スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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熊さわぎ
日曜日の朝刊の1面に大きく載っていたのは,別荘の監視カメラが偶然撮影したという写真だった。

http://www.aamulehti.fi/cs/Satellite?c=AMArticle_C&childpagename=KAL_newssite%2FAMLayout&cid=1194668216100&p=1194626958999&pagename=KALWrapper
(記事のリンクは期間が過ぎると無効になる可能性があります)

画面右端の小型のクマらしき影が犬を追いかけているようだ。地図からするとうちからもさほど遠くない地点なのだが,別荘の持ち主が遠隔で送られてきた画像を猟友会に転送し,専門家は足跡なども調べた上,冬眠から覚めてしまった子グマと推測していた。

ところが翌日の新聞に載ったのは,愛くるしいバーニーズとゴールデン・レトリーバーのツーショット。

http://www.aamulehti.fi/cs/Satellite/Kotimaa/1194668324577/artikkeli/tassa+ovat+rolli+ja+ressu+lempaalan+karhu+ja+takaa-ajettu+kaveri+-+katso+video+.html

そう,クマとおぼしき動物は6か月のバーニーズが,同じ家族のゴールデンと遊んでいる姿だった。撮影条件のかげんで,子グマのように写ったのであった。

上記記事にもリンクがあるが,Toutubeにこの犬たちの動画がある→ http://www.youtube.com/watch?v=szxhnr0RRJk

まだ子犬なのでよく動き回ること。

いや~,大型犬好きにはたまらない話題ですね(笑)。


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オーロラ伝説
17日のニュースで期待したオーロラはどうやら不発だったようで,それ以降,晴れている時間には何度も夜空を見たがオーロラは現れなかった。

オーロラを求めてラップランドに旅行する日本人は多い。私も含め日本人にはなぜこうもオーロラ好きが多いのかわからないが,日曜日のAamulehti紙に載っていたオーロラ関連の記事の冒頭。

「日本の言い伝えによれば,オーロラの下で身ごもった子供は幸せになるという」

…いや,日本にないだろうそんな言い伝えは。

低緯度オーロラが何十年に一度見える程度で,しかも昔は遠方の火事と誤解されたりしたほど「オーロラ」という現象も知られていなかったのに,言い伝えが生まれるわけがない。

逆に,フィンランドにその言い伝えがあると日本の旅行パンフレットだったか何かで読んだこともあるが…。

これに限らず日本の習慣などが間違って伝わっていたり他のアジアの国の習慣が日本のものと誤解されたりということは多い。しかもこのように新聞に堂々と書かれていたりする。まあ日本でフィンランドに関しての誤解も多いけれども。やはりまだまだお互いに遠い国なのかもしれない。

そういえば,90年代頃は日本人というと合掌して挨拶してくる人も結構いたが,最近ではめっきりなくなった。少しずつ情報の疎通は進んでいるのかもしれない。


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オーロラのチャンス?
AuroraWatchからオーロラ予報のメールが来た。今後2,3日の間に数年ぶりの激しいオーロラが見えるかもという内容だ。

これは活発なオーロラが出そうなとき知らせてくれるサービスなのだが,何年も前に登録して一度間違い警報が来た(後でお詫びがあった)のを別にすれば初めてのメールである。

BBC(http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12493980)も報じている。

オーロラは,以前はひと冬に何回か見えたものだが,ここ数年低調で久しく見ていない。今回,見えるといいのだが。今晩は雲が多いし月が明るくて見えそうもない。しかも気温は現在 -20℃だが朝までにまだ数度は下がりそう。


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休み時間の規定
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このところ寒い話題ばかりで恐縮だが,19日付のAamulehti紙に,学校での屋外活動に関する話が出ていた。

屋外活動とは主に体育の時間と休み時間である。フィンランドでは「休み時間」といったら校舎から外に出る時間のことだからだ。

なぜ外かというと新鮮な空気を吸うためだそうで,これはかなり重視されており,教室には鍵がかけられて居残ることはできなかったりする。しかし気温が -15℃以下のときは免除されると聞いていたのだが,記事によればこの温度は学校によるのであって教育省が決めているのではないそうだ。

例として出ているのだが,ラップランドのイヴァロ(北緯69°,1月の平均気温 -15℃)の小学校では体育は -15℃以下,休み時間は -25℃以下で屋外免除になる。ユヴァスキュラ(北緯62°,1月の平均気温 -10℃)の学校では -18℃,カンガスアラ(北緯61.5°,1月の平均気温 -8℃)の学校では -15℃で免除となり,ヘルシンキ(北緯60.5°,1月の平均気温 -6℃)の学校でははっきりした温度は決まっていないという。これはたまたま調査した学校での話で,学校による違いもあるのだろう。

息子に聞いたところでは,高校では休み時間に外に出されるということはさすがにないそうだ。

そういえば息子が生まれたばかりのころ,保健婦さんに指導されたのは必ず外に出したうば車の中で昼寝させなさいということで,そのときも -15℃以下にならない限り,ということだったと記憶している。ラップランドではこの温度も違うのだろうか。

