし、昨年12月2日の記事にもちょっと書いたがフィンランドでも無料の朝食を検討している自治体がすでにある。しかしやはり「朝食は家庭の責任では」という声も上がっているようだ。

こういった提案が実現するのかどうか知らないが、体育好きで水泳も好きな息子なんかは喜ぶだろう。朝食については、現在はいつも家で家族そろって食べているので、学校で朝食が出ることになっても息子だけ食べないで登校とはならないような気がする。


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教師の護身術の研修
1月8日のYLE放送のテレビニュースによると、校内暴力に対抗するための教師への護身術の研修が東部のクオピオ市などで進んでいるそうだ。

ニュースによれば3分の1の教師が自身あるいは同僚の教師への暴力に遭遇しているという。

研修では暴力の予測の方法や実際に起こったときの対応を実践的に習うらしい。

フィンランドではあまり校内暴力という話を聞かないので、こういった研修があるというのはちょっとした驚きだった。が、ニュースで写していた体育館での実践練習などは笑いながら楽しそうに行われていて、あまり切迫感はないように思えた。


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接線?接戦?
息子の日本の教科の勉強は、主に海外子女向け通信教育の教材や問題を使っているのだが、わが家ではなるべく問題文や教科書を音読させることにしている。

そうでないと、読み方を間違って覚えているのに気づきにくいからだ。

たとえば「境内」という言葉を、うっかりすると「きょうない」と読んでしまったりする。ふりがながあったりして読み方が書いてあったとしても油断はできない。というのは「けいだい」と書いてあっても、平板アクセントで「慶大」のように読み、その読み方を覚えてしまったりするからだ。

われわれ大人からすれば、アクセントの位置は当たり前のことが多いのだが、子供にとって初めて見る漢語にふりがなが付いているだけでは正しいアクセントで読めるとは限らない。

フィンランド語では常に語頭が強くてアクセントの違いで区別する言葉がないので、日本語のこういった差に鈍感になってきているのかもしれない。

問題は国語だけではない。数学でも理科でも社会でも、日常生活では耳に入る機会がなく教科書で初めて出会う言葉というのは思いのほか多い。

たとえば数学なら、「等分」「対称」「垂線」「接線」という言葉が出てくるが、これらはそれぞれ「糖分」「大将」「水洗」「接戦」とアクセントで区別しなくてはならない。こういった例は枚挙にいとまがない。

ふだん家庭内で使う言語は日本語だから日本語の発音については心配ないと思われがちだが、生活の語彙は限られていて、教科書に初めて出てくるような言葉は耳から入ってくることがほとんどなく、正しいアクセントで読むのは意外と難しい。語彙を養うのに読書がいいと言うけれども、読書ではアクセントは習得できないし。

漢字の表記だけからアクセントを推定することはできないのだろうか。たとえば同じ「接」の字で始まっても「接線」は頭高アクセント、「接戦」は平板と、アクセントのルールはないように思える。としたら大人はどうアクセントを習得したのだろう。やはり実際に読まれるのを聞いたのだろうか。だとすると息子のように日本語は家庭生活だけという状況だと、なかなか習得しにくいだろう。

辞書、特に三省堂の国語辞典を引けば、アクセント型が数字で書いてあるので正しい読み方を知ることはできるが、新しく知った全ての語を辞書で引けとまでは言えない。いつも分からないというならともかく、間違っていないことも多いのだから。

結局音読をさせておかしなところを直すことになっている。


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来年度は登校日数が1日多い?
1月2日付のAamulehti紙によると、今年度は短かったタンペレ市の小中学校の秋休みも来年度はまる1週間となるらしい。まる1週間の秋休みというのは生徒や親の希望でもある。というのは前にも書いたが(⇒10月18日の記事)、こちらの旅行や休暇は基本的に1週間単位だからだ。

秋休みが長くなるとその分の登校日数をどう確保するかが問題だが、最も簡単な解決策は新学期の始まりを8月10日の金曜日とすることだ。この方式は他のいくつかの自治体で今年度も行われたのだが、やはり8月の10日からもう新学期というと、ちょっと早いような気がして抵抗がある。

