スオミの森の陰から
フィンランドの田舎に住む日本人家族の日常や現地事情を書いています。
地方選挙
もうじき全国一斉に自治体の議会選挙があり、街にはポスターも掲示された。選挙カーで名前を連呼したりはしないので、騒音はない。

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先日その投票権の通知が送られてきた。うちはみな日本国籍だが、フィンランドでは永住でなくても何年か住むと外国人でも地方選挙の選挙権がもらえる。

フィンランドは18才で成人で、この選挙の選挙権・被選挙権も18才で得られる。候補者には1990年生まれ、つまり18才の高校生や1989年生まれの「店員」さんもいるので驚いた。

候補者の政見は町のホームページからたどっていけば見られるが、数が多いので読むのは面倒だ。所属政党がキーポイントだとは思うが、候補者ごとの違いはよく分からない。この町ではいま人口増加がかなり急で学校の増設や移転などが論じられているので、その辺もチェックしなくては。

投票日は今月26日だが、事前投票の場合は15〜21日、外国にいても(方法は知らないが)投票できるようだ。


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歴史のレポート
9月5日に書いた、歴史の成績を上げるためのレポートを息子が書き上げた。

タイトルは「第二次世界大戦中の日本」で、戦争への経緯、戦争中の日本の状況、祖母(私の母)と祖父(私の妻の父)への電話インタビューで聞いた話のまとめ、そして戦争の結果という章立てで、A4用紙4枚の予定だったが5枚と少しの量になった。

4回の週末でそれぞれの章で書く内容を調査して下書きし、今週末で清書した。中間段階でも歴史の先生に助言してもらった。実際のところかなりの時間を費やしたと思う。本人の力で書き上げるのが条件なので私はほとんど口出ししなかったが、まあよくやったと思う。長い文章を書く練習にもなったし、インタビューの内容や日本語で調べたことをフィンランド語で表現するのに苦心もしただろう。

このレポートの評価がよければテストの結果から1段階成績が上がるということで、そうなればいいのだけれど、成績を別としても本人が得たものは大きいと思う。


海外からの受験
Yle放送のラジオニュースによると、フィンランドの専門学校(ammattikorkeakoulu)への海外からの出願が急増し、今年の春は昨年から倍増して2万件にのぼったという。

出願がネットでどこからでもできるようになったのが原因らしいが、海外からの出願の半分は西アフリカのガーナやナイジェリアからのもので、だめもとで出願しているらしく受験許可が出るのは数千人、合格するのは400人ということだ。

大部分は本当に学びたいわけではなく学生ビザが目的らしい。フィンランドはシェンゲン協定国であり、フィンランドのビザがあればヨーロッパ24か国に自由に行き来できる。実際、フィンランドで就学しても姿を消す学生が多いようだ。

学校は事務手続き等の無駄な増加に困っており、何らかの対応策が求められている。フィンランドでは大学まで教育は無料なのだが、デンマークでは外国人に対し学費を有料にした結果こういった応募が減ったそうだ。フィンランドでも外国人への学費有料化が以前から取りざたされているが、そうすると息子も学費を払わなくてはならないことになり、うちとしては困るのだ。


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今日の湖

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雨がちの天気が続いているが、湖の対岸にスポットライトのように日の光が当たってきれいだったので1枚。

うーん、でも写真にすると浮かび上がるような色だった美しさが再現できなくて残念。


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学校への脅迫
金曜日は電子連絡帳に、教頭先生と校長先生から計3通もの通知があった。

息子の通う中学校でちょっとした事件が起こっているのだ。

発端は木曜日に男子用トイレの壁に、学校と特定の教員を脅迫すると受け取れる落書きが見つかったことだ。これはすぐ先生に知らされたが、生徒の間でも噂が広がり、それにつれて話が大げさになっていったらしい。先日の乱射事件が心理的に影響しているのは間違いない。

さらに、ネット上で同様の脅迫もあったらしい。私や息子はまったく知らなかったが、これも噂になったのであろう、恐がったり親に登校するなと言われたりで金曜日の授業を休んだ生徒が多く、登校した生徒も先生に言って、あるいは勝手に帰宅した生徒がいて約4分の1の生徒が不在という事態になった。

金曜午後になって全校集会が開かれ、出張中の校長先生に代わって教頭先生が状況を説明したり注意を与えたりしたそうだ。脅迫については警察が捜査をしている。

土曜日の朝刊にも小さい記事として掲載された。ところがこの学校だけでなく前後して近隣の町で似たような、特にネットを介した学校への脅迫や攻撃予告が横行しているらしいことがわかった。