赤ん坊のときからこの調子だからフィンランド人は寒さに強くなるのか。だが室内が寒いのには,フィンランド人は弱いと思う。日本の冬の室内は寒くてとても過ごせやしないだろう。実は私もそういう体になってしまった。


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舌が凍りついたら
20101214.jpg

このところ -20℃程度に冷え込み,昼間晴れると樹氷やダイヤモンドダストがきれいだ。

この寒さに関し,14日付のAamulehti紙に信じられないような話が載っていた。

氷点下で冷えた金属に手がくっついてしまうことはよくあるが,戸外にある物干しなどの金属柱に,子供が自分の舌をくっつけてしまうことがあるというのだ。

手がくっついただけでもちょっと危ないと思うのに,よりによって舌である。冷凍庫内の金属部分をなめるようなものだ。自殺行為ではないか。

そうやってくっついてしまった場合どうすべきかという問いに,救急センターの医師は「思い切って一気にはがすしかない」と答えている。舌というものは回復が早く,重大な後遺症は残らないので医者に行くほどのことではないのだそうだ。少しくらい血が出ても心配ないという。

ちょっとくらいの風邪やけがは自然治癒で治す(だから総合かぜ薬やマキロンに相当するものはない)のがフィンランド流だが,これはちょっと想像するとくらくらした。

幸い,記事によればそういう相談をしてきた患者はいないそうだ。


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2009年PISAの結果
今日発表された2009年実施のPISAの調査結果では,フィンランドはまだ上位を保ってはいるが2006年の前回からはだいぶ順位を落とした。

Yahoo!ニュースの記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101207-00000071-mai-soci

今回,新しく参加した上海が3部門すべてで1位となり,同シンガポールも上位である。順位もさることながらフィンランドは,読解力で「優秀」だった生徒が2000年の18%から15%まで下がってしまっている。

どの国でも女子の方が男子より高得点だそうだが,フィンランドではこの差が最も大きく,平均して女子は読解力で男子より1年半進んでいるという。このような男女差は以前から指摘されてきたことではあるが,なんらかの方策が必要であろう。

数学ではかなり順位を落としている。PISAの数学の問題は数学力よりは問題文を数学的に読解する能力を問うもののようだが,これまで何度か書いたように数学自体のレベルについてもフィンランドの教育はやや気になる。

今日のニュースなので新聞の速報版でも注目点はやはり順位であるが,もう少しすると内容の分析が載ると思うので注意して見てみたい。

一方,日本は上位に新規参入があってもそれぞれの分野で順位を上げている。学力がついに回復してきたのだろうか。


国籍申請の試験案
30日付のAamulehti紙によれば,フィンランド移民局長官はフィンランド国籍の申請において,デンマークや英国などで行なわれているような国に関する知識を問うテストを将来行なう可能性を示唆したそうだ。

この考えには賛否両論あり,また国に関する知識の教育についても議論されるところではあるが,参考に出ていた問題例が興味深かったので,以下に訳を載せてみようと思う。

1. フィンランドで義務教育はいつ終了するのは?
a) その子が仕事に就いたとき
b) 小中学校を修了するか,10年間教育を受けたとき
c) その子が16才になったとき

2. フィンランドでは大統領選挙は何年ごとか?
a) 4年
b) 5年
c) 6年

3. 「フィンランドでは,逮捕された人は留置されるか釈放されるかが1週間以内に決められる」は正しいか間違いか?
a) 正しい
b) 間違い

4. 次のうち正しくないものは?
a) フィンランドは戦後,何千万ドルもの賠償金をソ連に支払った
b) 最後の賠償列車が発車したのは2000年代になってからであった
c) 賠償はフィンランドの金属産業の発達に役立った

5. フィンランドで女性が選挙権を得た年は?
a) 1916年
b) 1956年
c) 1906年

6. フィンランドの国語は?
a) フィンランド語
b) フィンランド語とサーメ語
c) フィンランド語とスウェーデン語

7. フィンランドは議会民主制である。その意味は?
a) 国民は国民投票で意思を表し,国会議員はそれに従って投票を行なう
b) 国民は自由意志により国会議員を選出し,彼らは投票者に対し責任を持つ
c) 国会議員の構成は国民の性別,年齢,社会的背景を反映したものでなくてはならない

8. ヨーロッパ議会が開かれる2都市は?
a) ヘルシンキ
b) ストラスブール
c) ロンドン
d) ブリュッセル

9. 次のうち正しいものは?
a) 児童手当はフィンランドに居住する全ての子供に,17才になるまで支給される
b) フィンランドでは児童手当ては裕福な家庭には支給されない

10. 昨年,最も多くフィンランドの国籍を与えられたのは?
a) ロシア人
b) ソマリア人
c) スウェーデン人

以上,合格レベルは80%だそうだ。

正解は↓

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小学校の外国語教育
28日付のAamulehti紙によれば,教育省の作業部会は2014年からの小学校の外国語教育の改革を提案しているそうだ。

