スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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高校教科書
新学期から使う教科書を買いに,息子と近くの書店に行った。

合格通知書類に教科書のリストが入っていて,息子は入学手続きをした際,最初に買うべき教科書についても聞いてきた。

1学年は5学期で各教科の1学期分をコースといい,そのコースを次々に履修していくのだが,教科書もコース単位で別になっている。科目の選択のしかたによっても違うが,たとえば数学は計13冊の教科書を使うことになる。日本の高校では1学年で1冊の教科書と副教材というのが基本的だったと思うのだが,それに比べずいぶん多くの教科書を使うものだ。

1冊の厚さは1cm程度だが,この国は書籍が高く,1冊20~30ユーロ(2200~3300円)ほどする。最初の学期で使うもののうち在庫がなくて3冊ほど注文したが,今回買った分で100ユーロ(1万1千円)を超えた。

201006oppikirjat.jpg

高校卒業まで,この十数倍はかかるということになるのだろうか。

中学校までは,貸与とはいえ教科書代はかからなかったのでずいぶんな差である。

高校教科書はいくらか割安なネット書店やオークションで中古を買ったりする人が多いのもうなずける。


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高校合格発表
さて合格発表当日。一昨日のことであるが,その日が発表と分かっていても発表の時刻がはっきりしていない。息子には通知が届いたら連絡するよう言っておいたが昼近くになっても音沙汰がない。

志望校のホームページも見てみたが何も情報はない。他の高校はというと,合格者リストがリンクされていたり8時から正面ドアに掲示すると書いてあったりするのに。

昼過ぎになり,さすがにもう判っていいのではないかと家にいる息子に電話したが通知はまだないようだ。その後すぐ息子が高校の入り口に見に行って見たら合格者リストが貼ってあり,幸い息子の名前もあった。前後して郵便も来た。

郵便に入っていたのはまず合格通知。A4の印刷で,校長先生のサインはあるが通知自体がコピーのようで合格者の名は書かれていない。他に提出書類の用紙が数枚,そして最初の学期の時間割,使用する教科書のリスト,通学補助に関する説明書。

私も帰宅してから高校の入り口にリストを見に行ったが,近づいてよく見ないと分からないような細かい,そっけないものである。

201006lukio.jpg

後になって中学校の電子連絡帳にお知らせが来た。息子の中学では78%が第一希望の学校に合格,16%が第二希望以降に合格。残りの数パーセントの生徒は第二募集等で進学先を見つけるか,10年生という学年に入るか,あるいは9年生をやり直すなどの選択を新学期開始までにしなくてはならない。この手続きが詳しく書いてあった。

息子の親しい友人たちも幸い第一希望の学校に合格したようだ。

提出書類の期限は息子の行く高校の場合,合格発表から1週間以内である。


高校合格発表に臨んで
高校の合格発表が目前に迫る中,先日卒業した中学校の電子連絡帳に履修・進学担当の先生からメールがあった。

卒業後にこの連絡帳を使うことになるとは思わなかったので意外だったが,内容は合格発表について,次のようなことが書かれていた。

・合格の通知は郵送で届くが,共通出願なので合格レベルに達した学校のうち希望順位の最も高い1校のみからの連絡である。合格が決まってから行きたい学校を選ぶというわけではないからだ。

・通知は他に,出願時に記入したメールか携帯電話にも届く。その他ホームページに合格者リストを載せる学校もあるし,伝統的に正門ドアに合格者が張り出されることになっている。ただし出願書で合格の公表に同意している場合。

・出願したどの学校にも合格できなかった場合は教育庁から直接「残念通知」が届く。これには,点数がどのくらい不足していたかが分かる統計情報も含まれている。

・合格通知を受け取ったら,生徒はその学校に対し所定の期間に入学手続きを行わないと入学できない。その期間は3日から7日と学校によって違う。

・どこにも受からなかった場合,または合格した学校に行きたくない場合は履修・進学担当の先生に連絡を取る。新学期が始まるのは8月半ばであるが,それまでに二次募集などで進学先を見つけられる場合もあり,6月下旬から7月にかけてその手続きや説明会がある。

─ といった内容で懇切丁寧に書かれていたが,失敗した場合の手続きについての説明が詳しいので,少なからず不安になってしまう。


高校での科目選択
高校への出願の結果が分かるのはまだ先だが,希望の高校(lukio)に入れた場合の科目の選択を近々提出することになっており,これがなかなか複雑で難しい。

201003valinta.gif

高校はクラスのない単位制で,1学年が5学期に分かれ,各学期ごとに科目の単位を取得して先に進むようになっている。高校卒業に必要な単位は最低75。上限はない。

科目ごとに必須と任意の単位がある。たとえば数学はまず「長い」数学と「短い」数学のどちらかを選択し,「長い」数学の場合,10単位が必修で残り3単位が任意。「宗教」と「道徳」もどちらかを選択する。

