スオミの森の陰から
フィンランドの湖畔に移住した(?)日本人家族の日常や現地事情を書いています。
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学歴と給与
11日付の経済紙 Taloussanomat に,卒業資格ごとの平均給与の統計が載っていて興味深かった。

フィンランドでも大学は狭き門であり,主に修士以上を目指す大学の募集人員1万7千に対し志望者は6万6千,学士程度相当するポリテクニックで集人員2万2千に対し志望者は7万1千。卒業するのも大変だが,人気の高い学科ほど給与が高いというわけではないのが判る。最も競争率の高い演劇学科は2%しか入学できない,つまり競争率50倍であるが給与はそれほど多くなく,地方公務員2794ユーロ(約31万円),国家公務員3221ユーロ(約35万円),民間3089ユーロ(約34万円)である。しかしこの分野はおそらく下積みは低賃金,成功すれば高所得と幅が広いのであろう。

全般に芸術系学科は競争率が非常に高い。募集数がそもそも少ないからだ。自然科学系では心理学,体育学,医学などの競争率が高い。

卒業資格ごとの給与の比較では最も高いのが医学博士(民間)の6799ユーロ(約75万円)などやはり医学系は高収入であるようだ。経済学,法学も博士クラスでは6000ユーロ前後。教員は3000ユーロ台,保育士が2500ユーロ前後。低い方の2000ユーロ程度には観光,農業,繊維,福祉などさまざまな分野の高卒に相当する専門学校卒業資格が挙げられている。

記事へのリンクは http://www.taloussanomat.fi/tyo-ja-koulutus/2010/06/11/katso-mita-unelmatyosta-maksetaan/20108300/139。ただし日数が経つと無効になるかもしれない。


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授業時間,増加へ?
13日付のAamulehti紙の記事によると,教育庁長官は授業時間の増加を考えているそうだ。

フィンランドの小中学校の授業時間は,OECD加盟国の中で2番目に短い(⇒08年11月5日)。これをOECDの平均程度まで引き上げることをねらっているらしい。

記事を読むと,授業時間の増加は学習時間を増やして学力を上げるためというより子供が学校にいる時間を長くしようとしているふしがある。フィンランドでは共働きが多いので,特に低学年では学校が終わった後に学童保育が必要になることが多く,社会的コストがかかっているためだ。

教職員組合も授業数の増加には前向きらしいので,案外すんなり増加されるかもしれない。

教科としては,特に体育の時間の増加が検討されているようだ。若者の健康づくりのためにも効果が期待されているらしい。

しかし,2か月以上という現在の長い夏休みを短縮するとかいった話はない。


道路の融雪剤
11日付のAamulehti紙に,道路への融雪剤の散布についての議論が載っていた。

記事によると,フィンランド全体で1年に8万4千トンの融雪剤が,道路全体の1割ほどの箇所に撒かれているそうだ。散布量は道路1メートルあたり1年に7kg。それほどの量が撒かれているとは知らなかった。

融雪剤反対の理由は,融雪剤を使わずに道路を乾いた状態にした方がスリップしにくい,融雪剤で車の部品が傷むことがある,道路の雪が解けていると泥はねがひどくなって車のガラスやヘッドライトを汚し,視界が悪くなる,そして道路際の動植物への影響が心配といったことだ。また,融雪剤を使うより雪かきと交差点付近への砂利の散布をするべきだという。

これに対し,道路管理局では統計的に融雪剤を使った方が事故が少ない,砂利ははねあげられてフロントガラスを傷つけることがある,などと反論している。

以前は冬になると道路の上を風ですーっと流れていく雪を見ることが多かったのだが,近年はマイナスの気温でも道路が濡れている感じがして,融雪剤のせいかとは思っていた。

融雪剤のない状態ではちょうど0℃くらいのときが最もスリップしやすいが,ある程度冷えると融雪剤を含んだ雪がまた凍りかけてしまうので,融雪剤の有無によって滑りやすい温度が変わってしまうというのは不安だ。またあまりに多量の散布はやはり環境への影響が心配だと思う。


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展望塔
天気がよいので,妻子と日本から来ている母の4人でカンガスアラの町にある,Haralanharju展望塔に行くことにした。この塔は放火で倒壊した後,しばらく前に再建されたので行ってみたいと思っていたのだ。

カンガスアラには他にも展望塔があるのだが,この展望塔は2007年9月10日に書いた『カンガスアラの夏の日』という歌の発祥の地として有名な所だ。

200906torni1.jpg

塔は素朴な木造で,内部の階段を登っていくと新しいため木の香りが強い。てっぺんに出るといかにもフィンランドらしい,森と湖の眺めである。今日はちょっと霞みがかかっていた。