現状では遅くとも小3から外国語教育が始まるが,自治体には外国語の選択肢を設ける義務はなくほとんどが英語を選択している。英語以外の外国語については,希望者が多い場合は授業が行なわれるが,開講のための最小生徒数は自治体しだいである。

提案では最初の外国語を2年生からとし(現在すでに2年生から行なっている学校もあるが),英語以外でも10人以上の希望者が集まったらその外国語の授業を開講しなくてはならないとするそうだ。

また,現在7年生(中学の第一学年)からとなっているスウェーデン語(フィンランドのもうひとつの公用語)を6年生からとするという。

提案どおりに行けば,小学校のうちに国語の他に2つの言語,任意の選択科目としての外国語も含めれば3つを習い始めることになる。

つまり,全体的に外国語教育を早い学年から始め,また英語へのかたよりを減らそうとしているようだ。

理想としては立派だが,特に小さい自治体で予算や教員確保は可能なのか。このところの経費削減で教員の一時休業が余儀なくされ,息子の高校でも今週は英語の時間が自習だったくらいなのに。

早すぎる外国語の導入に懸念をいだく専門家もいる。しかし全体として外国語重視の傾向は変わらないようだ。

まあ息子はもう中学校を卒業してしまったから,うちには直接の影響はないのだが…。


パラシュート降下事故
私自身のことではない。Helsingin Sanomat紙に載っていた記事だが,20才の女性が上空1kmから初めてパラシュート降下をした際,2秒後に開くはずのパラシュートが開かず,予備パラシュートを開こうとしたがそれも失敗したという。

地上まぎわでメインパラシュートが開いたが,スピードが落ちる間もなく湿地に落下した。幸い,女性は重大なけがには至らず自力で救助隊に向かって歩いて助けを求めたという。

奇跡的に幸いなことであった。たしかにフィンランドは湖沼や湿地が多く,たまたまそこに落ちたからよかったが,近くの飛行場であったらむろん命はなかったであろう。

さてこれで思い出したのがフィンランドのジョークで,トロいとされているハメ地方の人をネタにしたものである。

軍隊で,新兵がパラシュート降下の練習をしていた。教官が「1,2,3と数えたらひもを引くのだ」と教え,新兵たちはそれぞれ飛行機から飛び出してはパラシュートを開いていったが1人だけ,ハメ地方の兵士のパラシュートが開かずに墜落してしまった。落ちたところは湿地で,救助隊がかけより助け出すと兵士は言ったそうだ 「…3」。

ちなみにうちもハメ地方に住んでいる。


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教育改革
6月2日に書いた,義務教育の教育改革の具体案が26日付のAamulehti紙に出ていた。

この案で特に驚くのは選択科目の増加である。現在,小中学校合わせて選択科目は各学年の累計で13で,これでも日本の学校に比べれば多いと思っていたのであるが,これを34に増やそうというのだ。うち小学校の分が任意で履修できる第二外国語を除いて13だそうだ。

「演劇」と「倫理」の2科目が新設されるという点は変わっていないが,これらに吸収される内容があるためか国語(フィンランド語地域ならフィンランド語,スウェーデン語地域ならスウェーデン語)と宗教または道徳,美術の時間が少々減少している。他に第一外国語,第二外国語,数学,保健もやや減る。

増えるのは体育で4コマ,つまり4年間週1時間多く体育の授業を受ける計算になる。選択科目は主に理科・社会と芸術系科目で大幅に増える。全体としては226で4コマの増加となる。

このように履修科目が変わると生徒の希望に合うように科目の割り振りが大変になるが,この辺の裁量は自治体に任せるようで,小さい自治体や学校だと現実には選択の自由度に制約が出てくるかもしれない。


教育省の掲げる改革
2日付のAamulehti紙に,教育省の作業部会が提案しようとしている義務教育の改革についての記事があった。

この提案が通ると,まず小中学校を通して400時間の授業が増加される。現在の5750時間から7%ほど増えることになり,OECD諸国の授業時間の比較で少ない方から2位だったのがドイツと並び日本より少し少ない程度になる。増加する授業は体育と芸術科目で,これは1月14日に書いたとおり。

授業科目としては「演劇」と「倫理」が新設される。

外国語教育がさらに低学年で始まり,言語数も増える。最初の外国語(A1)は2年生から始まり,少なくとも3言語から選択できるようにする。2つめの外国語(A2)は遅くとも5年生から始まる。3つめ(B1)はおそらく選択だと思うが,6年生からになる。その時期に第二の母国語(フィンランド語が母語の生徒ならスウェーデン語,スウェーデン語が母語の生徒ならフィンランド語)の授業も始まる。外国語で授業を受けることも容易になる。

また科目の選択の幅が広まる。現在でも特に中学校ではかなり選択があるが,たとえば理科なら生徒の好みによって生物を多めにしたり物理を多めにしたりといったことが可能になるという。