全体で必修単位は「長い」数学を選択すると51.3である。小数なのは,教科指導が0.3のため。選択を記入するシートに,必修単位は太字で書いてある。

そのうち,最初の学年での必修単位は枠が黄色で,これを数えると23.3だった。

薄いブルーの枠は最初の学年で登録することが可能な単位。

フィンランドらしく,語学の選択の幅は広い。フィンランド語(国語),英語,スウェーデン語までは必修科目で他にドイツ語,フランス語,ロシア語,スペイン語,イタリア語がある。

選択科目の中にはプレゼンテーション技能とか演劇関係とか趣味に近いものまである。また運転免許の取得というのもあり,近くの自動車学校の教習が割引で受けられるとかで息子は楽しみにしている。自動車学校に通って高校の単位にもなるとは結構なことだ。

3年で卒業する目安として,1,2年目は30単位,最終学年で15単位と割り振るのが一般的なようだ。1学年で34以上になるとかなり大変らしい。

うまく科目を選んで提出できるといいが。ただ,今回で最終的に決まるわけではなく,入学してから変更もできるそうだ。


出願内容変更手続き
前回書いた高校への出願手続きは,息子が学校の学習指導の時間にネットで完了したのだが,印刷されたものを後で見てみると少々訂正というか情報追加したいことが出てきた。

担当の先生に電子連絡帳で事情を説明し,翌日息子が先生のところに行って変更手続きをすることになった。

その手続きは,出願と同じオンラインの https://www.haenyt.fi/ から行うのかと思っていたがそうではなかった。

学校のパソコンを使うのは同じだが,息子自身のメールアドレス(しかもフリーメール)から自由書式で専用のアドレス宛てにメールを書き,変更を依頼するということだったのだそうだ。

翌日,変更は完了したという簡潔な返信が来たのだが…。

依頼メールを出すとき,出願番号とせいぜい名前しか本人であることを示すものはない。本当に本人のメールアドレスから送信されているかどうかすら確認されるわけでもない。これではなりすましが簡単にできるのではないだろうか。

そういう事例は聞かないから実際に問題は起こっていないのかもしれないが,出願がオンライン化されている割にはちょっとセキュリティが心配な手作業の部分もあるのだなと意外に思った。


高校への出願
高校(lukio)および専門学校(ammattikoulu)への出願が始まっている。

出願は通常インターネットで行い,URLは https://www.haenyt.fi/ で,最初にフィンランド語かスウェーデン語を選ぶとまず出願方法の説明,それから出願内容記入のシートが開くようになっている。進学希望先は5校まで記入できる。

期間は3月1日から19日の16:15まで。息子の学校では学習指導の時間にパソコンを使って行い,後で親が印刷したものにサインをすることになっている。もし間違いがあったりしたら期間中は訂正ができる。

学習指導の先生から届いたメールには,ネット出願を行う授業に遅れないで出ること,自分の社会保障番号(生年月日に4桁の数字か文字が続く)を書けること,自分の住所の郵便番号が書けること,進学希望に応じた必要事項が書けること,などの注意があった。

息子には確実な記入を心がけてもらい,出願を無事すませたいものだ。

合格発表は6月半ばだ。その前に,入学できた場合の履修科目を提出するが,これは合否には影響しない。


高校見学
息子の進学第一希望の高校の見学会があったので行ってきた。

見学会は午後6:30からというので時間通りに着くと,講堂では生徒のバンドが歌を披露していた。聴衆は生徒と父母を合わせて100人を少し超える程度だったろうか。募集人数が約100人なのでもう少しいてもよさそうなものだが,生徒はすでに見学があったので来ない生徒も多いのかもしれない。

説明会が始まり,校長先生の学校説明に続き20人の先生方が紹介されたのだが,若い人が多くて驚いた。息子が現在行っている中学校の先生より平均年齢は低いようだが,たまたまなのかどうかは判らない。

他の高校と同様,決まったクラスはなく生徒がそれぞれ選択したコースを履修する単位制である。1年は5学期で,卒業に必要な単位は最低75。卒業には2年半から4年かかるということだが,2年半で修了した生徒はここ10年で1人かそこらだという。

各教科で必修のコースがあるが,選択科目の幅が非常に広い。自由度があっていいともいえるが,3年で修了し高校卒業資格試験に合格すべくカリキュラムを組み立てるのはよく戦略を研究しないといけないようだ。

外国語の授業もいろいろと用意されている。英語,スウェーデン語は必修,他にフランス語,ドイツ語,ロシア語がある。また旅行会話程度のコースとしてイタリア語とスペイン語がそれぞれ隔年であるそうだ。言語によっては,その国への研修旅行もあるらしい。また交換留学生もいるとのこと。

フィンランド語は一般的な科目としてのコースに加え,息子のような外国人向けに第2言語としてのフィンランド語も用意されているようだ。

講堂での説明を聞いた後は教室ごとに各科目に分かれて展示や使用する教科書を見たり,先生に質問ができるようになっていた。全体としていい雰囲気で息子も気に入っているようだが,首尾よく入学できるかどうか。近々中学校で,ネットでの入学出願の練習が始まる。




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フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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