息子の学校では月曜日の朝にまた全校集会を開き、事態の収拾を図るらしいが、まったく困ったことになったものだ。


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募金労働の日
昨年9月25日にも書いた「募金労働の日」、今年は今月14日の火曜日だ。

これは勉強の代わりに1日仕事をして得たお金を公的募金に寄付しましょうという主旨で、今年もまた息子は仕事を探している。去年はたまたま書類をスキャナにかける仕事が見つかりパソコンの前で労働にいそしんだのであったが、今回はそういうものもなさそうだ。

寄付金額の目安は10ユーロ(約1500円)なのだが、うちでそれほど頼みたい家事もないし、ベリーの季節なら森に行って摘ませることもできたかもしれないが、もう時期としては遅い。マツタケは今年不作だそうだし他のキノコも望み薄。

いっそ前回書いたフィンランドの「教育の輸出品化」にならい、日本向けに「現地で教育を受けている日本人中学生が学校のことについて何でも答えます」という「インタビュー権」をYahooオークションに出したら興味のある人が入札してくれるかも、などと思うがまだ実行には至っていない。

息子になにか仕事のあてがありそうな方はどうぞご連絡を〜。


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PISA結果の活用
28日付のAamulehti紙の記事より。

フィンランドは2000年、03年、06年のPISA(OECDの学習到達度調査)で連続して好成績を収めた(→2007年12月5日)。このため近年、外国からの視察や学校の見学が多くなっている。とりわけ日本からの視察団が多いそうだ。こんな田舎にある息子の学校でも、日本ではないが外国からの視察団が来たらしい。

フィンランドの学校は元々訪問者に寛容だったのだが、今では見学者の制限も行われるようになってきている。教職員が対応に時間を取られてしまうし、コスト負担がはっきりしていないという問題もあるからだ。

一方、フィンランドはこの好機を充分に活用していないという声もあり、活用計画の提言が行われている。つまり「教育」をフィンランドのいわば輸出品化するという考えである。

具体的には教育計画、教材、学級運営、学校設計、補助人員、達成度評価法などを「輸出品」とする、海外の都市に窓口を設ける、視察の受け入れ態勢を拡充するなど。

しかし教育省はまだこういった案に対し及び腰で、教育相によれば現在予算を付ける計画はないということだ。

次回のPISAは来年だそうで、その結果「商品価値」が下がっていたなんてことにならなければいいのだが(笑)。


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紅葉

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そろそろ秋の長雨の季節のはずだが、このところ意外と雨が降らない。そのためか紅葉が鮮やかだ。

白樺はまだ黄色と緑の葉がまだらになっている。


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また乱射事件
フィンランド西部のカウハヨキという町の専門学校で、22才の男子生徒が銃を乱射し犯人を含む11名が死亡、というニュースを聞いた。

まだ詳しいことはよく判らないが、去年も南部の高校で似たような乱射事件があったばかりである(→昨年11月9日)。事前に犯行を匂わせる動画をYouTubeに投稿していた点もそっくりだ。警察は投稿者から事情聴取するなどしていたにもかかわらず、誰かを脅しているわけではないとして銃を持たせたままにしてしまった。あと少しで事件を未然に防げたところだったのに残念としかいいようがない。


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今日の湖

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だいぶ秋色になった今日の湖。

おっと…

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小学校での朝食提供
13日付のAamulehti紙によると、タンペレ市の6つの小学校で朝食提供の試みが始まったそうだ。

朝食の提供のしかたは各学校に任せられていて、対象としては5年生と6年生のみの学校が多いが、全児童対象の学校もある。5年生と6年生なのは、低学年は一般に昼食の時間が早めなのと、授業の始まりが高学年では早いことが多く、バスを乗り継ぐ場合など児童によっては7時ごろ家を出なくてはならない場合があるからだ。

3日か4日に1度提供する学校もあれば毎日という学校もある。朝食の時間も、8時からの授業の前という学校が多いが9時ごろにもう1回設けている学校もある。

提供される朝食の内容はオートミールかヨーグルト、パンとパンにのせる薄切りのチーズ、ソーセージ、にんじん、きゅうり、りんご、飲み物としては牛乳やジュースといったフィンランドらしいものだ。

ある学校では9割の児童が朝食を申し込んだそうだ。児童の評判は上々で、施行期間が終わった後も有料で食べたいという子供が多い。

コストは1食あたり1ユーロ程度。このための予算は2万ユーロで、この予算が尽きると終了となる。

朝食抜きで登校する児童が多いことが問題になっていて、学校での朝食提供はひとつの解決策ともいえるが朝食は家庭の責任範囲ではないかという声も依然としてある。



マツタケは不作
この秋はずっと雨が多いためか、普段きのこなど生えそうもない地面にまできのこが生えてきている。

この週末にタンペレ市内で野生のきのこの展示会があったのでちょっと覗いてみた。フィンランドでは森でのきのこ狩りが盛んだが、この展示会もなかなか盛況で、きのこの置いてある台までなかなか行き着けないほどだった。