現在ほとんどない学校のクラブにも時間が割かれるようになる。

この改革について6~7年生にインタビューした結果も載っていたが,「倫理って?」という反応が多いようだった。

さあどのように実現するだろうか。そのころ息子はもう中学校にいないのであるが。


フィンランド語習得の難しさ
Aamulehti紙によると,フィンランドで大学を卒業し就職しようとしている外国人留学生たちにとって,フィンランド語の習得がネックになることが多いのだそうだ。

フィンランドはヨーロッパの中でも英語がよく通じる国で,特に大学などアカデミックな場や外国人の多い環境では英語だけでことたりてしまうことが多い。さらにフィンランド語はマイナーな言語でフィンランド人しか使わないと思われていることも多く,相手が外国人というだけで英語に切り替えるフィンランド人もよくいる。英語だけでなく他のヨーロッパ言語に堪能なフィンランド人も多く,結果として長年フィンランドに住んでいてもフィンランド語が話せない外国人は珍しくない。

私自身も,フィンランド語で話しかけているにもかかわらず英語で返されるという経験を何度もしている。まあそれはフィンランドに限らずスウェーデンでもそうで,スウェーデンでスウェーデン語を使おうと思ってもなかなかできないのだけれども(笑)。

そんなわけで留学生はフィンランド語を使う機会がなかなか得られず,会話力が伸びないというのだ。とはいえ就職するとなるとフィンランド語力も必要になるというから皮肉なことである。


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郵便物のネット配達
17日付のAamulehti紙によると,個人宛の郵便をスキャンして電子的に通知する配達方法の実験が,ヘルシンキの東にあるポルヴォーのアンッティラ村で15日から始まったそうだ。

これは人口密度が低い地域での将来の郵便配達の方法を探るためで,実験には住民360人が参加しているそうだ。この人たち宛の郵便はヘルシンキの郵便局で開封され,スキャンされてその内容が本人からのみ電子的に読めるように通知される。一方,再び封をされた郵便物は地域の郵便局に備えつけてある各郵便箱から受け取るか,週2回家に配達されるという仕組みだそうだ。

もちろんプライバシーは厳重に保たれるということだが,郵便物を他の人に開封されるというのはかなり抵抗があるのではないかと思う。しかし参加者は当初の見込みより多かったそうなので,それほどは気にしないということなのか。

アメリカやスイスでは,局に到着した郵便の封筒をスキャンして受取人に電子的に知らせるサービスが,特に旅行の多い人向けにあるらしいが,このような仕組みは他にないとか。

かなり先進的な試みとはいえるのであろう。


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噴火の影響
アイスランドの火山の噴火の影響で,飛行機の欠航が相次いでいる。

昨日までのニュースでは,上空の大気に影響のあるイギリス,ノルウェー,スウェーデン,さらにはフィンランド北部の空港でも欠航の便が出始めていたが,今日はフィンランド全土で国内便も含めほとんどの飛行機が欠航しているようだ。

ヘルシンキ空港のサイト http://www.helsinki-vantaa.fi/etusivu にあるフライト情報は出発・到着ともほとんど「キャンセル」の表示で,これほど真っ赤になっているのを見たのは初めてである。日本との間の便も,昨日までは飛んでいたが今日はキャンセルされている。

何千kmも離れた火山の噴火がこれほど影響するとは。

飛行機にとっては大気中のわずかな噴出物も問題なのだろうが,空の見かけには変わったところはない。

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中高生の学校生活意識
教育庁が行なった,中高生の学校生活に対する意識調査の結果が発表された。

これは昨年12月から今年2月にかけて,5万8千人あまりの生徒を対象に行われた調査で,うち約67%が中学生,15%が普通高校生,16%が専門学校生である。

この結果を見ると,学校に対する印象として最も多いのは「忙しさ,時間や期限を守ること」で43%の女子,39%の男子がこれを選んでいる。

しかし日本の中学・高校に比べれば忙しさや時間の厳しさはずっとゆるいと思うのだが…。

次に多いのは18%の女子,14%の男子が選んだ「友達,交流,社会性」,そして3番目は10%の女子,14%の男子が選んだ「複雑さ,難しさ,問題解決」となっている。

この印象の選択に関しては言葉での表現とともに画像イメージが使われていて,報告書の中でそれを見ることができる。報告書へのリンクは→ http://www.opetushallitus.fi/download/122685_Tulevaisuuden_Koulu100330.pdf

現在の学校に対し部分的にあるいは完全に満足している生徒は60%,逆に不満な生徒は5分の1であった。これはかなり満足度が高いといえるのではないかと思う。

生徒が重要だと思う能力としては言語の18%,数学 13%,社会性11%などが挙げられ,読み書き,健康に関すること,また気候,環境,技術が続いている。全体として実際的な知識・技能の習得が重要と考えているようだ。