他には土曜授業日を設けるという方法もあるが、その場合は給食の提供に余分なコストがかかることや、地域によっては通学の交通の便の問題があって簡単には決められない。しかし通常の授業日ではなく、行事にあてることも考えられているようである。

こんなふうに1日の登校日の確保で右往左往するのには面白い理由がある。市教育委員会では11月に来年度の授業日数を今年度と同様188日と決定していたのだが、実はもう1日登校日を増やさなくてはならないことが最近明らかになったというのだ。基礎教育法では、小中学校の登校日は190日から平日または土曜日にあたる独立記念日(12月6日)、顕現日(1月6日)、昇天日(移動祝日、復活祭の40日後の木曜日)を減算することとしている。ところが2008年の昇天日はメーデーで元々祝日である5月1日と重なってしまうため、減算できずに189日の登校日を確保しなくてはならないというわけだ。

なぜ法律はこれら3つの祝日だけ特に登校日数の計算に入れるのか、最初から188日とか189日とか決めておけばいいんじゃないかとも思うが、ともかくこの法律にしたがって登校日数は決められるらしく、1日をどう確保するかで関係者は腐心しているようだ。

一方、6月初めから8月半ばまでという夏休みの期間を見直し、6月後半から8月末までにずらそうという議論も根強くあるが、まだ決着はつきそうにはない。特にこの移動には教師の反対が強いらしい。たしかにフィンランドの6月といったら、授業なんてやめて外に飛び出したくなる最高の季節だから無理もないかもしれない。わが家の場合は、日本の夏休みのさなかに新学期が始まってしまうのはやはり少し不便ではある。といっても6月初めから夏休みになるおかげで日本で長く体験入学ができるという利点もあるので、なかなか難しい。


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今年の年間計画
新年あけましておめでとうございます。

ブログを初めて3か月になりました。三日坊主になるのではと危ぶみながらのスタートでしたが何かとネタがあり、おかげさまで続いています。これからもフィンランドの学校の現地事情を紹介できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。



さて今年の計画だが、まず2週間のクリスマス休みが終わって春学期が始まるのが1月8日。1月半ばには親子面談があって、秋学期の成績表も受け取ることになる。

学校の年間予定は10月18日の記事に書いたとおりだが、2月末に1週間のスキー休みがある。今のところ特に計画はないが、日帰りで近くのスキー場へ行ったりするかもしれない。6月初めには春学期が終わり、小学校も終わりということになる。

それとともに夏休みになるので、今年も息子1人で日本に行き、数週間私の母(息子にとってはおばあちゃん)の家に滞在して、日本の中学校に体験入学する。今年は14才だから中学2年のクラスに入るはずだ。日本の新学期になったら、市教育委員会と受け入れ先の中学校に連絡して手続きをしなくては。

夏の日本滞在では、いとこ達と会ったり幼稚園時代の友達と会ったりできるので息子がいつも楽しみにしている。幼稚園の同級生は何人もが現在海外で暮らしていて、それぞれに夏休みで日本に帰って体験入学したり日本で過ごすことが多いので、ちょうど再会できるチャンスなのである。

体験入学の後は、私の母も一緒にフィンランドに来てみんなで旅行するのが例年のパターンなのだが今年もそうなるかどうか。他にもお客さんがあるかもしれないし、まだ具体的な夏の計画はない。

そして8月の新学期から息子は現地の中学校に通うことになる。小学校よりは通学距離も長くなるので自転車通学になるかもしれない。中学生になってどんなことが起こるのか、勉強はどうなるのか、かなり不安ではある。教科としては特にスウェーデン語も加わるので、現在の日本語、フィンランド語、英語の勉強にさらに1言語増えて大丈夫だろうかという心配もある。

まあ、いろいろ変化もあるだろうけれど、とにかく元気でがんばってほしいものだ。


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プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連
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時間割 登校日数 1日多い
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