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台の向こうにはきのこの専門家がいて解説してくれたり質問に答えたりしてくれる。

その一人に「日本人?」と聞かれ、そうだと答えると日本からマツタケを調査しにきたグループがいたとか、いろんな事を話してくれた。昨年10月25日に書いた、フィンランドにマツタケを採りにきた番組の取材のことも知っていたので、そのとき協力した一人かもしれない。

私もあれ以来マツタケが近くで採れるのか気になるので聞いてみたところ、わが家からでは数十kmも離れたところでないとマツタケの生えそうな場所はないようだった。残念。

さらに今年はマツタケが全く不作なのだという。去年は、番組のとおり豊富に採れた年だったが今年はだめらしい。ちょっと残念だが無駄足が省けた。


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授業妨害?
電子連絡帳で副校長先生からメッセージがあり、何かと思って読んでみると、息子のクラスでしばしば授業妨害が起こっているという話だった。

今後2週間、各教科の先生が観察した結果を元に10月1日に委員会の会議で話し合い、その後の対応を決めるという。

クラスがそんな状況になっていたのかと驚いて息子に聞いてみると、いつもクラスの4〜5人の生徒が中心となって時には他の生徒も加わり、授業中にしゃべったり騒いだりということが起こっているそうだ。教科によっても違い、特にうるさいのは宗教と数学の時間、比較的静かなのは歴史の時間だが、これは歴史の先生の話がうまいということもあるらしい。

息子も騒ぎに加担しているのではないかと不安になったが、話を聞く限りではそういうことはないようではある。先生方も注意はするようだが、8年生ともなって授業妨害をするような生徒は一筋縄でいくはずもない。

この通知は授業妨害をする生徒に対し親から注意させるという意味合いのものではないかと思った。しかし息子によると電子連絡帳を読んでいる親はそう多くないらしく、問題のある生徒の親が読む確率はさらに低いだろうからこれで生徒に伝わって状況が改善されるとは考えにくいようだった。

ともかく、早く正常な授業に戻ってもらいたいものだ。


ユーロ急落
ユーロが急落している。

8月に170円弱だったレートが今は148円台にまで値下がりした。→チャート

米ドルに対しても同程度下がっている。どういう要因なのか知らないが、1か月で12%とはずいぶんな下がり方だ。

まあ、ここしばらくユーロは高すぎたのも確かだと思う。日本での買い物をユーロに換算するとずいぶん安くも感じた。何年か前は1ユーロ130円台の時期が割と長く、物価からいうとこのくらいが妥当かなと思っていた。それからすると今でもまだ高いが、150円だと計算はしやすい。


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あれはオーロラ?
昨日の夜、よく晴れて星が見えていたのでオーロラの状況をチェックすると、最近には珍しく最大のレベル10になっていた。

これならうちからも見えるかも、と思ってベランダに出て暗さに目を慣らしながら北の空を見ると、少しだけだが緑っぽい淡い光が北斗七星くらいの高度に見え、少しずつ形と位置が変わっていった。下の方にある雲とは見え方が違ったのでオーロラである可能性は高いと思うが、確信は持てない。

ここ何年かオーロラの活動が低下している。11年周期の太陽黒点の増減に影響されてオーロラの活発さも変わるらしいが、太陽黒点は現在最小で、約100年ぶりに黒点数ゼロが1か月以上続いたとかいう話も最近聞いた。

数年前はひと冬に1度か2度は鮮やかなオーロラが見え、静かなオーロラはもっと何度も見えたものだが昨シーズンは1度も見るチャンスがなかった。今年の冬はもう少し出て欲しいものだ。


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プロフィール

Sommoro

Author:Sommoro
フィンランドに通算十数年住んでいます。家族は妻、8年生(中学2年)の息子、そして大型犬。

ショートカット
フィンランド三大誤解:
東郷ビール フン族 サウナ
『欲ばり過ぎるニッポンの教育』:
同感な点 変な点 教師の比較
学力関連:
PISA 達成度調査 数学力低下
校内問題:
いじめ 暴力 護身術 警備員
外国語教育:
小学校英語 英語一辺倒 瑞語 選択肢 干渉
教科書見比べ:
理科 数学 歴史
授業時間・日数:
時間割 登校日数 1日多い
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教育費 国旗国歌 採点 人種 解答欄
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