高校修了試験の軽減措置
14日付のAamulehti紙に,高校修了資格試験(yo-koe)の軽減措置に関する記事があった。

この試験は高校卒業資格であるとともに大学入学にも必須の国家的な試験なのだが,昨年,軽減措置を受けた受験生は7500人,全体の1割にのぼるという。2002年に3000人,約4%だったのに比べ倍以上に増加している。

受験生に特別な事情がある場合は,その事情が考慮された試験が行われるのだが,最も多い事情は障害で中でも難読症が最多だそうだ。次に多いのは病気と身体障害,3番目に母語がフィンランド語でないことが挙げられている。

たとえば難読症の場合,通常の6時間の試験が8時間に延長されたり,パニック障害のため別室での受験,字がうまく書けないためにパソコンの使用,などといった環境整備の他,採点基準が緩和されたりその両方ということもあるそうだ。

このような措置の申請は,受験生が医師の診断書を提出するだけで比較的簡単に行われているらしい。受験する方としては少しでも結果がよくなるよう対策する心情は理解できるが,逆に不公平が起こっている可能性もある。

この状況を憂慮する校長も多く,今後なんらかの方策がとられる可能性もあるらしい。3番目の母語に関しては息子もあてはまるので,今後どうなるか注目したい。


湖の氷
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この週末は -20℃ほどの気温が続いている。昨日は晴れていたが風が強かった。冷え込むと無風のことが多いのに珍しいなと思っていたら,今日は吹雪になり,雪が降り続いている。

先日,湖の氷と雪の間に水の層ができている現象について書いたが(→1月17日),それについて20日付のAamulehti紙に記事が出ていた。

それによると多くの湖で,氷と雪の間に厚い水の層ができているそうだ。

いつもより雪が多く重さで氷を上から圧迫するため,寒さで氷が収縮してできる割れ目や穴釣りのために開けた穴から下の水が流れ出し,それが穴の周囲の氷を溶かして穴が大きくなるらしい。

水の層の一番上は凍って薄氷ができている。つまり上から

  雪(数十cm)
  薄氷(数cm)
  水の層(約20cm)
  硬い氷(約25cm)
  水(底まで)

という状態になっていて,上を歩いたりスキーをするときに薄氷を破ったりして穴に落ちる危険もあるという。

また厚い雪の断熱効果のために硬い氷の厚さが増しにくく,普段より氷が薄いそうだ。そのため春に湖の氷が解ける時期は例年より早いと予想されているそうで,この寒い冬なのにとても意外だし自然現象というものは一筋縄ではいかないものだと思う。

ともかく氷を踏み破ったりしないよう気をつけなくては。


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地震
月曜日の夜19:30ごろ,うちからほんの数kmのところを震源地とするごく弱い地震があったと新聞に出ていた。

フィンランドは世界有数の古い地層だそうで,地盤が安定しているため地震はめったに起こらない。一生,弱い地震にさえ遭わないフィンランド人がほとんどだ。エレベーターにも対地震安全装置は付いていない。地震の心配をせずに生活できるのはいいことだと思う。

記事によればこの地震のマグニチュードは1.2,周辺の住民は衝突音だと思ったり花火だと思ったりして外に出てみた人も多かったというが,地震と思った人はほとんどいなかったらしい。

それで思い出したのだが,月曜日の夜,入浴中に家の外から何かぶつかるような音がしたのだ。ちょうどそのころだったはずだ。浴室から妻に「何の音?」と聞いたが妻も判らず,息子は「花火じゃない?」と言っていた。外を見ても特に変わったことはないようなので,事故でなければ除雪車がたてた音か,隣で重い家具でも壁にぶつけたかと思っていた。

だが揺れは感じなかったため,地震とは思いつかなかったのだ。湯船に波さえたたなかったと思う。

フィンランドで地震に遭遇したのは初めてだが,貴重な体験かもしれない。


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LEDろうそく
冷え込みが続いている。今年のクリスマスは前日に新雪もつもってきれいに雪化粧した。

クリスマスイブの夕方,教会の横を通るとミサに参列する人が次々と集まってくるのが見えた。こちらではクリスマスイブは墓参りの日でもある。教会の墓地に人々が参拝し,たくさんのろうそくの灯がともされている。

ちょうどAamulehti紙にLEDろうそくの記事が出ていた。

最近,お墓にそなえるろうそく型のLEDが増えているが,これに間違って火をつけ爆発する事故が発生しているというもの。LEDろうそくというものは知らなかったが,こんな形のものらしく,お年寄りなど普通のろうそくと誤って火をつけることもありそうだと思う。

実際のところ,この秋ごろから朝方でもお墓にろうそくの明かりがずっとついているなあと思うことがあったのだ。LEDろうそくが使われていたというなら納得できる。記事によればLEDろうそくは小さな電池で1か月も点灯し続けるものもあるそうだ。