200906torni2.jpg

入場料1ユーロを入れる箱があったので人数分4ユーロを入れた。カフェもあるが月曜日は定休日らしい。

回りの森ではもうブルーベリーが実をつけ,まだ早くてすっぱいがおいしい。菜の花も咲き始めていた。

というようにいいところなのではあるが…

あらかじめインターネットで行きかたを調べようとしたら,場所がなかなか見つからないのだ。

この展望塔に関してはカンガスアラの町の観光案内があり,さらにそこから詳細情報へのリンクもあるのに,そのどこにもSuinulaとかHaralanharju程度にしか場所が書いてない。行き方も,地図もない。Wikipediaに記述もあるが正確な場所の情報はない。

観光案内なのに場所を知らない人をそこへ案内しようという姿勢が全く見られないといった,事情を知らない人に対する情報提供の作法がなってないことは以前にも書いたが(たとえば2007年2月27日),「この種の怒り」再び,である。

それでもカンガスアラのSuinula地区に行ったら,道路の表示で観光名所のマークがあったが,それにも展望塔とは書いてないという念の入れようだ(笑)。

興味のある方のために書いておくが,その場所とはタンペレから9号線をユヴァスキュラ方面へ12号線との立体交差から12kmほど進み,右折して3403号道路に入ってから標識に従い3kmほどの,Haralanharjuntieの突き当たりである。


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しばらく不在です
20日から1週間ほど旅行でブログにアクセスできないので,コメント,トラックバックを不可にしてあります。どうぞご了承ください。


3時間待ちで受診
ずいぶん間が空いてしまったが,それというのもめったに病気をしない私には珍しく,先週半ばから週末いっぱいまで寝込んでいたのである。胃腸が収縮するような腹痛と強烈な吐き気が続き,寝ていても本を読むことすらできなかった。

先週水曜日の早朝から症状が出始め,その日は仕事を休んで翌日会社嘱託の診療所(työterveysasema)に行ったところ,どうやら今流行りの胃腸に来る風邪みたいなものではないかということで,特に効く薬はなく,水分をたくさん摂ってやわらかめのものを食べて休養するしかないと言われた。

土曜日,そろそろ回復してもいいのではないかと思ったが午後になってさらに状態は悪くなり,午後4時ごろ町の病院の時間外診療(lääkäripäivystys)の受付に電話をかけた。取れた時間は19:15で,3時間待つのはつらかったが診てもらえれば楽になるだろうとその時間に病院に行った。

待合室にいたのは10人ほどだったが,あちこちからゴホゴホと咳の音が聞こえ,これはかえって病気を拾ってしまうかもと不安になった。

それにしてもなかなか順番が来ないのだ。急患が運び込まれるとそちらが優先になってしまうのかもしれない。

そして午後9時,呼ばれたと思ったら血液採取と検温等だった。やっと10時になって医者に会え,結局全面的解決にはならなかったが,検査結果の数値からはそれほど大事ではないということだった。胃壁を保護する薬といってもらったH2ブロッカーらしき薬を飲んだら翌朝には苦しさがだいぶ和らいでいた。

病院で待たされる話はよく聞くが,飛込みならまだしも予約時間に行ったのに3時間待たされるのだから,この国の病院は恐い。なるべく健康をこころがけてお世話にならないでいたい。

この病院に行ったのは初めてなのだが公共なので基本的に費用はかからず,ただし時間外診療費として一律の10ユーロ(約1250円)の支払い用紙をもらった。


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児童手当,変動へ
10日付のAamulehti紙によると,内閣は2011年から児童手当を物価指数に合わせて変動させることを決定したそうだ。

現在の児童手当は最初の子供に月あたり100ユーロ(約1万2千円),2番目の子供に110.50ユーロ(約1万3千円),以下141ユーロ,161.50ユーロ,182ユーロ,そして一人親の場合46.60ユーロが加算される。また,3才以下の子供を家庭で見る場合は314,28ユーロ(約3万8千円)が支給される。

うちも100ユーロの支給を受けているが,マルカがユーロに変わったころから金額は同じだ。特に昨年頃からの物価上昇のため,90年代半ばと比べると購買力として4分の3程度になってしまっており,特に子供の多い家庭からは見直しを求める声が強かったという。

是正されるのはありがたいなと思ったが,よく考えると2011年には息子は18才になり,もう児童手当はもらえないのだった…。

なお,所得税の扶養控除は1994年,前回の不況の時に廃止されたままになっており,こちらは変わりそうもない。


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模様替え
あけましておめでとうございます。

新年ということで、少々模様替えしてみました。湖畔というイメージで。

今年もよろしくお願いします。


ブログ休止します
前回書いたように現在日本に出張中で、フィンランドにいる息子の学校生活についても書けないので、帰宅する5月末ごろまでブログを休止します。

ではまた。




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Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、高校生の息子、そして大型犬。

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フィンランド三大誤解
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