マッチで火をつけようとする他,火のついたろうそくを近くに置くことでも過熱して暴発する可能性があるので注意が必要とのこと。


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ハイブリッド教科書
日本でもそうだと思うが,フィンランドの小中学生はほとんど携帯電話を持っていて,家族や友達との連絡に欠かせないものと考えているようだ。しかし学校では,携帯を使ったり着信音を鳴らしたりするのは通常禁止されている。

しかしその逆を行く試みも行われているらしい。

国立技術研究所(VTT)が行ったハイブリッド教科書(hybridioppikirja)という実験で,教科書の補助教材として携帯を使うというものだ。

たとえば英語で,教科書を一通り習った後,生徒は教科書の該当するページを携帯で撮影してネットで送信すると,その内容に合わせた聞き取り練習問題が表示され,イヤホンで問題を聞きながら解いた答えを送ると採点された結果が返ってくる,というものだそうだ。

ハメーンリンナの小学校で6年生を対象に行われた実験では,生徒の評判もよかったらしい。最初は操作にとまどった生徒もいたが,今どきの子供だけあってすぐに慣れ,楽しんで問題を解いたとか。

たしかに語学のような,聞き取り練習を行うにはいいかもしれない。そのうち実際の授業で実現するかどうか。


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厳冬の予報
先日,樹氷が見られたときはいよいよ冬かと思ったが,それから一転して先週あたりから小雨の降る暖かい日が続いている。雪はすっかり解け,暗く厚い雲に覆われた空は太陽がどこかも分からない。

しかし,今回発表された長期予報によると12月,1月ともに平均より気温が低く,降水も多めだそうだ。今年はホワイトクリスマスが期待できそうだとのこと。

さらに2月は強い寒波が予想されているらしい。

新聞にはここ10年の1,2月の最低気温と平均気温のグラフも載っていた。最も寒かったのは2006年で最低気温が -32℃。さすがに -30℃を下回る気温はこの辺でも珍しく,外の温度計を撮った写真があるのだが,今見てみたらそれもちょうど -32℃を示していた。

一方気温が高かったのは2008年で,私も憶えているがこの年は2月ごろまでほとんど雪もつもらず,湖もなかなか凍らず,泥だらけのひどい冬だった。

うちの場合,犬が散歩で汚れるので特にこういう天気は困るのだ。

先週から今週にかけてそのころを彷彿とさせる天気だったので気がめいっていたが,来月からまともな冬が来るということならうれしい。


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EU各国の外国語習得
9月26日はEuropean Day of Languagesだったそうだが,これに関連してEurostatにEU各国の外国語の習得に関する2007年の調査結果が発表されていた。

これは高校レベルで学習する外国語の数と,自己評価で大人になってから使える言語の数についての統計だ。

これによると高校レベルでは,フィンランドの他チェコ,ルクセンブルク,オランダで全生徒が2つ以上の外国語を学習するそうだ。北欧,東欧はそういう国が多い。一方イギリスは半分以上が外国語をひとつも学習しない。いくら英語が世界を席巻しているからって…。ギリシャは学習する外国語がほとんど英語のみ,と日本と似た様相である。

大人になってから2言語以上使える人の率が高いのはノルウェー,スロヴェニア,スロヴァキアに続きフィンランドが68%で,EU平均の60%よりかなり高い。たしかにいくつも外国語を操れるフィンランド人は多いし,大人になってからの外国語学習も盛んだと思う。

1つでも外国語を使える人の率ではリトアニア,ノルウェー,スウェーデンが高く,フィンランドは9位で84%。スウェーデン,ノルウェーは実際のところ英語を不自由なく使いこなす人が多いし,この統計ではデータがないがデンマーク,オランダもそうだと思う。

逆に外国語ができない率が高い方の国ではハンガリー75%に続きポルトガル,スペイン,ブルガリア,ギリシャ,フランス,イタリアなど。ハンガリーは意外だったが,南欧は実際に旅行してもそう感じる。イギリスは35%でほぼEU平均と同じだが,イギリス人の知り合いを思い浮かべても,そんなに外国語ができる人が多いようには思えない…。半分以上が高校で外国語を学習していないのだし。

まあそれは自己評価だからということかもしれないが,なかなか興味深い統計だった。リンクは→http://epp.eurostat.ec.europa.eu/cache/ITY_PUBLIC/3-24092009-AP/EN/3-24092009-AP-EN.PDF


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学生ローン急増
25日付のAamulehti紙によると,学生ローンの貸し出しが急増しているそうだ。

大手銀行のNordeaでは,貸付額で1年前より40%増だという。通常は夏休みシーズンに学生が企業でアルバイトをすることが多いのだが,不況で仕事先がなかったなどで収入が少なかったことが主な原因らしい。最近,利率が下がってローンを組みやすくなっていることも一因のようだ。

フィンランドではそもそも学費が無料だし,住居も格安で借りられる上,学生には生活補助がある(参考:3月27日の記事)。学生向けローンは利率としても有利で,保証人には国がなってくれる。

こういった点は学生として生活しやすいが,一方日本と違って親からの援助はほとんどないのが普通だ。ローンを利用する学生は4割ほどで,卒業時に平均で約6500ユーロ(87万円)のローン残高になるそうだ。

夏期アルバイトもなくなり,仕事が見つからないので学生になる人が増え,卒業しても失業状態が多いという,学生にとっても大変な状況を不況は作り出している。YLE放送のラジオで先ごろ聞いた話では,大学卒業後外国に就職する人が増えているのだそうだ。行き先で多いのはスウェーデン,英国,ドイツなど。EUでは資格が共通のこともあり,以前から他国で仕事をしたり他国からフィンランドに来たりという人は珍しくなかったが,国内で仕事がないことで若者の流出が増加するのはちょっと心配だ。


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クラス規模
6日付のAamulehti紙ピルカンマー地方の小中学校のクラス規模に関する統計が出ていた。

自治体ごとに,最小,最大,平均の人数の表になっている。これによると最大なのはタンペレ市の小学校の4年生の33人という学級。タンペレ市の平均は22.6人ということで,昨年末の平均21.6人より1.0人増えていることになる(→2008年12月10日)。その時点で市は最大32人の学級定員を29人に引き下げるという決定をしていたはずなのだが…。

この33人のクラスは自ら「スーパーメガ学級(Supermegaluokka)」と名乗っているそうで,クラスとしての結びつきはむしろ強くよい雰囲気らしい。

しかし33人でスーパーメガだと,日本の40人を超える学級などどうなるのだろうと思う。

しかも,人数の多いクラスでは教科によって分割して授業をするのが一般的で,このクラスの場合は算数,英語,音楽,手工芸,国語,情報処理のクラスが2分割であり,33人のままで行われる授業は週24時間のうち15時間にすぎない。さらに特別支援教師や助手がいくつかの授業で配置されているという。この辺の手厚さが,さすがフィンランドだと思う。

クラス規模は自治体や学校により差が大きい。最大学級でも21人という自治体が2つ,平均では20人前後が多いようだが13.4人という学校もある。息子のクラスは今年は17人だそうだ。


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教師の給食費
以前にも書いたが,フィンランドの小中学校では給食は無料で,教室ではなくカフェテリア方式の食堂で昼食をとる。

9日付のAamulehti紙に出ていた記事によると,タンペレ市ではこれまで食事中の子供を見守るためとして無料で提供してきた教師への給食を,今学年から有料化することになった。給食の材料費は62セント(約85円)だが,その他のコストとして1.70ユーロ~4.50ユーロ(約235~620円),そして消費税も含めて教師が負担することになる。一方,教師にとっては食事中の生徒を監視する義務はなくなる。

無料の食事が有料になるだけかと思ったら,意外と長期的な影響があるようだ。教師の給食費が公費負担だったときは無料の昼食は1食あたり3.30ユーロ(約450円)の収入と見なされ,税金もかかっていた。それがなくなるのだから,給与明細の所得税・地方税の源泉徴収額は減って手取り自体は上がる。一方,計算上の収入減により年金保険料も減るので最終的に受け取れる年金も減ることになる。1食の額は小さくても毎日のことだから積もれば大きいわけだ。

昨今の不況で市の財政が厳しくなっているからだが,タンペレ市によるとこの有料化をしない場合,年間で12人の教師が雇用できなくなるそうだ。それほどの額になるとは。


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学校のトイレ
5日付のAamulehti紙によれば,フィンランドの児童・生徒は学校のトイレ使用を敬遠する傾向にあるという。

森林業のMetsä Tissue社が行った国際調査の結果によれば,フィンランドで学校のトイレを毎日使っている生徒は3分の1しかなく,10人に1人は絶対に使わないという。

使わない理由としては悪臭,汚さ,トイレットペーパーやペーパータオル切れ,そして混雑だそうだ。

また44%がトイレの後,手を洗わない。その理由としては手を拭くものがない,石鹸がない,お湯が出ない,蛇口が汚いといったことが挙げられている。

私が思うには,フィンランドの公共トイレ事情は日本と比べてもかなり良い方だ。ほとんどのトイレで,それが辺鄙なところであろうとお湯が出るし,ペーパータオルか布の巻き取り式で新しい部分を使えるタオルとか熱風乾燥機が備え付けられている。公的施設や学校でもそうで,使う生徒にトイレ使用を控えるほどの不満があるとは意外だった。

なお,フィンランドで生徒は学校の掃除をしないので,こういった問題があるならトイレ掃除や整備をもっときちんとやろうという話にはならない。清掃業者の仕事だからだ。


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中学卒業後の進路
8月半ばから新学年が始まるが,4日のAamulehti紙によると今年は中学卒業後の進路がまだ決まっていない生徒が2000年以降最多の299人となり,これは6人に1人の割合だという。通常は100~150人だそうだからかなりの数である。

来年の息子の進学時にどういう状況になるかと思うと人ごとではない。

市では10年生のクラスを2つ増設し,また普通高校(lukio)や職業学校(ammattiopisto)の定員を追加するなどして,行き場のない生徒を救う努力をしているそうだ。

10年生とは中学卒業後もう1年勉強をやり直しをする学年のことで,成績の上昇により進学のチャンスも増える。

一方,別な記事だが左翼同盟(Vasemmistoliitto)の Paavo Arhinmäki議長は義務教育の12年間への延長を提唱しているそうだ。

ただし中学卒業後は必ずしも座学ではなく,たとえば職業に直結した教育でもいいとしている。中学卒業後,進学も就職もできない状態になるのを防ぐためだ。

また提言には高校の教科書無償化も含まれている。現在でも高校の,というか大学まで学費は無料であるが,中学校までと違い教科書は各自買わなければならない。この負担をなくすということだ。

社会民主党(SDP)のJutta Urpilainen議長も同様に義務教育の延長を提言しているが,中学卒業後少なくとも1年の教育を義務化することから始めようという考えらしい。

こういった改革は進学年齢の子を持つ親としてはありがたいが,不況で税収が激減する中,予算がまかなえるのだろうか。


サイマー湖,落選
23日付のAamulehti紙で,フィンランドのサイマー湖が「新・世界七不思議 自然版」決勝の28候補に入選できなくて残念がられているという記事を読んだ。

しばらく前に「新・世界七不思議」が世界中からの投票で決められたということは聞いていたが,「自然版」なるものの選定が進んでいたとは知らなかった。プロジェクトのサイト(http://www.new7wonders.com/)によれば候補地を77に絞り,それが決勝で28に,そして最終的に7つが選出されるらしい。しかし正直言ってサイマー湖では並みいる世界の絶景には太刀打ちできないだろうと思う。第一予選の中に残っていたという方が不思議なくらいだ。

サイマーの湖と森の織りなす景色はきれいだし私も好きだけれども,見る人をあっと言わせるような絶景というほどではなく,またサイマーに限らずフィンランド各地にある景色だ。よくフィンランドの観光パンフレットに使われるコリの方が人気があると思った。トゥルク~オーランド間の,船から眺めるバルト海の群島風景もいいと思う。ラップランド,特にキルピスヤルヴィの景色が私は好きだが,この辺になるとフィンランドというよりはノルウェーを垣間見ているようなもので,本当の(笑)ノルウェーの景色にはかなわなくなってしまう。

そういえばノルウェーの景色はひとつも,決勝どころか77候補にすら入っていない。決勝にニュージーランドのミルフォードサウンドが入っているが,ノルウェーのフィヨルドの縮小版みたいなのに,と個人的には思う。ドイツの黒い森も入っているが,これもそれほど目をひく景色というわけではないのにと思う。審査基準が違うのかもしれないが…。

参考リンク:
サイマー →WikipediaのSaimaaGoogle画像検索でSaimaa
コリ →WikipediaのKoliGoogle画像検索でKoli
バルト海の群島 →WikipediaのSaaristomeriGoogle画像検索でSaaristomeri
キルピスヤルヴィ →WikipediaのKilpisjärviGoogle画像検索でKilpisjärvi


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教育ノウハウの輸出
フィンランドはPISA(OECDの学習到達度調査)で連続して上位にランクされ,教育方法についての海外での評判が高くなっている。

この教育をビジネスにしてはという提言があったことは昨年9月28日に書いた。

その時点では教育省は興味を示していなかったようだが,今日の報道によるとHenna Virkkunen教育大臣は火曜日にビジネス化戦略に関する作業部会を立ち上げるなど本腰を入れ始めたらしい。

大臣によると,輸出先として特にアジア方面で需要を見込んでいるそうだ。具体的な国名の言及はなかったが,日本も視野に入っているのだろうか。

内容としてはコンサルテーションや実際の研修などが考えられているらしいが,まずはビジネス化における人材集めが最初の課題となるようだ。


現金のない銀行
先日,旅行代理店で現金払いができなかった話を書いたが(→6月8日),9日付のAamulehti紙によると銀行最大手のNordeaでは,タンペレ市内の2つの支店,ヘルシンキ市内でもいくつかの支店で現金を扱わなくなっているそうだ。

銀行の対顧客業務は現金を扱わないものも多く,また近年そういった方向によりシフトしているとはいえ,銀行といえばお金というイメージだっただけに驚きである。そういえば銀行によっては現金を扱うカウンターとそうでないカウンターがはっきり分かれているところも目にする。だんだんキャッシュレス社会になりつつあるのだろうか。

キャッシュレス支店でも表にATMがあるので,現金が引き出せなくて困るということはあまりないのかもしれない。フィンランドはATMがすぐ見つかり,24時間何曜日でも,どの銀行のカードでも引き出せる(と思う)ので便利である。通りに面した,雨や雪にさらされる建物の壁に直接ATMが設置されていることも多い。

記事によると,銀行支店のキャッシュレス化はNordea以外の銀行ではまだ予定されていないということだ。


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